シチリア島エトナ山


- GPS
- 04:25
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 509m
- 下り
- 474m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:35
リフジオサピエンツァ853-931🚠
ゴンドラ上駅946-958🥾
2,900m火口の中1235-50
2,900m火口丘1300
2,575mピーク1400-05
ゴンドラ上駅1420-27🚠
リフジオサピエンツァ1444-1515頃🚗
ウルシノ城前1630頃
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
リフジオサピエンツァまではツアー隊に有料でピックアップしてもらいました。大半の人は車で来ていましたが、私たちは車が無く路線バスでは時間が間に合わないためです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
噴火リスクのため行政は個人の登山を許していません。このためガイド付きツアー登山隊に参加。 1/3は岩の上を歩き、1/3は残雪の上を歩き 、1/3はスコリアをザクザク下りました。滑り止めは使わず。ヘルメットはガイド側が貸してくれました。 拡大地図を見られないときは、地図をopen topomapsに変えると見られます。 |
写真
感想
エトナ山に登ろうとMYKさん、KBSさんとシチリア島カターニアにやってきました。
コロナ前にイタリアアルプスを歩く計画を立てて格安航空券を購入していました。当時は下手をしたら1週間の北アルプス縦走それほど変わらない値段なので気楽にチケットを買いました。
その後にコロナで度々の延期を余儀なくされました。そして航空券の有効期限も度々先延ばしされていたものの、ついに最終期限がこの春だとの宣告が来てしまいました。
行き先を4月でも登れるエトナ山に変更しつつ、イタリア行きを決行することにしました。往復8万円で本来変更一切不可のチケットだから変更してもらえるだけでもありがたいです。
エトナ山はゴンドラで2,500mまで登るのと、傾斜が緩やかなので、ちょっと山慣れた人なら誰でも登れる山でもあります。
現時点では火山活動が不安定なので3,350mの本峰登頂はガイド同伴に限られるとのことでそのように計画しました。しかし、直前になってこの日は主峰火口への登頂は出来ないとの連絡がありました。
しかし2,900m火口には行くことができると言うのでそこまでであっても行こうとなりました。
天気良く、ビブラムで普通に歩ける岩とスコリアと雪面で楽しい山歩きになりました。
以下は私の備忘のためと、コレを読んでくれる奇特な方のために書きますので長文です。ご興味のある方のみご覧ください。
ゴンドラ下駅のあるリフジオサピエンツァ集合が朝9時なので路線バスでは間に合いません。市内ピックアップを頼みました。私たちはホテルではなく1泊1室60.00ユーロ(3人で9千円)のアパートメント(というよりも民泊)なので、「そこはどこなのだ?」とのやりとりに結構時間を費やしましたが、Google地図で場所を指定して話がまとまりました。
余談ですがBooking.com で予約したこのアパートメント、大きなベッドが3つあり、2寝室+ダイニング+キッチン+シャワー+トイレととても広く快適でした。管理人はチェックインの時にやってくるだけで常駐していません。自分で鍵をかけて外出します。管理人とのやりとりはメールやBooking.comのチャットで行いました。
最終日の早朝の空港行きタクシーも管理人に頼んだら呼んでもらえました。親切です。
話は戻り、
集合場所のリフジオサピエンツァでは、登山ガイドを紹介され、イタリア語はカタコトしか分からない私たちは15名ほどの英語隊。別にフランス語隊もありました。隊はほとんどがヨーロッパ圏の人たちで我々の他に東洋人はいませんでした。
参加者の平均年齢は40歳くらい。若者から私達まで幅広い年齢層で、素人もたくさんいます。ヤマレコで言う0.7~0.8程度のけっこうなスピードで登りますが脱落者はいません。私たち3人は圧倒的最高齢でしたが山屋なので問題なく歩きます。
緩斜面をひたすら登ります。2年前の噴火地点では少し地面を掘ると100℃を超える熱を感じます。
小さな岩尾根や雪道を2,900m噴火口まで一気に登りました。噴火口の中は風がないのでここで20分のランチタイム。その後に噴火口の東側に登ると一面の雲海でした。晴れればアドリア海まで一望の元とのことでしたが、今日は雲海で我慢?です。
そして北側には真っ白に聳える3,350mの本峰が聳え立ちます。活発な噴火活動のため登れないのが残念ですが止むを得ません。
風が強く短時間景色を楽しんだ後は、ザクザクとしたスコリアを砂走りのように下りました。登りには岩角を使って登った理由がよくわかりました。ここを登る人もいましたが散々苦労していました。
P2,572のクレーターに登り返すと本峰が見える素晴らしい展望台でした。雲海のために下界は見えませんが、雲海もまた良しです。上部の山々はばっちり見え最高でした。
ここからゴンドラ上駅は直ぐで、あっけなくエトナ山登山は終了しました。6人乗りゴンドラでリフジオサピエンツァに下り、ヘルメットを返して迎えの車に乗りました。
行政は公認ガイド付きをゴンドラ以上を歩く条件としていますが、実際はガイドなしで歩いているグループもありました。
特段の関門やチェックもなく、ゴンドラに乗って上駅に行けば、その先は自由に歩けてしまうようでした。
しかし、噴火や山体異常膨張の情報などは得られずちょっと危険かも。
今回のエトナ登山については、日本語、英語とも事前のネット情報だけではルートの詳細を把握することができませんでした。
CICERONEシリーズのWalking in Sicily英語版をAmazonUKで購入しました。
(日本のアルペンガイドのような本で、£14.95+送料でした。)
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イタリア楽しそう
ご飯も美味しそう
シチリア島?実は、よくわかっていません💦
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