蘇武岳


- GPS
- 05:30
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 940m
- 下り
- 940m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:18
天候 | 曇り時々晴れ、のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
観光協会が出している登山道マップを歩いている限りはそこまでない。しいて言えば巨樹の谷は落石注意。自然に落ちてきていた。 |
その他周辺情報 | 神鍋に神鍋温泉ゆとろぎがある。大人700円。JAF割引で600円。 |
写真
装備
個人装備 |
ウェアラブルカメラ
双眼鏡(8x30E2)
一眼(RP)
スマホ
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
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感想
蘇武岳(巨樹の谷登り、大杉山から別尾根下り)
0.登山の経緯とコース選択
新緑のブナを浴びたかったため、ブナブナしている蘇武岳を選択。
万場からは2021年以来、2回目の蘇武岳登山。
前回は巨樹の谷から登り、山頂登頂後は大杉山を経由して、そのまま万場登山口へ下るルートを選択していたが、今回は大杉山を通過した後は別の尾根を下るルートを取った。
1.万場登山口→夫婦カツラ
沢と並行して、途中滝を見ながら登っていく。
夫婦カツラを抜けるといよいよ本格的な登りに変わる。
2.夫婦カツラ→林道出合(「巨樹の谷」)
夫婦カツラを抜けると左手に「←蘇武岳」と方向が書かれた案内板がある、谷を登っていく。前回登った時はとてもしんどい思いをし、息も絶え絶えといった有様だったが、今回はそうでもなかった。
ここ「巨樹の谷」と呼ばれている区間には、その名の通り大きな幹周りの樹がいくつか存在している。
それにしても林床の下草が全くない。
3.林道出合→大杉山/巨樹の谷分岐
名色から登るルート(林道)と合流した後は、蘇武岳へ続く尾根道を進む。
1つ目の小ピークは登らなくて良いので、脇を通って体力温存。
しばらくすると、木々が大きく曲がっているのが見える。風雪の影響だろうか。
地図上の920m圏ピークあたりから、ブナの尾根歩きが始まる。新緑のブナに包まれながら、高度感も出てきて、前方に蘇武岳山頂も見え歩くここの尾根歩きは最高に良い。この区間を歩くだけに蘇武岳に登りたい気持ちさえある。
4.分岐→蘇武岳山頂
これまでとはうってかわって杉林に変わる。
ここも1つ目のピークは回避可能なので、山頂方向に向かって左側を通ってエスケープ。前回はここを登ってしまい無駄に体力を使った記憶がある。
今までの登山道よりかはゆるやかな登りを繰り返して、30分過ぎると蘇武岳山頂が見える。
薄暗い杉林を抜けると、すぐ目の前に山頂が見えるので声があがりそうになる。
少し登って蘇武岳登頂。
5.山頂
当日は天気が下り坂で、登頂時には既に曇ってきており、最高の眺望とは言えなかったが、360度のパノラマを楽しむことが出来た。
西を見ると、扇ノ山、氷ノ山、南を見ると妙見山、その奥に藤無山などの播但国境の山々、東は床尾山、北は三川山など。
前回登ってきた時は見えた山のほとんどが未登頂の山だったが、登った山が増え思い返すことが出来て、蘇武岳の登頂以外に、少し達成感のようなものを覚えた。
天候と体力が持てば、蘇武岳山頂の南東にある1038mピークにも足を運んでみたかったが、雨雲が近づいていたのと、靴ずれをしていたので下山を選択。
6.大杉山・別尾根経由で下山
大杉山まではアップダウンを繰り返しながら進む。ここまできて登り返しが続くのは少しきつい。
大杉山で花が咲いているイワカガミを見つける。
9合目の看板を過ぎて尾根が北と東の2つに分かれている様なところで、北の尾根を下る。この尾根道(?)は、ヤマレコ上では登山道(コース)扱いになっているが、日高神鍋観光協会が出している「登山道マップ」や(少なくとも手持ちの)「山と高原地図」では登山道として扱われていない、いわゆるバリエーションルートに該当するルート。
尾根上にはごく一部分を除いて踏み跡やリボン等は無く、また非常に急でとてもよく滑る。とても滑る上に急斜面なので、谷側に転倒すると上がってこれずに遭難しそう。おそらく一度降りたら登ってこれない、回帰不能点が存在している。
ルート上には巨樹の谷をも凌ぐような巨樹がいくつもあり、このルートで下山した価値は十分あったとは思う……思うが、とてつもなく辛いという経験の方が高かった。体力的には十分あったが、気力が削られて心が折れかけた。いや、折れていたので二回目は遠慮しておきます。
尾根を抜けると谷沿いを歩く。
途中から林道の跡のような道がスキー場(下山方向)に向かって左手(地図上では谷の北側)にあるのでそこを進む。しばらくするとスキー場に出る。無事に人工的な物体、道路に出会えて心の底から安堵した。
7.総評
眺望もまあまあ、ブナ林を満喫出来、違うルートで新たな発見もあったので、靴擦れした以外は良い山行だった。
今回の山行で得た貴重な経験として、バリエーションルートと呼ばれるような、自然のままの上級者向けの登山道・難路は(まだ)選択するべきではないと感じた。
いくらか登って経験を積んだと言っても所詮は低山をいくつか登っただけの、まだまだ未熟なハイカーであり、ある程度人間の管理の手の行き届いた人工的な、あるいは人が歩いた気配がある登山道を歩くべきだと。
8.参考資料
日高神鍋観光協会「蘇武岳と大杉山コース」
https://hidaka.kannabe.info/wp-content/uploads/2018/06/kannabe_mt_real_map.pdf
(2023.5.7 最終アクセス)
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