十二ヶ岳・鬼ヶ岳


- GPS
- 07:33
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:32
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
登山好き同僚達と雪山の次は岩場を経験したいということで、ヘルメット着用が推奨されている十二ヶ岳へ。
最寄り駅は河口湖駅。そこから西湖周遊バスで毛無山登山口まで行くのだが、9:10という始発にしてはゆっくりめの時間のバスにも関わらず、その時間に着くのはなかなか大変。
早い時間は特急が走ってないし、バスで河口湖駅まで行く高速バスもいろいろなところから走ってるけど、前日に取ろうと思ってもほぼ満席。取れたとしても到着時刻にそれほど余裕がないので中央道で渋滞していたら西湖周遊バスに間に合わない可能性もある。悩んだ末、バスではなく、電車で。バスで行くより40分以上早めの時間に家を出て、料金もちょっと高いけど、仕方なし。東京の千葉よりの同僚も5:00過ぎの電車で。
それでも結局人身事故があり、電車が遅れて9:10の西湖周遊バスには間に合わなかったので、タクシーで毛無山登山口へ。2,800円。でも3人で割るならしれてるし、タクシー使うでも全然良かった。そうなると河口湖まで高速バスで来るのが良かったのかも。
毛無山登山口の降り口から登山道がわかりにくい。バス停の近くに登山口っぽい案内板があるものの、歩道からは垂れ下がったワイヤーが貼られていたり、道っぽいところも倒木で塞がれているので、使われていないのかと思い、タクシーの方もトンネル過ぎたところに道があると言ってたので、トンネル超えてみるものの次のバス停があり、やっぱりさっきのところだったんだと引き返す。倒木をくぐった後は登山道っぽくなり、やっぱりここだったんだと安堵する。
毛無山頂上まではなかなかの急登続き。ただ振り返れば右に西湖、左に河口湖、真ん中に富士山という最高のビュー。木々も雑木林でいろいろな木があり楽しい。
毛無山から十二ヶ岳の道も5ヶ岳くらいからはちょっとした岩登りっぽい箇所も出てきたので、6ヶ岳からヘルメットをつける。
11ヶ岳からは本当に急で長い岩下りが始まる。
かなりの長さだけど、ちょっとした大きさの石もゴロゴロしているので、1人ずつ慎重に下る。
有名な1人ずつ渡る橋も見た目は頑丈そうなので、そこまで怖くないなと思って足をかけた瞬間、たわんで橋の板の薄さを感じて、おーとビビり出す。
橋を渡るとすぐにそそり立つ壁。
三点支持で登る必要がある。足はつま先だけでかかっていたり、手も体を持ち上げるには不安なかかり具合のところがあり、結構ドキドキする。体が硬いと選択肢が少なくて辛いなーと感じる。
私は高所が苦手だけど、今までは岩場自体は楽しんでいた。ただ今回のは楽しいというより怖い気持ちが強くなるレベルだった。
岩場以外の細い道を歩いていても、それまで怖いと思っていたせいか、ちょっと足がぶるぶるしてる感があり、細い道を歩くのさえちょっと怖いくらい。怖いと思う方が逆に危ないので、慣れたい。同僚2人はスタスタ登っていて頼もしい。
十二ヶ岳頂上には祠があり、河口湖、西湖の間にドーンと富士山が見え、山登りの醍醐味を網羅した素晴らしい山と感激する。
十二ヶ岳に着いた時点で13:00を過ぎて予定より1時間近く遅れていた。
あらかじめ十二ヶ岳で下山するコースと、鬼ケ岳を経由して下山するコースと二つ用意していて、十二ヶ岳到着が13:00過ぎたらショートコースにしようとしていたけど、休憩時間を短くして、節刀ヶ岳への往復を諦めることで予定より40分を短縮すればギリギリ帰りのバスに間に合いそうということで、そこからロングコースの金山に向かう。
金山までの道もその日1番の岩下りがあり、ヘルメットをしていたままでよかった。
岩下りのポイントは振り返って背中越しにみるとそこまでの高さを感じないが、足元を探すためにお腹越しに真下を見ると、足の下の岩の出っ張りより下が見えなく、視野が制限されるので、一気に高度感を感じて、足がすくむ。
登山入門によくロープに頼ってはいけないと書かれているので、なるべく使わないようにしていたが、この場所では使わないと降りれそうにないので使う。ただロープが岩に擦れ続けているせいでその部分がかなり毛羽立っていて、怖すぎた。
また、トレッキングポールをリュックの外につけているけど、それがロープだったり、張り出した小枝に引っかかって何度も怖い思いをした。
リュックにしまえるよう折りたたみのポールを買うことに決めた。
金山以降はヘルメットを外す。
鬼ケ岳へ向かう途中、カモシカに遭遇。
このルートのレポによくカモシカの写真が出てたので、ひょっとして会えるかなと期待していたので嬉しい。互いにしばらくの間見つめ合う。下山時刻も迫っているので、こちらから動き出したところ、鈍いジャンプで頂の向こうのほうに消えていった。
鬼ケ岳の見晴らしもいい。十二ヶ岳よりも標高が高い。
途中見晴らしのいい場所で他の登山グループと会話が弾んでつい時間を使い過ぎてしまう。
いよいよそのままのペースで終バスに間に合わない時間になってしまい、半分走りつつ下山するも同僚の膝が痛くなってしまう。
それでも後少しというところまで急いでいたが、いよいよヤマレコの下山予定がバスより10分以上遅い時間を示したので、これは難しそうと諦めて、近場の温泉に入ってタクシーで河口湖駅まで戻るプランを提案。温泉をネットで調べながら歩いていたら、少し向こうのほうでバスが通り過ぎる。時間的にいっても乗ろうとしていたバスだ。
あれ、バス停他にもあったっけと思ってしばらくするとゴールのバス停だった。最後まで急いでいたら間に合った可能性があった。地図で見ると距離が結構あったように見えたけど、平地だから長さで言えば下りよりも早くつけるのを気づいてなかった。諦めたら試合終了と言いながら急いで来たのに。
最後近くまでみんなをせかしていたのに申し訳ない気持ち。
いずみの湯という温泉が西湖の真ん中ら辺にあり、そこまで小一時間でいけるので、そこで温泉に浸かってからタクシーを呼ぶことにする。
まあ節刀ヶ岳をパスしたので、その分歩くと思えば。
温泉は19:00までで私たちが着いた時はいっぱいだった。
お風呂に入る前に温泉の主人にタクシーの連絡先を聞いて連絡するものの、うちは時間指定はできませんとのことで、ちょっと早めにお風呂を出てタクシーを呼ぶことにする。
温泉は露天風呂もあり、気持ちいい。
上がってタクシーを呼ぼうとするも全部出払っているのでということで断られる。仕方ないので手分けして他のタクシー会社も電話するものの、どこも出払っている。5件目でようやくつかまるもなかなかきてくれなくて焦ったが、これを逃すとご飯抜きで帰らないといけないという列車に間に合う時間に来てくれ、本当に助かった。いづみの湯から河口湖までは徒歩だと2時間コースなので流石に厳しい。
タクシー代は4050円。
帰りの電車を考え、先に大月まで出て、大月の居酒屋いけがわさんで揚げもちとほうとうを食べる。
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