五勇山 国見岳



- GPS
- 08:09
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,229m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昨年の台風の影響で五勇山までのルートが一部変わっている。ピンクリボンを見逃さずルートをGPSで確認しながら慎重に進む事。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
サーモス
|
---|
感想
5時起床。女神像公園は時々車が走る音だけで静かな場所、ぐっすり寝ることが出来た。お湯を沸かし、朝食を食べ、登山支度を済ませて国見岳の萱野登山口に向う。
6時40分に萱野登山口の駐車場に到着、出発準備をして7時に登山開始。出発時、駐車場にはもう1台、長野ナンバーのバンが駐車しているだけで静かな登山が楽しめそうだ。はじめは緩やかに沢沿いを歩く、200mほど進むと渡渉で沢を横切る場所に出る。水量はそれほどでもなく、さらにお助けロープが両岸に張ってあり心配なく渡ることが出来た。ヤマップなどの登山ログでは、この萱野登山口から五勇山経由の記録はあまり無く登山道の状態を心配していたが、登り始めは特に問題無く、標識やピンクリボンも適度に付けられている。渡渉ポイントから300mほど進むと伐採された急斜面が現れる。地図上の登山道は沢沿いに登るルートを示していたが、見つけたピンクリボンはこの急斜面を尾根に向って登るように付けられている。多分昨年の台風の影響で新たなルートに変更したのではないかと判断し、ピンクリボンを伝って登り続ける。その後旧登山ルートと思われる通行止めの表示の場所にぶつかり、GPSで位置を確認すると地図の登山ルートと合流している場所だったので一安心。標高1050mまでは尾根の急登が続き、その後広い尾根筋のトラバースを経て標高1250mを過ぎた辺りで、また地図の登山ルートとピンクリボンの付いているルートに違いが現れる。地図では一旦回り込んで登るルートになっているがピンクリボンに従ったトラックはほぼ真っ直ぐ北に向っていた。ピンクリボンを見失わないようにしながら進んでいくと標高1300m辺りから進路が東に変わり標高1400mで地図上の登山ルートと交差し、その後は地図上のルートよりも南側を進むようになる。何度もGPSで位置を確認しながらの登りで気分的に疲れる。この頃、後方に単独行の男性登山者がかなりの勢いで追いついてくるのが見えた。先行しているはずの登山者以外はいないと思っていたので、後続の登山者が追い越していくのだろうと思っていたが、近づくと付かず離れずのままが続く。標高1500mまで登り、やっと五勇山と石堂方面の分岐標識を見つける。これで間違いなく正しいルートを歩いていることが確認出来ほっとする。分岐からは五勇山の一つ前の1644mピークが樹林ごしに見え隠れする緩やかな稜線になり、登山道もそれまでよりもしっかりとしていて道迷いの可能性は低くなり、快晴の中で気分の良く歩ける。1644mピークの西側を抜け進路が北から西に変わると正面に五勇山が見え俄然元気が出る。五勇山には9時30分に到着。ここで後ろを歩いていた単独行の男性が話しかけてきて、先に登り始めた方だったことが分かる。男性は地図上のルートに沿って登り私たちよりも高いところまで沢沿いを進み、その後道に迷い、やっとのことで1400m手前で私たちを見つけ追いかけてきたとの事だった。時間を聞くと1時間も前に登り始めており、沢沿いで1時間以上苦闘していたようだった。五勇山山頂で休憩しながらこのような話をして、地図読みの重要性を痛感する。単独行の男性とはその後付かず離れずで下山まで同じ行動を取ることになった。五勇山から国見岳まではまだ長い稜線歩きが続く。次の目標は1678mのピーク、まだまだ国見岳はおろか小国見岳も視界に入ってこない。携帯の電波は標高1500mほどから上でほとんど無くなり、山の奥深さを実感するが、1678mのピーク近くでレスキューポイントの表示を発見した。携帯も繋がらないのに119番への連絡情報があるのは???でちょっと不思議だった。1678mピークを過ぎると国見岳まではバイケイソウの大群落があちこちにあり、登山道を踏み外さないよう気をつけて歩く。小国見岳山頂へは巻道の途中に分岐があり、5分ほど急斜面を登るとたどり着く。標高1708mと1700mを超え山頂からの眺めも素晴らしい。ここでやっと今日の目標の国見岳山頂が見える。本当に遠い山。小国見岳山頂から巻道に戻らず、真っ直ぐ国見岳方向に下り、鞍部を経て最後の急登を登る。山頂に近づくと枯れ木や倒木が多くなる。石楠花の間をすり抜けるように最後の登りをこなすとひょっこりと山頂が現れる。11時20分。山頂の祠は土台から落ちて崩れていて、階段が土台に残った無残な様子で、昨年の台風の被害を実感する。祠の残骸の屋根に手を合わせ登頂を感謝し、昼食休憩を取る。いつものようにカップ麺とパン+コーヒー、さらに甘い大福を食べエネルギーを補給する。歩いている間ずっと日差しを浴び、ほぼ無風だったこともありかなり水分も抜けていて、冷たい飲み物はこの時点でほぼ飲み尽くし、残りはサーモスのお湯と1リットルの水だけ。昼食後山頂からの写真を取り、12時すぎに下山開始。復路は小国見岳山頂は巻いて五勇山に向う。13時19分に五勇山山頂を通過、最後の休憩を取り稜線を後にする。下りもピンクリボンを見失わないよう、GPSで位置を確認して往路と同じルートを下り、15時12分に萱野登山口の駐車場に到着。長い日帰り山行もやっと終了。五勇山までのルートが台風や豪雨の影響で大きく変更されている為、かなり難易度の高い山という感想。さらに山頂の祠も目の当たりにし、登れて本当に良かったと感じる山行だった。さらにさらに登山口までたどり着くのも大変な山、と感じる山。これでようやく熊本県最高峰登山完了となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する