【北高尾】懲りない男、足慣らし第2弾と称して陣馬山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,262m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 9:05
▼もっとも、時刻がはっきりとわかっている箇所のみの記載となっておりますので、板当山や狐塚峠などの通過時間は割愛しております。
天候 | ▼早朝4時に目覚ましが鳴り、一瞬だけ山に行きたくないなという気持ちが湧きおこったが、無事床から抜け出すことに成功した。前日に準備はほぼ終わっているので、気は楽だ。これまた前日に買っておいた朝食を雑然とした仕事机の上で食べ、2番電車に間に合うように家を出る。もう春分の日を過ぎて大分経つが、午前5時前の空は完全には明るくなっていなかったが、雲が一つもないことは十分に確認できた。同時に肌寒さを感じた。夏場以外は出掛けにいつも羽織るフリースではなく、ウインドブレーカーを着用していたことを少し後悔するほどの肌寒さだ。駅に着くまでに遭遇した、夜を徹して飲んでいたであろう酔っ払いが、店から出てきて開口一番、「寒い」と発言、酔いも少し冷めたことであろう。 ▼山行開始。兎に角快晴の一日だった。風もなく、気温は体感で15度前後くらいだろうか?体を動かすには理想的な気温だったとは思う。山行中も汗はあまり出ず、ずっと樹林帯を通過していたこともあるが、登りでソコソコ体を動かしている時ですら、少し肌寒さを感じる場面があったと記憶している。 ▼真冬のピンと張りつめた湿度の低い空気には敵わないとは思うが、この時期としては低気温であったことも大きな要因だと思っている、午後になっても富士山は隠れたり、霞むことなくその山容を確認できた一日だった。 ▼陣馬山頂で少し長めの休憩を取る。シートを敷いてごろ寝を決め込んだ。寝ころびながら撮影した空には、雲は映り込まなかった。午前中の樹林帯の中の山道とは違い、日の当たりの良い陣馬山山頂は、じっとしても太陽光がジリジリと照りつけ、今年一番の暑さを体験することになった。 ▼帰宅後の天気予報で、この日の天気図を見る。西から移動してきた高気圧が、日本全国を大きく覆い尽くそうとしていた。快晴がずっと続いた理由に合点がいった。また、今朝方放射冷却が起こった様なことを言及していたと思う。特筆事項に乏しい山行ではあったが、放射冷却は冬だけに起こる気象現象ではないのだなと、一つ新しい知識を与えてくれたことには、大いに感謝したい。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・電車:最寄駅 → 高尾駅 【復路】 ・バス:陣馬高原下BS → 高尾駅北口 ・電車:高尾駅 → 最寄駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼今回の山行コースは、周知の通り危険個所や難易度の高い箇所はありません。ただ、自身への備忘録として、陣馬新道のみ以下記載する。 ・第一印象としては、あまり歩きやすい道ではなかったということに尽きる。勾配はそこそこある上に、コース全般的に路面には木の根っこが張り出しており、躓かないように気を使う必要があるため歩きにくい。更に下部では、路面に岩も露出し始める。但し、難易度が高い箇所はないと考えている。 ・先に書いた通り、傾斜はそこそこある。登りで使用する際は1時間程度の急登を覚悟する必要があり、そこそこハードなコースと思う。 ・コースは全般的に、北側の針葉樹林帯であるため雰囲気は陰鬱で明るくない。 ・途中尾根の広い部分がありふみ跡がやや不明瞭になるが、原則下っていけば良いので、道迷いするほどではない。登りで使用する分には、道迷いリスクは低いと見る。 |
写真
感想
▼鈍りきった足を少しでも早く回復させるために、2週連続で山行を実施しました。丹沢大倉尾根ほどではないとしても、小刻みなアップダウンが延々と続く北高尾山稜縦走も、それほど甘いコースではなく、楽勝といった実感は一切ありませんでしたが、山行終了後の疲労感などは、先週よりかは大分マシですかね。取り合えず写真にキャプションをつけ終わったのでアップしてしまう。後日、余力があれば加筆予定。
【備忘録】
・塩バナナ(済)
・袋麺(餅・容器・保温時間)(済)
【後日記】
■今回の山行でも鈍った足にどんな感じで張りが現れるのか?これを確認するのが一番の目的でした。結論から言うと、張りの症状は出ました。ただ、前の塔ノ岳の時よりかはかなり軽微だったと思います。張りのピークは、杉ノ丸手前の斜面を登っているときかな?張りを解すために太ももマッサージ小休止を10分程度とることになりました。その後は、太ももは絶好調ではなかったのせよ小康状態を保ち、強くこわばることもなく山行を終えることが出来た。
・原因はいくつかある。①前の週の塔ノ岳山行で、一度ぶっ壊した足の筋肉が超回復を経て強化されている ② 山行速度を意識的に抑えめにした。③ 堂所山以降陣馬山までは、比較的フラットな区間で合った。④杉ノ丸小休止中に、バナナを食べた等などである。
・今回注目したいのは、バナナ。昨年常念岳を登った時に、年配の夫婦二人が登山道脇でバナナを仲良く食べていた風景が、バナナの香りとともに記憶に焼き付いた。それ以来、出来るだけバナナを行動食として携帯している。携帯用のケースも購入した。山行当日の朝食としてバナナを食べることも定番化している。
・ご存じの通り、バナナはカリウムを豊富に含む。これまたよく知られていることだが、足が攣る原因はカリウム不足が指摘されている。今回足の張りが劇症化しなかったのは、朝と小休止中に食べたバナナの影響が大きいのかなとまずは考えた。
・只、よくよく調べてみたら登山中にバナナを食べると、より足の攣りを悪化させてしまう可能性があるとのことだった。大事なのは体内のナトリウムとカリウムのバランスであり、汗で消失しているナトリウムを補うことなくカリウムを補給すると、体内のイオンバランスが崩れ、足の痙攣リスクをむしろ増大させてしまうというロジック。なるほどと思った。
・そこで提案されているのが、バナナに塩を掛けて食べる塩バナナ。ミネラル豊富なバナナではあるが、唯一含まれていないナトリウムを、塩を振りかけて補う事でミネラルバランスは完璧になるという理屈。マラソン大会でも、塩を掛けたバナナが参加者に提供されているレースもあるみたいです。今度の山行で試してみようと思っている。
・尚、味の方はどうかと家で一回試してみた。残念なことに塩をバナナを掛けても、それぞれの味が別々に主張するだけで、スイカと塩と違って味がお互いを高めあうことはない模様。
・もっとも足の状態が比較的良かったのは、上述の②③の占めるウエートも大きいと考えるので、塩バナナさえ持っていけば、足の攣り問題は解消されると短絡的に考えるのではなく、日ごろの筋力維持、塩バナナ、芍薬甘草湯という3本柱で対応していく問題かなとも考えている。
■袋麺調理について。今回二回目の挑戦。概要は写真キャプションに既に書いた通りだが、感想欄にも総括として記載しておく。
・容器のスクリュートップキーパーは、深底の1000mlタイプではなく、浅底の750mlタイプの方が使い勝手が良い。嵩張らないのが一番の理由、保温バックにも収納しやすい。750mlは、麺+具+お湯を収めるには十分であり、一番の懸念点であった、容器を持つ手が、注いだ熱湯で熱くならないかという点ではあったが、ごはん茶碗を持つ要領(容器口の淵を親指で押さえ、底部を4本指を添える持ち方)で対応可能であった。念のため、底部には蓋をあてがったが、蓋はなくても大丈夫かもしれない。
・前回の保温時間は7分だった。少し麺が柔らかい気がしていたので、今度は6分弱としてみた。火は十分通っていた。もう少し短くしても大丈夫かもしれない。
・カロリー増量剤としてのスライス餅は、最初から麺と一緒に熱湯を注いで、5~6分漬け込んでも、原型をとどめないほどドロドロに溶けてしまうようなことはなかく、餅としての食感を十分楽しむ事が出来た。
・玉子とかも入れてみたいが、熱湯を覚ましてしまうだろうから、これはちょっと怖くて挑戦する
勇気はいまのところない。
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