大塚山鉄五郎新道 〜ハコネコノメとイワウチワ〜

2023年04月01日(土) [日帰り]

• GPS: 03:53
• 距離: 6.2km
• 登り: 886m
• 下り: 348m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:27
• 休憩: 0:24
• 合計: 3:51

距離 6.2km 登り 901m 下り 367m

8:04 古里駅
8:18 8:19 小丹波駐車場観光トイレ
8:27 8:28 鉄五郎新道入口
9:25 9:28 金比羅神社
10:41 10:45 広沢山
11:08 11:10 大塚山
11:35 11:48 富士峰
11:55 御岳山駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き　JR古里駅(スタート)
帰り　御岳山ケーブルカー御岳山駅(ゴール)からバスで御嶽駅へ

コース状況／危険箇所等

大塚山鉄五郎新道の金比羅神社から広沢山までの間、その西側は越沢バットレスの岩崖になっています。

写真

4/1 8:19

JR古里駅で降り、寸庭橋を渡りました。多摩川は、春の明るい光を反射させていました。

4/1 8:38

道標「大塚山・御岳山」に従って寸庭川に架かる橋を渡り、越沢右岸をたどります。ナガバノスミレサイシンが咲いています。

4/1 8:42

ひっそりと咲いているのは、ヒトリシズカ（一人静）です。

4/1 9:01

ハナネコノメが群れて咲いていました。

4/1 9:05

小さな灯火のようです。

4/1 8:59

花冠がぱっと開いています。

4/1 9:08

夢の中に浮かび上がっているかのようです。

4/1 9:08

弱々しく微笑んでいます。

4/1 8:53

まさに小さな造花です。

4/1 8:59

終わりに近くなっています。

4/1 9:24

ミツバツツジの紫色が、目にしみるほど鮮やかです。

4/1 9:25

広沢を丸木橋で渡って鳥居をくぐると、越沢バットレスの上部に出ます。不動明王が祭られています。

4/1 9:26

高台に金比羅神社が鎮座まします。

4/1 9:26

岩頭には、石祠が祭られています。

4/1 9:27

ここでもミツバツツジを見ますが、かつてはたくさん咲いていたヒカゲツツジは咲いていなかったです。

4/1 9:36

最初のイワウチワの花を見つけました。

4/1 9:36

イワウチワが花を咲かせますと、大地が春の装いを凝らし始めたように感じます。

4/1 9:38

時がめぐって春になった実感を覚えます。

4/1 9:39

春を彩り、春を演出しています。

4/1 9:40

柔らかい春の光に撫でられています。

4/1 9:41

「岩団扇保護区」の看板を見ます。花を踏まないように静かに鑑賞しましょう。

4/1 9:44

日影の中に後ろ姿を浮かべています。

4/1 9:49

一枚岩を巻きました。

4/1 10:06

ぞっくり揃って咲いています。

4/1 10:07

春めき立っています。

4/1 10:08

清々しい薄紅色です。

4/1 10:09

ほんのりとした柔らかない色調が素敵です。

4/1 10:09

晴れやかな表情を見せています。

4/1 10:10

一方、ミツバツツジは鮮やかに発色しています。

4/1 10:10

御前山方面が眺望できます。

4/1 10:15

細尾根には、イワウチワが点々と続きます。

4/1 10:17

光に中で優しく戯れているようです。

4/1 10:17

溢れるばかりの光を浴びています。

4/1 10:22

得も言えぬ艶があります。

4/1 10:41

急登を終え、広沢山(848m点)に導かれました。

4/1 11:08

緩やかな尾根道になって、大塚山に至りました。

4/1 11:12

芽吹きがどんどん進んでいます。

4/1 11:13

梢上の尖峰は御岳山奥の院のようです。

4/1 11:17

キブシが、花穂をスラッと垂れています。

4/1 11:19

富士峰園地の高台から西斜面には、カタクリがそこら一面に咲き乱れていました。

4/1 11:21

何の奇もなく咲いています。

4/1 11:24

花弁に勢いがあります。

4/1 11:26

葉が鹿の子模様であることから、「片葉鹿の子(かたはかのご)」が「カタカゴ」になり、転化して「カタクリ」になったとも言われるようです。

4/1 11:27

淡い影を落としています。

4/1 11:30

孤高の美しさです。

4/1 11:33

ほのかな哀感が漂っています。

4/1 11:35

横顔は引き締まっています。

4/1 11:33

撮影機器：

SO-01L Sony

RICOH WG-7 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

OLTA

松浦本によると、大塚山鉄五郎新道は、古里の西村鐵五郎氏が信仰上の発心で、御岳山への登路として開発した道だそうです。往時には、金毘羅の沢には山葵が植えられ、休屋が2、3あり、珍しい光藻もあり、広沢の滝は修験者修業の場となっていて、金比羅神社に参詣する人も多かったので、茶屋も建っていたようです。
今はその面影はなくなりましたが、この時期が到来すると、イワウチワに無性に会いたいというハイカーが訪れます。越沢の右岸道では、ハナネコノメとの思いがけない邂逅もありました。私は全身に燦燦たる春光を浴び、花や小鳥は春の日差しに酔いしれているようでした。