【三浦半島】三浦・岩礁のみち


- GPS
- 03:25
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 222m
- 下り
- 190m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
満潮時には歩けないところが出てくるので以下のサイトで潮位を確認して行きましょう。 潮位表 油壺(ABURATSUBO)https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php?stn=Z1 表示期間のはじめと終わりを訪れたい日に合わせて、毎時潮位(グラフ)にチェックを入れると満潮と干潮の時刻が確認できます。 |
その他周辺情報 | 宮川港にある まるよし食堂さんで まぐろ漬け丼(1400円)をいただいていきました |
写真
感想
新年度を迎えましたが、18きっぷのシーズンは続きます。群馬、福島、宮城と雪山登山が続いたので、ガラッと趣向を変えて神奈川でシーサイドハイキングとしゃれこみました。歩いたのは三浦半島にある関東ふれあいの道のひとつ「三浦・岩礁のみち」です。生憎のくもり空でしたが、そのおかげかあまり花粉も飛ばす快適なハイキングができました。
【岩浦バス停〜間口漁港】
宇都宮から始発で乗り込んだJR線から久里浜駅で京急に乗り継ぎ、三浦海岸駅で下車。そこからバスでハイキングコースに向かいます。最寄りのバス停は松輪ですが、ふたつ前の岩浦(いわぶ)バス停で下車。目当てはバス停近くにある三浦義村の墓。昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で山本耕史氏が演じた鎌倉幕府の有力御家人その人の墓です。バス停から少し戻ったところにある階段を登っていくと、後年に作られたらしい立派な供養塔と、対称的に素朴(?)な旧来の墓石があります。三浦一族の頭首を務めた義村の墓が、なぜ根拠地であった衣笠城から離れた場所にあるのか、山本氏の演じた義村の姿が脳裏に浮かびつつ想像が膨らむところです。墓参りの後はしばらく海岸沿いを進み、途中で高台への道に入ります。徐々に周囲の風景は耕作地に変わり一面のキャベツ畑が姿を現します。海が見える高台に広大な畑が広がるのはなんだか不思議な光景に思えます。やがて道は海に向かって下り坂となり、こぢんまりとした間口漁港を抜けるといよいよ「岩礁のみち」のはじまりです。
【剱崎〜江奈湾〜毘沙門港】
漁港を抜けた先にある岩礁地帯……というかこの一帯が「剱崎」と呼ばれる景勝地にあたるようです。どのような地質学的な成り立ちがあるのかは知りませんが、巨大な一枚岩のような地形と砂浜が交互に続いて、なんとも奇妙な光景でした。中身の入ってなさそうな小さな巻き貝やら、引き潮に取り残されて地上で乾燥した海藻やら、生まれも育ちも海無し県の自分には物珍しいものばかりでした。
岩礁地帯を抜けて、ふたたび見えてくる港が江奈漁港です。この入り江には江奈湾という名前がついていて、先程の間口漁港よりも大きな港のようです。グルッと湾を半周して、左手に干潟を眺めながら歩いていると道はトンネルと坂道のふたつに別れるので、ここは坂道の方に進みます。景色はふたたびキャベツ畑の広がる高台となり、トンネルの直上にあたる畑の真ん中で左手に伸びる小道に入っていきます。白浜毘沙門天を左手に見送り坂を下っていくと、道は海沿いに復帰します。風光明媚な道が延々と続くのですが、正直この辺までくると同じような光景に少々あきれてくるのも事実です。途中、毘沙門洞窟という名のついた洞窟があったはずですが、気がつかずに通り過ぎてしまいました。毘沙門湾を通過し、三度見えてくる港が毘沙門港です。この日訪れた四つの港の中では一番漁師さんの姿が多く活気がある港でした(平日はまた事情が違うのかもしれませんが)。この漁港を通り過ぎると、いよいよコースは最終段階に入ります。
【盗人狩〜宮川フィッシャリーナ〜宮川町バス停】
ときおり見かける巨大な洞窟の中に入ったり出たりしつつ、海岸線を進んでいくと遠くからでもすぐにソレと分かるコの字状の断崖が姿を現します。これが盗人狩です。なんでも、この断崖に追い詰められた盗賊が、眼下に拡がる波濤を目の前に恐れをなしてお縄に頂戴されたことから名付けられた地名なんだとか。この辺まで来ると釣り人の姿も多くなってきます。最後に見えてくる港が宮川フィッシャリーナという何やらハイカラな名前のついた港です。近くには駐車場もあり、釣り人の他に礒遊びをする人の姿も多く、ここは観光港という性格が強いようです。断崖の上に建てられた風力発電用の風車が目の前に迫ると、岩礁のみちはおしまいです。ちょうどお昼どきだったので、港にある食堂(まるよし食堂さん)でまぐろの漬け丼を食べていきました。まぐろの美味しさもさることながら、ちょっと濃いめのみそ汁が渇いた喉には心地よかったです。ゆっくりとランチを楽しみ、食堂の前の坂道を登っていけば、三浦海岸駅行きのバスが出ている宮川町バス停はもう目と鼻の先です。
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