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Yamareco

記録ID: 536608
全員に公開
ハイキング
屋久島

白谷雲水峡〜楠川分岐〜荒川登山口(縄文杉なし)

2014年10月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:52
距離
11.5km
登り
793m
下り
801m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:14
休憩
1:30
合計
4:44
11:12
1
11:13
11:17
7
11:24
11:30
1
11:31
11:34
19
11:53
12:05
26
12:31
12:35
19
12:54
12:55
9
13:04
13:23
41
14:04
14:21
27
14:48
15:06
40
15:46
15:49
4
15:53
15:56
0
15:56
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
高速船にて屋久島入り。高速船は9:50宮之浦港着→そのまま10:20宮之浦発白谷雲水峡行きバスへ。白谷雲水峡から入って荒川登山口に出ます。帰りは16:00発の登山バスに乗り屋久杉自然館へ。15分待って路線バスに乗り換えて安房中心部へ。その日の高速船には間に合わないので安房で一泊。翌朝7:00発高速船で離島。
コース状況/
危険箇所等
(白谷雲水峡入口〜辻峠)
その昔,屋久杉の搬出路として使われていたこともあり,歩きやすい石畳道です
。渡渉箇所が数ヶ所ありますので雨天時の増水には注意が必要です。途中休憩ポイントは多くあります。辻峠手前の白谷小屋にはトイレと水場があります。
白谷小屋は宿泊可能ですが,小屋内にトイレがあるため臭いが気になりました。
辻峠はスペースも広く昼食場所にちょうど良いでしょうが,トイレはありません。
(辻峠〜太鼓岩往復)
辻峠から太鼓岩へは往復でルートが異なります。それぞれ一方通行。それまでの道に比べると登り下りが少し急になります。太鼓岩は露岩なので見晴らしは抜群です。柵などはありませんので転落には注意が必要です。落ちたらアウトでしょう。ちなみに太鼓岩上での昼食はご遠慮下さいとのこと。
(辻峠〜楠川分岐)
辻峠から楠川分岐方向へ少し進むと岩屋があります。白谷雲水峡からの登山者は辻峠で折り返す人が多いので,辻峠から楠川分岐までは静かな山歩きができます。この日すれ違ったのは5人くらい。特に危険箇所も感じませんでした。
(楠川分岐〜荒川登山口)
トイレは分岐から上流(縄文杉)方向に歩いて3分くらいの距離にあります。楠川分岐からはトロッコ道を下ります。小杉谷休憩所には水場あり。すぐそばの学校跡地(校庭)には携帯トイレブースがあります。小杉谷集落跡地を曲がるとすぐに大きな橋を渡ります。高さがあるのでスリル満点です。その後は欄干のない橋が3〜4カ所出てきます。今回のルートで一番気を遣ったのはこの欄干のない橋でした。強風時は落ちないように慎重に。
その他周辺情報 白谷雲水峡では入場時に協力金300円が必要。
荒川登山口では一口500円の募金活動を行っていて,協力すると屋久杉で作った箸置きを一つもらえました。
宮之浦港のバス乗り場から白谷雲水峡行きのバスに乗ります。
2014年10月25日 10:24撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:24
宮之浦港のバス乗り場から白谷雲水峡行きのバスに乗ります。
この日の乗客は10名くらい。景色を眺めるなら左側がおすすめ。
2014年10月25日 10:28撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:28
この日の乗客は10名くらい。景色を眺めるなら左側がおすすめ。
白谷雲水峡着。入り口で300円を支払います。パンフレットとポストカードをもらいました。
2014年10月25日 11:05撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:05
白谷雲水峡着。入り口で300円を支払います。パンフレットとポストカードをもらいました。
トイレは入り口を過ぎて奥の駐車場手前にあります。
2014年10月25日 11:07撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:07
トイレは入り口を過ぎて奥の駐車場手前にあります。
清流ですね。11:05発。
2014年10月25日 11:08撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:08
清流ですね。11:05発。
最初の分岐。
左はさつき吊橋。右は弥生杉。今回は左へ進みます。
2014年10月25日 11:17撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:17
最初の分岐。
左はさつき吊橋。右は弥生杉。今回は左へ進みます。
清流沿いに岩場を登ります。危険箇所ではありません。
2014年10月25日 11:19撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:19
清流沿いに岩場を登ります。危険箇所ではありません。
15分ほどでさつき吊橋へ。しっかりした吊橋。
2014年10月25日 11:27撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:27
15分ほどでさつき吊橋へ。しっかりした吊橋。
しばらく歩くと楠川歩道へ。説明版がありました。
2014年10月25日 11:33撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:33
しばらく歩くと楠川歩道へ。説明版がありました。
苔むした景色がいいですね。他の登山者と一緒にしばらく眺めていました。
2014年10月25日 11:37撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:37
苔むした景色がいいですね。他の登山者と一緒にしばらく眺めていました。
楠川歩道。石が並べられていて歩きやすいです。湿度があるので木の根は滑りやすく感じました。
2014年10月25日 11:42撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:42
楠川歩道。石が並べられていて歩きやすいです。湿度があるので木の根は滑りやすく感じました。
大きな徒渉箇所は1カ所。増水時は危険かもしれません。渡り終えると休憩できるベンチがあります。雲水峡入り口からここまで35分くらい。
2014年10月25日 11:49撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:49
大きな徒渉箇所は1カ所。増水時は危険かもしれません。渡り終えると休憩できるベンチがあります。雲水峡入り口からここまで35分くらい。
2014年10月25日 11:50撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:50
シカがそこら辺にいます。近づいてもあまり気にしないようです。
2014年10月25日 11:53撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:53
シカがそこら辺にいます。近づいてもあまり気にしないようです。
くぐり杉。くぐらなくても脇を通れます。
2014年10月25日 11:59撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:59
くぐり杉。くぐらなくても脇を通れます。
白谷小屋への分岐。右手に30秒ほど行くと白谷小屋。
2014年10月25日 12:01撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:01
白谷小屋への分岐。右手に30秒ほど行くと白谷小屋。
白谷小屋。水場あり。トイレあり。
2014年10月25日 12:03撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:03
白谷小屋。水場あり。トイレあり。
宿泊可能ですがトイレ臭が・・・。
2014年10月25日 12:04撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:04
宿泊可能ですがトイレ臭が・・・。
先に進みます。七本杉。大きな木ですね。
2014年10月25日 12:10撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:10
先に進みます。七本杉。大きな木ですね。
苔むす森です。このあたりの緑が一番濃いかも。まあ,どこも苔だらけなのですが。
2014年10月25日 12:14撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:14
苔むす森です。このあたりの緑が一番濃いかも。まあ,どこも苔だらけなのですが。
広葉樹の下は落葉がきれいでした。
2014年10月25日 12:28撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:28
広葉樹の下は落葉がきれいでした。
辻峠到着。12:30分着。
2014年10月25日 12:36撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:36
辻峠到着。12:30分着。
休憩スペースも十分あり,昼食には一番良い場所だと思います。トイレはありませんが。
2014年10月25日 12:39撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:39
休憩スペースも十分あり,昼食には一番良い場所だと思います。トイレはありませんが。
太鼓岩への分岐。登りと下りでルートが違います。ちなみに太鼓岩では昼食禁止のようです。
2014年10月25日 12:39撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:39
太鼓岩への分岐。登りと下りでルートが違います。ちなみに太鼓岩では昼食禁止のようです。
太鼓岩からの景色。最高です。
2014年10月25日 12:52撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:52
太鼓岩からの景色。最高です。
2014年10月25日 12:52撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 12:52
辻峠を過ぎ,楠川分岐へ。
辻峠から5分程度で岩屋へ。
2014年10月25日 13:29撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 13:29
辻峠を過ぎ,楠川分岐へ。
辻峠から5分程度で岩屋へ。
このあたりもまだ楠川歩道。歩きやすいです。
2014年10月25日 13:33撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 13:33
このあたりもまだ楠川歩道。歩きやすいです。
杉の株に着生した新しい命。
2014年10月25日 13:36撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 13:36
杉の株に着生した新しい命。
台風18号の影響でしょうか。
2014年10月25日 13:58撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 13:58
台風18号の影響でしょうか。
台風で落葉した杉の葉が変色し始めていて,紅葉のようでした。
2014年10月25日 14:06撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:06
台風で落葉した杉の葉が変色し始めていて,紅葉のようでした。
50分ほどで楠川分岐のトロッコ道へ。
2014年10月25日 14:11撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:11
50分ほどで楠川分岐のトロッコ道へ。
トイレを確認するため,上流方向へ向かってみます。橋を一つ越えます。
2014年10月25日 14:15撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:15
トイレを確認するため,上流方向へ向かってみます。橋を一つ越えます。
線路はつづく。
2014年10月25日 14:17撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:17
線路はつづく。
楠川分岐から徒歩3分くらいでしょうか。バイオトイレに到着。水場もあり。
2014年10月25日 14:18撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:18
楠川分岐から徒歩3分くらいでしょうか。バイオトイレに到着。水場もあり。
再び楠川分岐へ戻り
2014年10月25日 14:26撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:26
再び楠川分岐へ戻り
荒川登山口方向へ下ります。
2014年10月25日 14:27撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 14:27
荒川登山口方向へ下ります。
30分ほどで小杉谷休憩所へ到着。水場あり。小杉谷集落の歴史が記してあります。
2014年10月25日 15:02撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:02
30分ほどで小杉谷休憩所へ到着。水場あり。小杉谷集落の歴史が記してあります。
小杉谷小中学校跡地。校庭だった場所には杉が生えています。奥は立ち入り禁止。左側に携帯トイレブースあり。
2014年10月25日 15:04撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:04
小杉谷小中学校跡地。校庭だった場所には杉が生えています。奥は立ち入り禁止。左側に携帯トイレブースあり。
携帯トイレブース。
2014年10月25日 15:05撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:05
携帯トイレブース。
あちこちにまだ生活の跡がみられます。
2014年10月25日 15:08撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:08
あちこちにまだ生活の跡がみられます。
小杉谷集落跡地を過ぎてすぐの「小杉谷橋」。高さのある橋です。
欄干があるのでそれほど怖くは・・・いや十分怖かったです。
ふらつきそうで・・・横を向いて写真を撮るのが怖いのです。
2014年10月25日 15:09撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:09
小杉谷集落跡地を過ぎてすぐの「小杉谷橋」。高さのある橋です。
欄干があるのでそれほど怖くは・・・いや十分怖かったです。
ふらつきそうで・・・横を向いて写真を撮るのが怖いのです。
下流方向は降りられるのでしょうね。数人降りていました。気持ちよさそう。
2014年10月25日 15:09撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:09
下流方向は降りられるのでしょうね。数人降りていました。気持ちよさそう。
数年前に欄干が設置されたそうです。
2014年10月25日 15:10撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:10
数年前に欄干が設置されたそうです。
出ました。欄干無し!!
通ってみると,これが怖いこと。今回の最大関門は間違いなくココでした。
2014年10月25日 15:16撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:16
出ました。欄干無し!!
通ってみると,これが怖いこと。今回の最大関門は間違いなくココでした。
落ちたらアウトでしょうね。横を向くのはこれが限界です(笑)
2014年10月25日 15:16撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:16
落ちたらアウトでしょうね。横を向くのはこれが限界です(笑)
遠くに猿を発見。撮る前に逃げられました。
2014年10月25日 15:17撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:17
遠くに猿を発見。撮る前に逃げられました。
またしても欄干無し。強風時は皆さんどうされているのでしょうか。考えただけでも怖いのですが・・・中学校の遠足コースにもなっている位なので,単に私が怖がりなのかもしれません。
2014年10月25日 15:34撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:34
またしても欄干無し。強風時は皆さんどうされているのでしょうか。考えただけでも怖いのですが・・・中学校の遠足コースにもなっている位なので,単に私が怖がりなのかもしれません。
真ん中の板がなくなり,歩きにくくなりました。
2014年10月25日 15:42撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:42
真ん中の板がなくなり,歩きにくくなりました。
上からの流水を渡す橋。だだ漏れでしたが(笑)
2014年10月25日 15:46撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:46
上からの流水を渡す橋。だだ漏れでしたが(笑)
トンネルが見えてきました。
2014年10月25日 15:52撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:52
トンネルが見えてきました。
ワクワクしますね。
2014年10月25日 15:53撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:53
ワクワクしますね。
最後の橋。
2014年10月25日 15:54撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:54
最後の橋。
欄干の有り難さを感じます。
2014年10月25日 15:54撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:54
欄干の有り難さを感じます。
荒川登山口到着です。
2014年10月25日 15:56撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:56
荒川登山口到着です。
発見。
2014年10月25日 15:56撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 15:56
発見。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル カメラ
備考 このルートだと水場は割とあります。ガイドブック等を参照下さい

感想

鹿児島県在住ですが,屋久島は初めてです。
今回は下見山行です。子供達を連れて小杉谷集落跡地で自然環境教育を行う予定があるため,ペース配分や休憩所・トイレ,危険箇所の確認を行うことが目的です。よって登山ペースはのんびりです。危険箇所という意味ではトロッコ道の欄干無しの橋が心配要素ですが,幼い子供でなければ大丈夫でしょう。

目的地は小杉谷集落跡地ですが,白谷雲水峡から入山し太鼓岩を経由して小杉谷集落跡地というルートのため,宮之浦着の高速船→白谷雲水峡→荒川登山口→安房泊→安房発の高速船という行程でした。時間があれば山中泊で縄文杉コースも考えたのですが・・・。
さて,事前のインターネット情報では,(帰りの)荒川登山口からの登山バスは前日までにチケットを購入しておくように記されています。当日入りした私は前日までに購入することが出来ませんでしたので,白谷雲水峡バスの待ち時間を利用してチケットを購入するため観光協会へ。観光協会は近くのフェリーターミナル内にありました。早速窓口の女性に尋ねてみます。
私「すみません。白谷雲水峡から入って荒川登山口に下りたいのですが,今日の夕方の荒川登山バスのチケットは購入できますか?」
女性「今から登って荒川登山口のバスには間に合いません。無理です。」
私「無理ですか?(イヤそんなはずは・・・。コースタイムは何度も確認しています。)」
女性「無理ですね。縄文杉に登るにはこんな時間からでは・・・。」
私「あ,今回は縄文杉まで行かずに,楠川分岐から荒川登山口に下ります。」
女性「でもそれだと,あまり見どころが無いですよ・・・」
私「今回はそのコースの予定ですので,時間的にも大丈夫だと思っています。」
女性「そのコースで帰りのバスに間に合うかどうかは判断できませんので,自己責任でお願いします。」
私「分かりました」
ここまできてコースタイムの積算を間違えたか?と戸惑いましたが,どうやら女性のアドバイスは縄文杉コースを指していたようです。確かに縄文杉まではとても無理でしょう。的確な指摘だと思いました。命に関わる事態になる可能性もありますので,無理なものは無理ときっぱりアドバイスする姿勢は大切だと感じました。きっと縄文杉を見に行く方が多いのでしょうね。楽しみにしていた行程でしたが,いきなり見どころがないと言われて少々凹みます。
ちなみに,荒川登山バスのチケットは当日でも購入OKだそうです。前日に購入する理由は「当日に慌てないように」だそうです。実際に乗ってみると座席指定があるわけでもなく,先着順に乗車することになりますので,事前に購入したかどうかをチェックされることもありません。バスには座席(補助座席含む)分の人数しか乗れませんので(立乗は不可),乗れなかった人がいましたがその後はどうなったのでしょう。次の便まで待ったのでしょうか。さすがに最終便では乗り切れないからといって置いて行かれることは無いでしょうから,そういう場合は事前購入者数を基にバスの台数を計算する?・・・よく分かりませんが・・・。

さて話を戻して,白谷雲水峡からは緩傾斜道をゆっくりと登ります。ガイドさんを伴ったパーティが多かったですね。単独で登っている人はあまり見かけませんでした。苔むした緑一色の景色が広がります。途中,徒渉箇所がありますので,増水時は注意が必要でしょう。それ以外は危険箇所は感じませんでした。木の根が滑りやすいことくらいでしょうか。白谷小屋では給水もできますので水場に困ることはなさそうです。また,小屋には男女兼用のトイレが一つあります。避難小屋につき宿泊も可能です。

その後は息が上がることもなく辻峠へ到着。昼食にはちょうど良いスペースがありますので団体でも大丈夫でしょう。ただしトイレはありません。太鼓岩へは往復で異なるルートで登頂。景色は最高です。昼食は太鼓岩では出来ないようです。

辻峠に戻り昼食を済ませ,楠川分岐方向へ下ります。ここから一気に人気が無くなります。トロッコ道までにすれ違った人は5人位でしょうか。静かな山歩きが出来ます。ここも危険箇所は感じませんでした。

楠川分岐へ到着後,トイレを確認しに縄文杉方向へ向かいます。徒歩3分くらいでバイオトイレへ到着。場所だけ確認して再び楠川分岐へ戻り,ひたすらトロッコ道を進みます。レールの真ん中に板が敷いてありますので歩きやすいです。やがて小杉谷休憩所へ到着。水場もあります。トイレはその先の小学校跡地に携帯トイレブースがあるのみです。小杉谷集落跡地では人が生活していた痕跡を見ることができました。また,集落の歴史も記してあるのでしばらく見入っていました。

集落を発つとすぐに大きな橋を渡ります。高さがありスリル満点です。欄干がありますので恐怖心はそれほどありません。下の川には降りることができるようで何人か川辺で休憩していました。
その後も橋を越えますが,欄干の無い橋をいくつか通過します。ここが今回の山行で一番の難所でした。橋を渡りながら景色を楽しみたいのですが,横を向くとふらつきそうでまっすぐ前しか見ることができません。高さが平気な人にはなんてこと無いのでしょうが・・・。強風時は要注意です。

やがてトンネルを通過し最後の橋を渡ると荒川登山口へ到着。その後16:00発のバスに乗り込みました。

見どころは確かに少ないのかもしれませんが,白谷雲水峡と小杉谷集落だけでも十分楽しめます。日帰りでこれだけ楽しめれば十分だと感じます。
屋久島に感謝です。

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