記録ID: 5474313
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳大同心正面壁雲稜ルート
2023年05月04日(木) [日帰り]
BoyH
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 5:30
- 合計
- 9:53
7:08
72分
赤岳山荘
8:20
8:46
56分
赤岳鉱泉
9:42
10:04
12分
大同心基部
10:16
11:05
0分
1ピッチ目
11:05
11:51
0分
2ピッチ目
11:51
12:57
0分
3ピッチ目
12:57
13:10
9分
4ピッチ目
13:19
14:10
0分
5ピッチ目
14:10
14:37
12分
終了点
14:49
42分
大同心基部
15:31
16:01
60分
赤岳鉱泉
17:01
赤岳山荘
アプローチ: 2時間34分
登攀時間: 3時間54分
下山: 2時間24分
登攀時間: 3時間54分
下山: 2時間24分
| 天候 | 快晴 ・赤岳鉱泉14/-4℃ ・新宿26/14℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
6時半頃駐車時、5〜6台程度の空きあり。(やまのこ村の駐車場は充分に空きあり) ＊美濃戸口〜赤岳山荘： ノーマルタイヤFFで問題ないが、悪路なので注意 積雪なし/凍結も問題はない 下山時、ぬかるみが多少気になったが通行に支障をきたす程でもない |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・赤岳山荘〜赤岳鉱泉: 鉱泉近く日影面は残雪あり。チェーンスパイクは不安があれば推奨。(なくても行ける) ・赤岳鉱泉〜大同心基部: 大同心沢、大同心稜ともに残雪あり。凍結しているので少しでも不安があればチェーンスパイクは必携か。(未使用でも行けた)ピッケルは不用。 下山時は融雪が進み、ぬかるみ・浮石等際立ち、状態は酷かった |
写真
拍手
鉱泉へのアプローチ。残雪は僅かだが、朝方は凍結ありそうなのでチェーンスパイク等あれば◎
冬は20回くらい通った鉱泉だが、夏は去年の9月以来、これで二回目。ウッドデッキがあるなんて最近まで知らなかった
大同心稜は積雪あり。チェーンスパイクや軽アイゼンは必携。ピッケルは不要だろう
この時期の大同心稜は道が踏め固められておらず、やや悪い。春先なので浮石も目立つ
雲稜はこの辺りから左上気味のトラバース。1ピッチ目の残置スリングが目立つほか、取り付きにも確保支点が整備されているのが一目瞭然なので迷うことはないだろう
雲稜はこの辺りから左上気味のトラバース。1ピッチ目の残置スリングが目立つほか、取り付きにも確保支点が整備されているのが一目瞭然なので迷うことはないだろう
1ピッチ目の確保支点。ビレイ点にはスリングは使わずメインロープでリギング。
これによりフォールファクター2以上の墜落が防げるほか、墜落時にノットが締まる作用により、アブゾーバー的な役割を果たすことが期待できる。はず…(IRATAのカウズテールの運用方法と同様かと)
1ピッチ目の確保支点。
ビレイ点にはスリングは使わずメインロープでリギング。
これによりフォールファクター2以上の墜落が防げるほか、墜落時にノットが締まる作用により、アブゾーバー的な役割を果たすことが期待できる。はず…(IRATAのカウズテールの運用方法と同様かと)
ビレイ点にはスリングは使わずメインロープでリギング。
これによりフォールファクター2以上の墜落が防げるほか、墜落時にノットが締まる作用により、アブゾーバー的な役割を果たすことが期待できる。はず…(IRATAのカウズテールの運用方法と同様かと)
1ピッチ目。5.9。出だしは残置までランナウトするので、0.4あたりのカムは必携(トライカムの方が良いかも)1月に初めて来た時は残置が期待していた程はなくてライン取りに苦労した。
1ピッチ目。5.9。出だしは残置までランナウトするので、0.4あたりのカムは必携(トライカムの方が良いかも)1月に初めて来た時は残置が期待していた程はなくてライン取りに苦労した。
1ピッチ目終了点。ハンガーボルトはほとんどグージョン。(ペツルのロングライフもあったかな？)ので信頼性は高いが、ハンガーの空転がかなり目立った。増し締めした方が良いだろう
1ピッチ目終了点。
ハンガーボルトはほとんどグージョン。(ペツルのロングライフもあったかな？)ので信頼性は高いが、ハンガーの空転がかなり目立った。増し締めした方が良いだろう
ハンガーボルトはほとんどグージョン。(ペツルのロングライフもあったかな？)ので信頼性は高いが、ハンガーの空転がかなり目立った。増し締めした方が良いだろう
1ピッチ目の登り返し。必要に応じてディビエーション用にランナーを残しておく
2ピッチ目。中間部のジェードルが核心。5.9の難度は充分にある。上部はライン取りに迷う。ハーケンやボルトを探しながら登ると自ずと導かれるだろう
3ピッチ目。ピナクルに向かって右上する。ピナクルを過ぎたあたりにRCCボルトの終了点があるが、それを過ぎると向かって右にハンガーあり。50mいっぱいに伸ばせば、次のピッチも繋げられる。(今回は48mロープでギリギリ届いた)
3ピッチ目。ピナクルに向かって右上する。ピナクルを過ぎたあたりにRCCボルトの終了点があるが、それを過ぎると向かって右にハンガーあり。
50mいっぱいに伸ばせば、次のピッチも繋げられる。(今回は48mロープでギリギリ届いた)
50mいっぱいに伸ばせば、次のピッチも繋げられる。(今回は48mロープでギリギリ届いた)
3.4ピッチ目登り返し中。ロープに全体重を預ける登り返しの場合はロープの擦過に非常に神経を使う(ユマール中に切断したら終わり)ので、信頼できる支点でディビエーションやリビレイしとくと良いだろう(特にラインが直線じゃない場合)。もちろんロープガードも必携。
3.4ピッチ目登り返し中。ロープに全体重を預ける登り返しの場合はロープの擦過に非常に神経を使う(ユマール中に切断したら終わり)ので、信頼できる支点でディビエーションやリビレイしとくと良いだろう(特にラインが直線じゃない場合)。もちろんロープガードも必携。
5ピッチ目。5.9。素晴らしい高度感のなかで緊張感あふれるクライミングが楽しめる。ホールドも良い感じに欠けそうでスパイスになる。
大同心の頭からは歩いて下れる。同ルート下降の場合には、空中になる懸垂下降よりは安全なはずだし、時間もたぶんそんなに変わらない。稜線に抜けるのはハイマツ帯を損壊する恐れがあるので控えた方が良いかも
大同心の頭からは歩いて下れる。同ルート下降の場合には、空中になる懸垂下降よりは安全なはずだし、時間もたぶんそんなに変わらない。
稜線に抜けるのはハイマツ帯を損壊する恐れがあるので控えた方が良いかも
稜線に抜けるのはハイマツ帯を損壊する恐れがあるので控えた方が良いかも
装備
| 個人装備 |
ランナー: クイックドロー×12
トライカム(0.125〜2)
120センチダイニーマスリング×2
|
|---|
感想
今年始め、厳冬期にも登った同ルート。
冬はかなり厳しかったが、無雪期には快適なフリークライミングが楽しめるのではと期待して訪れてみた。
ネットで記録を探すと7〜8月の夏季のものは目立つが、5月上旬に登ったという話はあまり聞かない。
下界は真夏日が続いているし、コンディションは夏季と相違ないのでは？ベルグラ張ってたり草付き凍ってたりしたらやめようと思って行ってみたが、結果的には快適そのもの、爽快なマルチピッチクライミングが楽しめた。
一方、春先だからか、ホールドは見た目通り剥がれやすく、パーティでのクライミングに比べて、墜落に対する許容度が低い自分の単独登攀のシステムではそれなりの緊張を強いられた。
ホールドが欠損するリスクを考慮すれば、
本チャンルートとしては5.9はやや辛めか？ジムクライマーなら容易と聞いたが、ジムで登ってばかりの自分からしたら5.10aでも良いのかもと思った。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：1105人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
sugi-chan さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する