天道ヶ頭(古谷地区より/愛媛県今治市)


- GPS
- 02:51
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 546m
- 下り
- 546m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
多伎神社には県道155号今治市古谷の消防団詰所のある交差点(「多伎宮」の案内あり)を西に登っていくと着きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜ロープの取り付き 崖の取り付きまで沢を3回徒渉します。ヤブっぽい場所もありますが、活動日時点ではそれほど深くはありませんでした。踏み跡が不明瞭な場所が多くあり、滑落しないように注意が必要な場所もあります。 ロープの取り付き〜フスベ岩 急傾斜です。沢からフスベ岩まで連続して太いトラロープが設置されています。トラロープを見つけることができない場合は撤退する方が無難です。 フスベ岩〜天道ヶ頭山頂 尾根を逸れないように登ります。下る際に下る方向を間違えないように注意が必要なポイントが数ヶ所あります。 |
写真
感想
(長文になりました)
今治市にある天道ヶ頭(てんとがとう)に登りました。
天道ヶ頭の山塊は、標高510mの天道ヶ頭を主峰として、その大きな裾野は、旧、上朝倉村、下朝倉村、富田村、清水村、鴨部村、鈍川村に跨がります。
「天道」とは「お天道様(おてんとうさま)」=太陽、若しくは太陽の通り道のことで、朝倉南乙(野々瀬地区)から西の方角を見ると天道ヶ頭の「頭」=山頂に太陽が沈むのだそうです。
山頂には二等三角点(古谷)がありますが、その存在感の割に知名度はなく、国土地理院の地形図に山名の記載はありません。ヤマップのランドマークもヤマレコのみんなの足跡もありません。インターネットで検索しても情報はわずかです。
そんな山に登ることになったのは「天道ヶ頭って知ってる?」と妻に聞かれたのがきっかけです。存在感のある山なので気になって調べたのだそうです。
いざ登るとなるとかなり怪しい感じです。
スマホに加えて地形図が必要なレベルだと思ったので、地形図の販売店になっている明屋書店喜田村店に行きましたが在庫がありません。品揃えから察するに在庫を補充する気がないといった感じです。
仕方がないのでいつもの通り登山地図GPSアプリを頼りに登ることにします。2020年3月のヤマップの活動日記を参考にさせて頂きました。
登り始めると予想していた通り、踏み跡があるような、ないようなといった感じです。軽いヤブもあって不安が募ります。
沢を3回徒渉してから崖に取り付きます。ロープがあるとの情報がありますが、見つけることができませんでした。
初めのうちは何とか登れましたが、急傾斜で足元が悪く登れなくなりました。スマホを取り出して方位を確認するのも難儀します。この状況だとスマホよりも地形図とコンパスの方が使い勝手が良いように思います(もちろん現在地が分かるスマホは頼もしい存在です)。撤退を考えていたところ、太いトラロープが目に入りました。
ここからはロープを頼りに登ります。普段はロープに頼りきらないように心掛けていますが、今日は傾斜が急過ぎてそんなことにこだわっている余裕はありません。もしロープが切れたとしても頭から転落しないようにするのが関の山です。
腕力で崖を登りきると「フスベ岩」と言われる多伎神社奥の院の磐座(いわくら)に着きました。この場所からは今治市街方面の眺望が広がります。
フスベ岩から先は、尾根から逸れないように慎重に登り、全く眺望のない天道ヶ頭の山頂まで登りきりました。
下山は別ルートで下る予定でしたが、ロープのないルートを行くのは不安なのと、ロープの取り付きの場所を確認しておきたかったので、来た道を戻ることにしました。
崖の取り付きまでは迷うことなく下ることができましたが、沢沿いの道は正規ルートをたどることができず、行きは3回徒渉したところを帰りは5〜6回徒渉してしまいました(記憶があいまいです)。
まあ、何とか下山できてよかったです。地形図を用意して再チャレンジしたいような、したくないような・・・。なかなか激しい山行でした。
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