沼津アルプス縦走（石堂橋登山口〜黒瀬BS）

2023年04月19日(水) [日帰り]

• GPS: 08:17
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,229m
• 下り: 1,223m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:28
• 休憩: 1:44
• 合計: 8:12

6:40 日守山公園駐車場
7:01 7:05 奥沼津アルプス石堂橋口
7:15 7:15 茶臼山
7:42 7:49 大嵐山
8:01 8:02 江間分岐
8:16 8:20 見晴らし場
8:40 8:41 新城尾根分岐
9:28 9:38 大平山
9:51 9:52 多比口峠
10:17 10:17 多比峠
10:27 10:41 鷲頭山
10:50 10:56 小鷲頭山
10:57 11:03 中将岩
11:08 11:08 志下峠
11:17 11:17 馬込峠
11:29 11:34 志下山
11:40 11:40 志下坂峠
11:56 11:57 象の背
12:11 12:11 香貫台分岐
12:24 12:25 徳倉山
12:46 12:46 横山峠
13:03 13:12 横山
13:26 13:29 八重坂峠
14:00 14:23 四等三角点香貫山
14:25 14:27 香貫山
14:31 14:36 香貫山公園展望台
14:43 14:43 香陵台
14:47 14:48 香貫山登口
14:52 ゴール地点

天候

晴　霞で遠方視界不良

アクセス

利用交通機関：

自家用車

（入山）日守山公園駐車場に駐車　
石堂橋登山口まで徒歩30分
（下山）黒瀬BSからタクシーで日守山公園駐車場まで約2600円

コース状況／危険箇所等

登山道は整備されていますがとにかく急登、急降下の連続です。しかもほとんどが直登、直下降。稜線部は岩が多く木の根やロープに頼らないとスリップする箇所多数。落葉や土も滑りやすく雨の直後は歩きたくありません。あと香貫山は山上公園で迷路。迷いまくり時間をロスしました。

その他周辺情報

マイカー利用なら　伊豆長岡温泉　弘法の湯　https://koubounoyu.jp/　入浴だけで無く食事・宿泊も出来ます。リーズナブルで良い施設です。長岡温泉バスステーション前

写真

4/19 6:38

日守山（大嵐山）公園駐車場。10台程駐車できます。
水洗トイレ有り。

4/19 6:39

駐車場からすぐ日守山（大嵐山）への登山口がありますが今日は石堂橋の登山口まで歩きます。

4/19 6:39

狩野川の向こうに富士山

4/19 6:42

狩野川の土手沿いの道を歩いきます。車道は通行量が結構多いのでご注意を。

4/19 6:53

20分ほど歩くと石堂橋が見えてきます。

4/19 7:01

石堂橋登山口。ここが奥沼津アルプスの起点のようです。

4/19 7:02

小さな祠があったので山行の無事を神様に祈願しました。

4/19 7:15

登山口から10分チョットで茶臼山。ベンチもあります。
元々は笹藪の山のようですが登山道は明瞭で刈り払いや手入れもされています。感謝。

4/19 7:42

茶臼山から一旦下って登ると日守山頂上です。公園になっており田方平野の見晴らしが良いです。近所の方の毎日登山の山のようです。

4/19 7:43

富士山もこの通り。前衛にみえるはずの愛鷹山地はすでにカスミの中このあと霞んでしまって終日お目にかかれませんでした・・。

4/19 7:51

公園のフェンスの一番南に縦走路の入り口があります。

4/19 7:52

この先縦走路にはずっとシャガの花が見られました。

4/19 7:59

江馬峠付近。石切場の跡みたいです。トラロープあるけど落ちるとただでは済まない高さです。

4/19 8:17

稜線から南の方を見たところ。葛城山など伊豆三山方面かな？

4/19 8:30

だんだん稜線が細くなり岩が出てきた。採石場があるように基本的に岩の連山なのかもしれません。

4/19 8:39

手作り看板。この日は異常に気温が高くてもうバテ気味。
静岡市は29度の予報。

4/19 8:49

名物の梯子告知看板。この手前（日守山側）に岩稜を右側にまく巻き道もあるようですが、とにかく直進。

4/19 8:50

しっかり固定されたアルミ梯子です。慎重にとりつけば安心です。

4/19 8:52

降りきったところから見た梯子。こんなところに梯子を架けて下さった有志の方に感謝。

4/19 8:53

ちょっと切れ落ちた狭いトラバースや

4/19 8:53

3〜4mの岩をよじ登る箇所などあってなかなか楽しいです。

4/19 8:56

こういう箇所もよじ登ったりして進んでいきます。

4/19 9:07

これが奥沼津アルプス最後の梯子場。先ほどの梯子より短くて高度感もありません。

4/19 9:13

梯子を下りきると大平山の急登が待っています。とにかく直登。
木の根と岩とロープだらけです。沼津アルプスは基本的にこのスタンスのようです。

4/19 9:27

やっと大平山。奥沼津アルプスの終点です。

4/19 9:42

大平山頂上。見晴らしはよくありませんが広場になっておりベンチもあります。暑さでバテ気味。

4/19 9:50

このような岩と木の根混じりの道が延々と続きます。
躓きに注意しましょう。

4/19 10:08

たまに落っこちるとヤバそうなところもあります。

4/19 10:10

多比口峠から鷲頭山へ登る途中の有名な岩階段。もっと長く続くのかと思ったらこれだけでした。

4/19 10:21

これも鷲頭の登りからみた大平（北）方面。新緑が鮮やかです。

4/19 10:32

やっと鷲頭山山頂。ここは灯籠や祠もあり後で調べると麓の大平集落の鷲頭神社奥宮だそうです。

4/19 10:32

眺望はありませんが落ち着いた雰囲気の小広い山頂部。ベンチの傍らに夏みかんの巨木があり冬〜早春は大きな蜜柑が実るそうです。

4/19 10:49

鷲頭山から10分ほどで小鷲頭山の山頂。霞んでなければ駿河湾方面も見えそうでした。

4/19 10:51

小鷲頭からの激下り。なんでココの山、つづら折れの山道がないんだろう。ロープに頼りすぎるのはダメなのはわかってますが、ホントに全山に渡ってかけてあるロープは助かります。ほとんどの箇所で頑丈に設置してくれてます。

4/19 11:01

中将岩に降りてきました。平重衡の故地だそうです。

4/19 11:02

説明板もあります。

4/19 11:16

小鷲頭から志下峠まで下ると明るくとても良い道で体も心も和みます。
駿河湾側の景色もひらけ地元の方が手入れして下さっているようです。ここは「きらら展望台」と名付けられています。

4/19 11:20

ここは「奥駿河展望台」。大瀬崎のほうまで見えます。空気が澄んでいると富士山も見えるんだろうか？

4/19 11:20

振り返ると鷲頭山と小鷲頭山のピーク。見るからに急斜面。

4/19 11:23

起伏の少ない山道を楽しんでいると牧歌的な志下山に着きました。ここも刈り払ってくれているお陰で景色がイイところです。

4/19 11:41

志下山からもこのような多少の起伏はありますが概ね平安なルートです。ただアップダウンの繰り返しで癖になっている足の甲の攣りが起きかけました。すかさず芍薬甘草等をチャージ。薬中ですね。

4/19 11:47

登りの途中にある千金岩見晴場。ハイカーの方が休息中でした。

4/19 11:47

見晴場からの駿河湾の景色。やはり空気が澄んでないと魅力半減ですね。

4/19 11:57

平坦な登山道の傍らにある「象の背」の標識。

4/19 12:01

突然現れる広大な平坦地？

4/19 12:02

戦中、戦後はここで桑やサツマイモを栽培したり麓の子供達の遊び場になっていたそうです。ホントに里山ですね。

4/19 12:04

この馬頭観音も所在不明になっていたのを地元の方が近年山中で探し出してここに安置されたとか。解説板あり。

4/19 12:08

付近に戦争中の機関銃座の後もありました。穴倉です。

4/19 12:18

少し登り返すと徳倉山。沼津アルプスもあと2座と安心するのはまだ早い。

4/19 12:32

徳倉山から横山峠への激下り。ここはロープでなく鎖が設置されてます。勿論ほぼ一直線に下ります。土や落ち葉、木の根の複合するルートです。

4/19 12:46

横山峠付近の十字路。沼津商業高校まで5分で降りられるらしい。ヘロヘロの身にとってなんと魅惑的な標識・・・。

4/19 13:04

まぁそれでも頑張って横山まできました。ここも眺望はありません。車の音や色々な町の音が手に取るように聞こえてきます。

4/19 13:20

はい、ここもロープ場ありの急斜面。わかってましたよ（笑）
沼津アルプスはそういう山です。

4/19 13:28

ようやく八重坂峠の車道まで降りてきました。
残すは香貫山のみ。と思っていたのは甘かった。

4/19 13:32

八重坂峠から車道を4〜5分下ると香貫山の登り口

4/19 13:41

路傍に咲いていたウツギの花の仲間かな

4/19 13:52

暫く舗装路を歩きますが、ここまでに枝道を間違えて10分ほどロスタイム

4/19 13:58

やっと通常のルートに出ましたが疲れ果てて東屋で休憩。たまたま散歩にきた近所の山好きの方と山の話で盛り上がって楽しかったです。

4/19 14:27

やっと頂上。このあとも遠回りの遊歩道を回ったりして結局、香貫山には1時間ぐらい滞在してました。桜の頃はとても綺麗だそうです。

4/19 14:49

なんとか黒瀬の登山口へおりてきました。

4/19 14:52

日守山の駐車場の近所までへ行くバス。（大平行き、大平車庫行き）出たばかりで次は1時間後。タクシーを奮発して駐車場まで戻り、伊豆長岡の温泉で疲れを癒やしました。（車で30分もかかりませんでした。）

感想

omauyama

最高点で400mもない里から近い山々です。里山と言ってもいいでしょう。地元の方が丁寧に整備されていますが急傾斜の直登、直下降、木の根、ロープ、鎖、滑る土。アスレチックフィールド楽しめること間違いなし。転倒、躓きにはくれぐれも注意しましょう。疲れれば麓に降りるエスケープルートも豊富。
但し夏季や雨後はお薦めしません。
出来れば晩秋や早春の空気が澄んで富士山がクッキリ見える季節に再訪したいものです。
◎水は多めに持って行きましょう。給水ポイントは香貫山公園だけです。今回は暑かったせいもあり約2リットル持参して丁度ぐらいでした。