紅葉と冬の境の焼岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 878m
- 下り
- 880m
コースタイム
天候 | 小雨〜小雪 降りてきた時は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はまだ数台は停められそうでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新中の湯ルート、前半は根っ子と石の登山道です。 急登、緩登と変化があります。 中の湯ルート(ロープで閉鎖されています)と合流してから岩の登山道となり、梯子も現れます。梯子は壊れかけているものもありますが、梯子を使わなくても登れます。鎖場はありません。下山中、登ってくる人に道を穣るため山側に寄ろうとした時、斜めになった石でつるっと滑って転倒、ストックが骨折してしまいました。濡れているときは慎重に。 稜線に上ると風が強くなり、赤茶けた火山岩の道、丸印を探しながら進みます。 中尾峠からの道を合わせ、硫黄臭を気にしながら火山岩をよじ登ります。 山頂直下はザレですが問題はありません。 |
その他周辺情報 | 中の湯(700円)で汗を流しました。 |
写真
感想
前日、高山で会合があり、折角ですので翌日は山登りの計画を立てました。上高地を起点に焼岳小屋と西穂山荘の間、「焼穂尾根」を歩く事にしました。地図上では眺めの良さそうな稜線ですが、調べてみると林の中で展望は少なく、おまけにぬかるんでいるという事ですので取り止め。焼岳登山に変更しました。焼岳に登るのは3度目、1度目は中尾温泉からピストン、2度目は中の湯から登り上高地へ下りました。今回は最短の新中の湯ルートを往復します。
天気予報では、日本列島は高気圧に覆われ、全国にお日様マークがついていますが、北陸から北海道にかけては雷雲が掛かっています。北陸の空からちぎれた雲が焼岳辺りにフラフラと。高山を出た時は晴れてましたが案の定、登山口に着いた途端に雨が降り出し始めました。昨晩は懇親会、余り行いは良かったとは云えません、自業自得でしょう。
登山道は緩急、変化があり、雨に濡れた紅葉を楽しみながら良い気分で登ります。登山口から1時間程で、雨はちらちら舞う雪となり寒くなって来ます。やだな、と思いながらも登り続けると、雪もやみ、いっ時、青空が見え、頂上での展望も期待されました。秋たけなわの草紅葉の中を登ります。振り返ると、明るく陽に照らされた黄葉の森、息をのむ美しさです。突然、白い小エビの尻尾が現れます。それがどんどん増え、稜線が近くなると一面小エビの尻尾で紅から白に変わります。ガスの中、見たことのない不思議な光景が広がります。ここは冬です。
頂上直下、硫黄の臭いが鼻を突きます。火山岩の壁をよじ登ってようやく頂上に到着しましたが、その頂上、期待は見事に裏切られ、360度、只々真っ白。な〜んにも見えません。寒〜い。早々に退散です。
途中、斜めになった石に乗り、つるりと滑ってひっくり返り、ストックが真ん中からグニャっ。ストックは骨折しましたがわたしは大丈夫。以後慎重に下ります。中の湯ルートが合流する頃からは秋、秋、秋・・・。錦糸銀糸、どっぷり紅葉の中、気分良く下ることが出来ました。
焼岳、活火山のゴツゴツした赤茶けた山のイメージしかありませんでしたが、いい秋していました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する