丹沢/弘法山・念仏山・高取山


- GPS
- 04:56
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 832m
- 下り
- 821m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 4:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
弘法山の駐車場を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 危険箇所は特になし。 ◆登山ポスト 無し。 |
写真
感想
前夜にK太とどこに行こうかと相談し「軽い所がいい」と言うので低山で3-4時間と言うルートを探した。弘法山の近くに駐車場マークが3つあったので、じゃここを始点にして念仏山を超えて高取山まで往復するルートを取ることとした。
弘法山は桜の名所として名高い。現に今年の春の会社の山の会の山行は弘法山お花見だったとか。僕もこのいずれの山にも行ったことが無い。コースタイムで見ると弘法山から高取山の往復は3h30mとなっているのでキャンプ前の足慣らしには好適ではないだろうか。
朝ご飯を食べて家を出たのは0730、途中コンビニでお昼のカップ麺とおにぎり各1個を買い求めカーナビにセットした弘法山公園へのガイドそのままにクルマをドライブしていく。伊勢原からR246に出たが非常に空いていた。善波トンネルをくぐったらそろそろ左折するはず。と思ったら道幅の狭い所で左折だった。本当にこんなところか?と思うような道だけど前にFitが走っていたので少し安心。このFitは乗馬クラブで止まった。そこから先は一人旅なのだがすれ違いもままならない細道でぐんぐん登っていく。本当に良いのだろうか?と思っているとめんようの里に出た。数台の駐車場が見えたがもう少し先にましな駐車場があるのかとカーナビのゴールを目指す。つづら折りの細道を何回かヘアピンカーブを抜けると終点が駐車場だったが5台程度しか停められないスペースだった。公園の有名さを考えると「えっ?」と思うレベル。ちょうど1台出て行ったので運良くここに停めることができた。
K太はママのGrand Kingを履いてきたが僕はここでS子のScarpaに履き替える。この間の鍋割山では前半登りで右足の親指付け根が痛かったけど、帰る頃には馴染んだようで痛みも引いていた。今日はどうだか。GPSを起動させて靴を履き替えたりする間クルマのルーフに載せておいた。緯度経度のフィックスは速いが高度が安定するまで数分は必要なようだ。
こうした準備の後で歩き出した。もう弘法山の山頂はすぐそこ。途中トイレがあったので用を足したが10分足らずで山頂に到着。早朝の雨に濡れていて石畳の道は滑る。山頂からは東南に展望が開けていて江の島が見えた。
弘法山はそこそこに善波峠への道を進む。途中で2人トレックランナーと出逢っただけだ。早朝にこう言うところを走るのも気持ち良さそうだが、他に誰にも会わない。ところどころに山と高原地図には記載されていない分岐がある。切り通しになっている善波峠を過ぎて少し登った所に名小木への分岐があって小休止。そこからまた登ると害獣除けの柵があって高圧電線の鉄塔がある。傾斜は緩くなっている。突然にガサガサと音がする。何かと思って音がした前方を凝視すると大きな猿が登山道を横切ってこちらを見ていた。野生の猿!確かにその手前に猿に注意と言う看板があってK太が「4つ注意が書いてあったよ」と報告してくれたけど。左の柵の向こうからもガサガサと音がしてどうやら相当数いるみたいだ。ちょっと気味の悪さを感じながら進むともう念仏山の山頂だった。
念仏山で5分休憩を取りながら啓太とどうするかと話し合った。キャンプの練習としてはもう十分だし、人が居ない上に野猿が数多く居るとなると不安がつのる。ので、もう良いか、となった。引き返すと同じところで更に多くの猿に出逢った。善波峠まで降りて来たところで漸く登山者が現れた。座間から来た小母さん(多分60代後半)でこれから高取山に行くと言う。「一緒に行きましょうよ」と言われて「どうする?」とK太に尋ねると「行く!」と言うので再び念仏山への登りに掛かった。さっきの野猿出現地点では野猿達は距離を明けながらもより大胆にこちらを向いていた。小母さんも野猿は初めてのようで「あら!本当に」と驚いていた。念仏山で再び5分休憩。
高取山には結構急登があると小母さんが話していた。念仏山から緩やかな下りとほぼ平坦路が続いた後に地図にある454mピークへの登りが結構な急登だった。そのピークで左に曲がってなんとなく斜面を右回りにトラバースするような具合で高取山にアプローチして直下がまた高度差100m以上の急登がある。556mと言う標高の割にはなかなかに登り甲斐がある山だ。小母さんは「岳」で三歩が語るような「チョロチョロ歩き」のお手本のような小幅でコンスタントに登っていく。とても良いペース。コースタイムで1hのところを44mで歩いた。
高取山には1102に到着した。ここでお昼として我々はコッヘルで湯を沸かしてカップラーメンを食べた。小母さんは持参したテルモスのお湯でスープを作り、フルーツやらいろんなお菓子を頬張っていた。リンゴとお菓子のご相伴に預かった。40分休憩し、再び念仏山へと向かった。下りは下りでとても速い。念仏山までコースタイムは50mだが36mだった。往復とも大体7割。大したもんだ。引張られたとは言えK太も僕もちゃんと付いていくことはできた。
念仏山から再び善波峠へ。今度はもう猿はいなかった。小母さんはあちらこちらの植物も教えてくれた。トリカブトもこの辺りに咲いているとは知らなかった。たまにツクツクホウシの鳴き声が聴こえたけど、何故今頃鳴いてるんだろう?ここの所、暑い日が続いたから1年間違って出てきたのだろうか?
善波峠を過ぎるとハイカーが急激に増えてきた。K太は何人に会ったかを数えていたけど弘法山の手前で20人に達した。弘法山に出るとカブスカウトの一群が居て一挙にその倍くらいまでになったけど。
弘法山を過ぎた所で小母さんとは分かれたが、小母さんは歩き足りないとのことで更に権現山まで行って引き返して弘法山を超えて鶴巻温泉駅まで歩いていくとのことだ。スゴ過ぎ。
トイレの洗面所でハイキングポールだけは泥を落とした。2人とも車のところで靴を履き替え、ドロドロの登山靴はゴミ袋に包んでからトランクへ。こんな道は嫌だねと独り言を言いながら来た道を降りていったがカーナビはめんようの里から西側のルートを指示し、行きよりは少しましな道でR246に出た。帰路は秦野街道を平塚へ。
靴を履き替えた時に靴下が汚れてるなと思ったが、帰って来て良く見るとヒルにまたやられたようだ。左足に2カ所と右足に1カ所。暖かくなったからまた活動を始めたのだろうか。K太も脚が汚れていると最初言っていたがよく見るとやはりヒルのようだ。ママは僕らが脱いだ衣類を丹念に検査していた。
GPSのログを見ると標高差350mのルートなのに獲得高度が800mにもなっていた。流石に念仏山に3回登ったからね。全距離は10.8km。K太は「十分過ぎる」と言っていた。確かに。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する