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記録ID: 527613
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ハイキング
東北

魔女の瞳に恋してる。五色沼、一切経山。道迷いの高湯温泉から

2014年10月11日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.1km
登り
1,222m
下り
430m

コースタイム

日帰り
山行
6:40
休憩
0:40
合計
7:20
6:00
60
スタート地点
7:00
110
8:50
9:00
70
慶応山荘
10:10
10:20
40
五色沼分岐
11:00
11:20
40
12:00
70
13:10
10
13:20
0
13:20
ゴール地点
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
問題なし
ユースホステル、ステラキャビンに前泊
2014年10月11日 06:05撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
10/11 6:05
ユースホステル、ステラキャビンに前泊
ここが悲劇の始まり。不動沢と不動滝を間違えた
2014年10月11日 06:21撮影 by  Canon IXY 120, Canon
10/11 6:21
ここが悲劇の始まり。不動沢と不動滝を間違えた
滝まで降りて間違いに気付く。ああ、痛恨のタイムロス
2014年10月11日 06:32撮影 by  Canon IXY 120, Canon
10/11 6:32
滝まで降りて間違いに気付く。ああ、痛恨のタイムロス
通りすがりの車に拾ってもらい、一気に不動沢の駐車場へ。東北の人の人情に感謝、感激
2014年10月11日 07:03撮影 by  Canon IXY 120, Canon
2
10/11 7:03
通りすがりの車に拾ってもらい、一気に不動沢の駐車場へ。東北の人の人情に感謝、感激
ヒッチハイクで遅れを取り戻し、予定時間に不動沢出発。しばらく急登が続く
2014年10月11日 07:33撮影 by  Canon IXY 120, Canon
10/11 7:33
ヒッチハイクで遅れを取り戻し、予定時間に不動沢出発。しばらく急登が続く
絶好の晴天の中、快適な登りが続く。途中、慶応山荘に寄り道。管理人は不在のようでした
2014年10月11日 08:46撮影 by  Canon IXY 120, Canon
10/11 8:46
絶好の晴天の中、快適な登りが続く。途中、慶応山荘に寄り道。管理人は不在のようでした
冷たいお水をいただきました
2014年10月11日 08:46撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 8:46
冷たいお水をいただきました
硯石から急登が続き、かなりバテバテ。上から来た人に「もうすぐです。素晴らしい景色ですよ」と声をかけられた。話半分に聞いていたが、本当に突然、樹木のない鞍部に出た。この突然感、素晴らしさは何とも言えない
2014年10月11日 09:57撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 9:57
硯石から急登が続き、かなりバテバテ。上から来た人に「もうすぐです。素晴らしい景色ですよ」と声をかけられた。話半分に聞いていたが、本当に突然、樹木のない鞍部に出た。この突然感、素晴らしさは何とも言えない
この高湯温泉からのルートは、五色沼を半周する。胸ドキッ連続のぜいたくコースなのだ
2014年10月11日 10:15撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 10:15
この高湯温泉からのルートは、五色沼を半周する。胸ドキッ連続のぜいたくコースなのだ
どこから見ても美しい
2014年10月11日 10:21撮影 by  Canon IXY 120, Canon
4
10/11 10:21
どこから見ても美しい
一切経山への石ころだらけの急な登りも、君の瞳を見ていれば、全く苦にならない
2014年10月11日 10:24撮影 by  Canon IXY 120, Canon
2
10/11 10:24
一切経山への石ころだらけの急な登りも、君の瞳を見ていれば、全く苦にならない
高度をぐんぐんあげると、瞳らしくなってきた
2014年10月11日 10:53撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 10:53
高度をぐんぐんあげると、瞳らしくなってきた
ついに山頂到着。浄土平から登った人が見る瞳はこの形
2014年10月11日 11:04撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 11:04
ついに山頂到着。浄土平から登った人が見る瞳はこの形
それにしても風が強い。「これじゃ弁当は食べるのは無理だな」と福島弁で言いあう声がする
2014年10月11日 11:09撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 11:09
それにしても風が強い。「これじゃ弁当は食べるのは無理だな」と福島弁で言いあう声がする
下山は吾妻小富士を下に見ながら。火口壁に蟻のように人々が並んでいるのが見える
2014年10月11日 11:14撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 11:14
下山は吾妻小富士を下に見ながら。火口壁に蟻のように人々が並んでいるのが見える
それにしても高層湿原はすがすがしい、と思っていたが、ここは高層湿原ではないというこを後で知った
2014年10月11日 11:45撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 11:45
それにしても高層湿原はすがすがしい、と思っていたが、ここは高層湿原ではないというこを後で知った
紅葉はそろそろ終わり
2014年10月11日 11:51撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 11:51
紅葉はそろそろ終わり
鎌沼。意外と大きい
2014年10月11日 12:15撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 12:15
鎌沼。意外と大きい
吾妻小富士と満車の駐車場
2014年10月11日 12:40撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 12:40
吾妻小富士と満車の駐車場
一般と逆コースなので、降りてみて初めて知る一切経山の迫力。噴煙も上がっています
2014年10月11日 12:45撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 12:45
一般と逆コースなので、降りてみて初めて知る一切経山の迫力。噴煙も上がっています
すすきのお出迎えの中、無事、下山
2014年10月11日 13:56撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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10/11 13:56
すすきのお出迎えの中、無事、下山
吾妻小富士に登る蟻さん行列。私は登りませんでした
2014年10月11日 15:13撮影 by  Canon IXY 120, Canon
10/11 15:13
吾妻小富士に登る蟻さん行列。私は登りませんでした
撮影機器:

装備

備考 日焼け止め

感想



 悪天候続きの2014年夏。
 お気楽登山を旨とする私としては、今年の夏山はもう、あきらめようと誓っていました。
 ところが、降ってわいたように、福島に金曜日の日帰り出張。渡りに船、猫にかつぶし。吾妻連峰、魔女の瞳を見に行く事にしました。
 高湯温泉のユースホステル・ステラポートに前泊。源泉かけ流しの高湯温泉で英気を養います。
 朝6時にステラポートを出発。思ったより寒くない。軽やかに進みます。
 舗装された遊歩道を歩いて行くと、なぜか道が下降気味です。舗装から土の道に変わると、いよいよ道は下に下にと降りて行きます。
 いくらなんでも、この下りはおかしいんじゃない、とここで初めて地図を見ました。
 すると、なんと道を間違えていたことが分かりました。
 私が目指すべきなのは、不動沢。今、私が歩いている道は不動滝への遊歩道。
 一字違いですが、大きな違いです。
 不動滝の道標を見て、勝手に勘違いして来てしまったのです。
 すでに30分近くロスしています。
 しかも、かなり降りてきてしまいました。
 がっかりです。
 せっかくなので、滝の近くまで降りましたが、足場が悪いのと、やる気が失せたので、滝つぼまではいきませんでした。
 車道まで登り返して、再出発。約1時間のロスです。
 土曜日の朝ということで、スカイラインをとぼとぼ歩く私の脇を、車がビュンビュン追い越して行きます。
 ああ、誰か、私を乗っけてくれないかな。
 と、1台のRVがスッと止まりました。
 窓がスルスルとあいて、「よかったら乗っていきませんか」の声。
 私は耳と目を疑いました。こんなことって、現実に起こるのだろうか。
 捨てる神あれば、拾う神あり、地獄に仏とはこの事です。
 「よく、道を間違えて車道を歩いている人をみかけるんですよ」とのことでした。
 そう、まさにそれは私の事でした。
 一瞬、このまま、頂上の浄土平まで連れて行ってもらおうかと思いましたが、さすがにそれでは、何しに来たのか分からないので、予定通り、不動沢の駐車場で下してもらいました。
 道間違えの1時間のロスをきっちり取り戻し、ちゃっかり体力を温存し、さあ、改めて登山開始です。
 最初はえぐれた赤土の道を登っていきます。
 これは雨の日は決して歩いてはいけません。一度、安達太良山でひどい目に会いました。
 賽ノ河原を過ぎると、ブナの疎林帯になり、道も平坦で快適です。
 不動沢に「慶応山荘の管理人は不在です」とののぼりが立っていましたが、以前から気になっていたので、慶応山荘に立ち寄ってみました。
 登山道から山荘へ向かう道は、ちょっと湿原になっていて、景色が開けます。
 やはり、無人の山荘で、おいしい水をいただいて、一気に登ります。
 樹林帯のキツい登りを登りつめると、突然、空が広がり、目の前にブルーの水面が。
 魔女の瞳、五色沼が現れました。
 周囲に樹木はなく、展望が広がります。
 この突然感は凄いです。
 魔女の瞳というネーミングもあって、ちょっと性的興奮のようでもあります。
 思わず、アッと叫びたくなります。
 ここまで、出会った人はわずか3人。
 秘境探検の気分でもあります。
 この鞍部から五色沼を半周して、一切経山へ登っていきます。
 見る場所によって、瞳は色と姿を変えます。
 まさに魔女の妖しさです。
 足場の悪いざれた急な登りも、魔女が導いてくれるので、全く苦になりません。
 一切経山の頂上まで来ると、一転して人、人、人。
 そして、ものすごい強風が吹いています。三脚が倒れている人がいます。
 山頂でゆっくり休憩して、という場所ではありません。
 ここまで、4時間。短いわりに、かなりお得な登山です。
 あとは、混雑する登山道を、ごろごろする石ころに気をつけながら下るだけです。
 いつも、帰りのバスにギリギリで全く余裕のない時間設定をしているので、今回はゆったりと時間をとり、レストハウスでのんびり生ビールでも、と浄土平へ降りてくると、凄い混雑です。
 軽食コーナーは長い列。「レストランは混雑」の看板。
 仕方がないので売店で缶チューハイを買いました。
 時間を持て余しましたが、蟻の行列のように、人々が登っている吾妻小富士はわざわざ登る気にならないので、近くの湿原をウロウロして、桶沼へ。
 「ここは高層湿原ではありません」との説明書きが湿原にありました。
 何か、要領を得ないので、ビジターセンターで聞いてみましたが、やはり、よくわからないので、家に帰ってから図書館で調べてみました。
 高層とか低層というのは、標高が高いとか低いとかの意味ではないのだそうです。
 じゃ何かというと、水分の供給の違いなのだそうです。
 低層湿原は簡単に言うと、水たまりのようなもので、窪地に水がたまっているもの。高層湿原は雪解け水や残雪で絶えず水が供給されているもの、だそうです。
 でも、イメージ的には高層湿原の方がいいイメージですよね。
 それでも時間を持て余して、今度は缶ビールを買いました。
 抜群の好天と東北人の人情、そして魔女の魅力と2本の缶飲料。
 思いがけず、素晴らしい日帰り登山となりました。
 

 
 

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