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Yamareco

記録ID: 5437599
全員に公開
沢登り
アジア

【台湾】雪白溪唐穗溪(暫定名稱)溯溪・詭峽溪降・三光溪傳統段溪降

2023年04月30日(日) 〜 2023年05月02日(火)
 - 拍手
tamoshima ke-shi その他2人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
24:48
距離
28.2km
登り
4,218m
下り
4,210m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:42
休憩
0:27
合計
12:09
5:18
28
スタート地点
5:46
6:13
674
17:27
宿泊地
2日目
山行
5:56
休憩
0:45
合計
6:41
5:46
354
宿泊地
11:40
12:25
2
12:27
宿泊地
3日目
山行
5:04
休憩
0:55
合計
5:59
6:44
261
宿泊地
11:05
12:00
43
12:43
ゴール地点
3日目の朝にログの取り忘れあり

※時差の関係で撮影位置にずれがある写真が多い
天候 1日目曇り、2〜3日目晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新興温泉駐車場に駐車。15台程度。便器があるだけのトイレ有。1日100元と書いてあったが、管理人はおらず、徴収されなかった。
コース状況/
危険箇所等
・同行のサワグルイによる記録も参照。https://sawagurui.com/sankoukei
・全体的にはゴーロが多い。
・唐穗溪には規模の大きくないゴルジュがあり、概ね水線突破できる。詰めは雲霧林で、歩きにくい。
・詭峽本流は殆どゴーロだが、中盤に2つだけ懸垂下降を要する滝があった他、下部は数か所で泳いだ。
・三光溪は鐵柵瀑布以外は、下降の場合特に難所はない。
その他周辺情報 【地名】
・中国語読みは、三光溪:サングヮンシー、雪白溪:シュエバィシー、唐穗溪:タンスィシー、詭峽:グィシァ
・日本語読みは、三光溪:さんこうけい、雪白溪:せっぱくけい、唐穗溪:からほけい、詭峽:ききょう
・三光溪は日本統治時代はガオガン溪と呼ばれており、中華民国となって高干溪とされたようだが、その後三光溪に改名された模様。
・唐穗溪については、沢名が不明であるため、仮称(暫定名稱)である。計画時は雪白溪左股としていたが、雪白溪の右股・左股は、925mでの右と左とするようである。唐穗山に詰め上げることから、唐穗溪とした。なお、唐穗山の名称は、日本統治時代に付けられたようで、嘎拉賀がカラホと呼ばれていたことに拠る。
・嘎拉賀温泉=新興温泉

【支流の名称】
・鐵力庫溪=低陸溪:低陸山に詰めあがる谷
・石牆谷:低陸溪の下部の別名と思われる。
・ここでは便宜的に新興温泉がある場所も含めて雪白溪としているが、実際には三光溪の一部とされている記録が多い。

【他の記録】(中国語)
・詭峽を130線林道まで遡行
https://dar999.pixnet.net/album/set/14593289
・三光溪傳統段は記録多数
・唐穗溪(仮)は記録見つからず。
唐穗溪の8m斜瀑:巨大な流木が特徴的。木の上を歩いて登れるかと思ったが、途中から急になって登れず、結局水線を登った。
2023年04月30日 07:57撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 7:57
唐穗溪の8m斜瀑:巨大な流木が特徴的。木の上を歩いて登れるかと思ったが、途中から急になって登れず、結局水線を登った。
5m滝:最初のガバが少し遠い
2023年04月30日 09:38撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4/30 9:38
5m滝:最初のガバが少し遠い
8m斜瀑:簡単快適
2023年04月30日 10:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4/30 10:01
8m斜瀑:簡単快適
4mCS滝:記念受験として取りついてみたが登れず左から巻き
2023年04月30日 10:35撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 10:35
4mCS滝:記念受験として取りついてみたが登れず左から巻き
6m樋状滝:倒木上からも水線からも登れたが、どちらも悪い
2023年04月30日 12:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4/30 12:36
6m樋状滝:倒木上からも水線からも登れたが、どちらも悪い
6mCS滝:シャワーを浴びて直登
2023年04月30日 11:27撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 11:27
6mCS滝:シャワーを浴びて直登
20m滝:滝壺の青さが印象的だった。右岸巻き。
2023年04月30日 11:44撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 11:44
20m滝:滝壺の青さが印象的だった。右岸巻き。
20m滝を巻いて少しで急に伏流して唖然とするが、その先水流は復活した
2023年04月30日 13:24撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 13:24
20m滝を巻いて少しで急に伏流して唖然とするが、その先水流は復活した
巒大杉と思われる倒木が凄い:遡るのは大変
2023年04月30日 11:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4/30 11:55
巒大杉と思われる倒木が凄い:遡るのは大変
倒木だらけの滝9m滝:滝を登るのは難しくないが倒木を縫って進むのが大変
2023年04月30日 14:05撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4/30 14:05
倒木だらけの滝9m滝:滝を登るのは難しくないが倒木を縫って進むのが大変
16m滝:滝壺が綺麗
2023年04月30日 12:53撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 12:53
16m滝:滝壺が綺麗
苔が凄い雲霧林の詰め
2023年04月30日 15:34撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4/30 15:34
苔が凄い雲霧林の詰め
詭峽の支流は想定外に立派なスラブがあったが、下降なので脇の藪から巻いていく
2023年04月30日 15:44撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 15:44
詭峽の支流は想定外に立派なスラブがあったが、下降なので脇の藪から巻いていく
スラブが終わると樋状ナメ斜瀑が続き、クライムダウンの連続となり面白い
2023年04月30日 16:39撮影 by  SO-02J, Sony
4/30 16:39
スラブが終わると樋状ナメ斜瀑が続き、クライムダウンの連続となり面白い
この辺りでは少ない快適な幕営地を見つけられ、快適な夜を過ごせた
2023年05月01日 06:11撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 6:11
この辺りでは少ない快適な幕営地を見つけられ、快適な夜を過ごせた
14m滝:2日目は朝一から着水懸垂下降
2023年05月01日 06:42撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 6:42
14m滝:2日目は朝一から着水懸垂下降
13m滝:この滝は登れるかも
2023年05月01日 07:07撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 7:07
13m滝:この滝は登れるかも
河原にごみが落ちていて残念:台湾では渓中のゴミが日本よりも多い印象であった
2023年05月01日 09:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5/1 9:49
河原にごみが落ちていて残念:台湾では渓中のゴミが日本よりも多い印象であった
2m滝:遡行の場合面倒そうだが下降なら飛び込むだけ
2023年05月01日 09:56撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 9:56
2m滝:遡行の場合面倒そうだが下降なら飛び込むだけ
楽しく泳げる場所もあるが、多くはない
2023年05月01日 11:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5/1 11:35
楽しく泳げる場所もあるが、多くはない
三光溪の渓相の良い部分:写真では良さそうな沢に見えるが、実際は概ねゴーロの沢
2023年05月01日 12:10撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 12:10
三光溪の渓相の良い部分:写真では良さそうな沢に見えるが、実際は概ねゴーロの沢
四稜温泉の全景:滝が温泉となっていてしかも適温
2023年05月01日 12:19撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 12:19
四稜温泉の全景:滝が温泉となっていてしかも適温
2日目の幕営地は四稜温泉のすぐ近くで、超快適
2023年05月01日 16:11撮影 by  SO-02J, Sony
5/1 16:11
2日目の幕営地は四稜温泉のすぐ近くで、超快適
三光溪で唯一の滝らしい滝「鐵柵瀑布」の懸垂下降
2023年05月02日 07:57撮影 by  SO-02J, Sony
5/2 7:57
三光溪で唯一の滝らしい滝「鐵柵瀑布」の懸垂下降
見渡す限りのゴーロが続く…
2023年05月02日 09:26撮影 by  SO-02J, Sony
5/2 9:26
見渡す限りのゴーロが続く…
雪白溪に入ってすぐに出てきた、下がくぐれるようになった珍しい堰堤
2023年05月02日 10:09撮影 by  SO-02J, Sony
5/2 10:09
雪白溪に入ってすぐに出てきた、下がくぐれるようになった珍しい堰堤
1.5m滝を小さく巻こうとしたが、そんなに小さくは巻けず、
2023年05月02日 12:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5/2 12:21
1.5m滝を小さく巻こうとしたが、そんなに小さくは巻けず、
微妙なトラバースとクライムダウンを要した
2023年05月02日 11:03撮影 by  SO-02J, Sony
5/2 11:03
微妙なトラバースとクライムダウンを要した
最後の4m滝を登る:この滝は面白かったが、面白いポイントが少なすぎる
2023年05月02日 11:17撮影 by  SO-02J, Sony
5/2 11:17
最後の4m滝を登る:この滝は面白かったが、面白いポイントが少なすぎる
入渓点である新興温泉に戻ってきて、みんなで入浴
2023年05月02日 13:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5/2 13:14
入渓点である新興温泉に戻ってきて、みんなで入浴
遡行図
2023年05月14日 13:42撮影
5/14 13:42
遡行図

装備

備考 ・フェルトソール推奨
・ロープは50m1本で十分。

感想

【計画の経緯】
 三光溪傳統段は、台湾北部を代表する沢ということで、是非行ってみたいと思っていたが、そこだけに行くのも面白くない。ということで支流を組み合わせた周回ルートを立案し、天気もしばらく良さそうなので、行くことにした。

【山行】
サワグルイの記録を参照。https://sawagurui.com/sankoukei
山行中に思ったことも彼らと大体同じだった。

【感想・総評】
 台湾北部を代表する人気の沢ということで期待して行ったが、凡流が多い渓相であり、期待外れであった。とはいえ、2箇所もある野湯は素晴らしく、巒大杉の大倒木や雲霧林により、台湾らしさを味わえた。また、天候には恵まれたし、詭峽の枝沢の意外に立派なスラブや樋状ナメ滝の連続、諦めた頃に現れた雪白溪下部のゴルジュ等、良かった点も少なくはない。

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