記録ID: 5307222
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ハイキング
北陸
2023年春の能登半島『猿山』〜雪割草(ミスミソウ)の花を求めて〜
2023年03月27日(月) [日帰り]


- GPS
- 04:04
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 589m
- 下り
- 579m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:04
距離 8.5km
登り 591m
下り 595m
___【 今回のコース 】___
深見登山口(P地点)からの猿山口(A地点)までの往復登山(※)になります。南側の深見から山頂まで登り詰めた後は、猿山口と猿山岬灯台を巡る[山頂周回ルート]を一周してから、下山(復路)しています。
※:往復ないしは縦走登山では、案内図で示されているA〜P地点を辿ることになります。
(開始):P地点(深見)⇒O地点⇒L地点⇒K地点⇒J地点⇒I地点⇒H地点(猿山山頂)⇒A地点(猿山口※)⇒B地点(猿山岬灯台)⇒C地点⇒D地点+E地点⇒G地点+F地点(欣求峠)⇒I地点⇒J地点⇒K地点⇒L地点⇒M地点⇒N地点⇒O地点⇒P地点(深見):(帰投)
※:猿山口は「娑婆捨峠」に位置しています。近くに「猿山岬駐車場」が整備されていて、最短距離でお花の群生地にアクセスできます。
深見登山口(P地点)からの猿山口(A地点)までの往復登山(※)になります。南側の深見から山頂まで登り詰めた後は、猿山口と猿山岬灯台を巡る[山頂周回ルート]を一周してから、下山(復路)しています。
※:往復ないしは縦走登山では、案内図で示されているA〜P地点を辿ることになります。
(開始):P地点(深見)⇒O地点⇒L地点⇒K地点⇒J地点⇒I地点⇒H地点(猿山山頂)⇒A地点(猿山口※)⇒B地点(猿山岬灯台)⇒C地点⇒D地点+E地点⇒G地点+F地点(欣求峠)⇒I地点⇒J地点⇒K地点⇒L地点⇒M地点⇒N地点⇒O地点⇒P地点(深見):(帰投)
※:猿山口は「娑婆捨峠」に位置しています。近くに「猿山岬駐車場」が整備されていて、最短距離でお花の群生地にアクセスできます。
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
『2023年春の能登半島『猿山』〜雪割草(ミスミソウ)の花を求めて〜 昨日一昨日のことですが、2023年3月25・26日の両日は『雪割草まつり』が三年ぶりに開催されました。当日は天候には恵まれなかったみたいですが、3年ぶりの山の賑わいとなったことでしょう。私は、近年いくつかの病気にさいなまれていましたが、今回、なんとか猿山に登ることが出来て喜んでいる次第です。 ↓猿山の散策路の詳細は、私の過去レコである以下のリンク↓ を参照して下さい。 ● 2022年春の能登半島『猿山』〜雪割草の花真っ盛り〜 (2022年4月3日) https://yamare.co/4131531 ● 2022年春の能登半島『猿山』〜「のと猿山雪割草のみち」を散策〜 (2022年3月7日) https://yamare.co/4084651 |
コース状況/ 危険箇所等 |
___【 コースの状況等 】___ ● 低山ですが、比較的に急登が多い登山ルートです。階段が長く続く坂道があり、辟易するかもしれません。 ● 地面が濡れていると滑りやし箇所が所々にあります。 |
写真
< 地図上のルート >
これは以前、私が地理院地図にルートを描き加えた物です。散策路の一部が崩落(特に歩道橋の損壊)が始まっていたため、2018年頃より新道(赤いラインの部分)が拓かれていました。ようやく昨年(2022年)春になり、新ルートとして開放さています。
これは以前、私が地理院地図にルートを描き加えた物です。散策路の一部が崩落(特に歩道橋の損壊)が始まっていたため、2018年頃より新道(赤いラインの部分)が拓かれていました。ようやく昨年(2022年)春になり、新ルートとして開放さています。
< 深見登山口 >
案内図上でのP地点になります。漁港のある深見集落です。例年だと、深見川のこのあたりまで河口から逆流してきた海洋ゴミが散乱しているのですが、「雪割草まつり」の開催にあわせて綺麗に掃除されていました。
案内図上でのP地点になります。漁港のある深見集落です。例年だと、深見川のこのあたりまで河口から逆流してきた海洋ゴミが散乱しているのですが、「雪割草まつり」の開催にあわせて綺麗に掃除されていました。
< H地点(山頂) >
猿山に登頂しました。ここまでには、いくつもの雪割草(ミスミソウ)の花に出逢っていますが、どれも十分に花が開ききっていませんでした。雪割草の花は、日が暮れると花びらを閉じ、陽が昇ると開き始めます。午後1時頃になると開ききり見頃になります(私見)。
猿山に登頂しました。ここまでには、いくつもの雪割草(ミスミソウ)の花に出逢っていますが、どれも十分に花が開ききっていませんでした。雪割草の花は、日が暮れると花びらを閉じ、陽が昇ると開き始めます。午後1時頃になると開ききり見頃になります(私見)。
< ようやくの雪割草 >
日差しが強くなり始め、お花たちが元気になってきました(開花しました)。雪割草の花の周りの葉っぱは「クサイチゴ」です。画面左上に一輪だけ「草苺」の花が咲いています。
日差しが強くなり始め、お花たちが元気になってきました(開花しました)。雪割草の花の周りの葉っぱは「クサイチゴ」です。画面左上に一輪だけ「草苺」の花が咲いています。
< ミスミソウ(三角草)の変種? >
猿山の「雪割草」は、ミスミソウ(三角草・キンポウゲ科ミスミソウ属)の変種の一つである「オオミスミソウ(大三角草)」です。高山で見られるユキワリソウ(サクラソウ科サクラソウ属)とは別物です。
※:現地の案内板では、ミスミソウの別の変種の「スハマソウ(洲浜草)」と表記されていますが、間違いだと思います。
猿山の「雪割草」は、ミスミソウ(三角草・キンポウゲ科ミスミソウ属)の変種の一つである「オオミスミソウ(大三角草)」です。高山で見られるユキワリソウ(サクラソウ科サクラソウ属)とは別物です。
※:現地の案内板では、ミスミソウの別の変種の「スハマソウ(洲浜草)」と表記されていますが、間違いだと思います。
< 葉っぱに囲まれた花たち >
シロダモ(白だも・クスノキ科シロダモ属)の広葉と、ヒメカンスゲ(姫寒菅・カヤツリグサ科スゲ属)の細長い根生葉との隙間から、雪割草の花が顔を出していました。
シロダモ(白だも・クスノキ科シロダモ属)の広葉と、ヒメカンスゲ(姫寒菅・カヤツリグサ科スゲ属)の細長い根生葉との隙間から、雪割草の花が顔を出していました。
< ラッパスイセン >
喇叭水仙(ヒガンバナ科スイセン属)です。猿山口から猿山岬灯台付近までの間には、ラッパスイセン、タイハイスイセン(大杯水仙)、ニホンスイセン(日本水仙)の計3種類の水仙が植えられています。ただし、日本水仙の花は花期が終わっていました。
喇叭水仙(ヒガンバナ科スイセン属)です。猿山口から猿山岬灯台付近までの間には、ラッパスイセン、タイハイスイセン(大杯水仙)、ニホンスイセン(日本水仙)の計3種類の水仙が植えられています。ただし、日本水仙の花は花期が終わっていました。
< B地点の猿山岬灯台 >
この灯台は、もよもと無線方位信号所も兼ねていますが、最近は海上警備の任にもあたっているようです。2021年春、灯台横に鉄塔が新設されその上には海上捜索用のレーダーが作動しています。巡視船に搭載されているのと同様の2次元Xバンドレーダーかもしれません。
この灯台は、もよもと無線方位信号所も兼ねていますが、最近は海上警備の任にもあたっているようです。2021年春、灯台横に鉄塔が新設されその上には海上捜索用のレーダーが作動しています。巡視船に搭載されているのと同様の2次元Xバンドレーダーかもしれません。
< 本当の花びら(花弁)はない! >
実は、私達が雪割草の花弁(花びら)と思い込んでいるものは[顎片]です。また、花びら(本当は萼片)の後に付いている3枚の「顎片のように見える葉」は、[茎葉]と呼ばれるものです。
実は、私達が雪割草の花弁(花びら)と思い込んでいるものは[顎片]です。また、花びら(本当は萼片)の後に付いている3枚の「顎片のように見える葉」は、[茎葉]と呼ばれるものです。
< シュンラン再び! >
本日2本目の春蘭です。これも、監視員の方に教えて頂きました。まるで周囲と同化してしまったかのように、ひっそりと咲いています。自分ではとても探し出せそうにはありません。
本日2本目の春蘭です。これも、監視員の方に教えて頂きました。まるで周囲と同化してしまったかのように、ひっそりと咲いています。自分ではとても探し出せそうにはありません。
< トキワイカリソウ(常盤碇草)>
急登の坂道で群生していました。この花は日本海側特有の種です。太平洋側で見られるイカリソウの花は赤紫色ですが、「トキワイカリソウ」の花は白色です。
急登の坂道で群生していました。この花は日本海側特有の種です。太平洋側で見られるイカリソウの花は赤紫色ですが、「トキワイカリソウ」の花は白色です。
装備
個人装備 |
小型ザック
キャップ
軍手
スマートホン
GPS機能付きウォッチ
レインウエア(上)
タオル2本
おにぎり
水0.5L
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---|
感想
___【 良かったこと 】___
● 前日は雨だったが、今回は天気に恵まれた。
● 毎春恒例のお花見ハイキングが出来た。
● 体調を崩していた自分が少し元気になった。
___【 悪かったこと 】___
● 今年の花の開花が早く花のピークが少し過ぎていた。
___【 最後に 】___
今年の雪割草の開花は早く、2023年3月27日の時点では花の最盛期が過ぎてしまっていますが、日当たりの悪い谷間の花たちはまだこれから咲き始める個体(株)もあるかも知れません。4月初旬頃まで、雪割草の花は楽しめるのではと思います(私見)。
私はここ1,2年神経痛で苦しんでいました。最近、持ち直していたのですが、新たに眼の病気が発生、あわや失明かと心配しましたが、運良く2ヶ月ほどで治癒しました。ぼちぼち、リハビリ的に山歩きを続けたいと思っています。
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