南葉山 ブナ林にカタクリからサンカヨウまで楽しめる里山 青田難波山〜籠町南葉山

2023年05月16日(火) [日帰り]

• GPS: 08:50
• 距離: 13.3km
• 登り: 861m
• 下り: 857m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:23
• 休憩: 0:32
• 合計: 8:55

6:20 スタート地点
6:34 6:41 南葉高原キャンプ場
8:10 8:14 見晴台
9:05 9:06 青田難波山
9:42 9:43 猿掛南葉山
10:22 10:33 籠町南葉山
11:24 11:25 猿掛南葉山
11:55 12:01 青田難波山
15:04 15:07 南葉高原キャンプ場
15:16 ゴール地点

天候

晴れ　駐車場で気温16℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

南葉山キャンプ場手前の登山・山菜取り専用駐車場に駐車。南葉山キャンプ場にはキャンプ場利用者のみが進入できます。砂利敷、3-40台駐車可能。

コース状況／危険箇所等

◾️南葉山キャンプ場〜木落とし坂コース〜青田南葉山
　ブナ林は少なめ、灌木地帯が多めのコース。上部に残雪有り。
◾️青田南葉山〜籠町南葉山
　青田南葉山までのコースほど人は入っていないようで、ネマガリタケや灌木がやや鬱陶しい部分があるが、ブナ林の稜線が続く。この稜線は秋の紅葉の時期に歩いてみたいコース。残雪期は夏道を見失いやすいポイントがあるので注意必要。
◾️青田南葉山〜明神沢コース〜南葉山キャンプ場
　春には外せない明神沢コース。ブナ林にイワカガミ、シラネアオイ、サンカヨウ、アズマシロカネソウ、カタクリまで春の花が同時期に咲く、涼しい新緑のブナと春の花々を満喫できる。上部の一部に雪が残る部分有り。

写真

5/16 6:22

快晴、駐車場で気温16℃。登山・山菜取り専用駐車場を出発

5/16 6:25

タニウツギ満開

5/16 6:26

ヤマフジ

5/16 6:27

ヒメシャガも一斉に咲き出した

5/16 6:28

上を向いているチゴユリ達

5/16 6:31

ツクバキンモンソウ

5/16 6:43

南葉高原キャンプ場から木落し坂コースへ

5/16 6:48

さっそくシラネアオイ

5/16 6:51

ノイバラ

5/16 6:54

イワカガミロード

5/16 6:57

ユキグニミツバツツジ

5/16 7:00

オオカメノキ

5/16 7:04

白花のスミレサイシンかな

5/16 7:06

オクチョウジザクラ

5/16 7:14

オクチョウジザクラにまとわりつくアケビ

5/16 7:17

ナガハシスミレ

5/16 7:26

ブナが現れ始めた

5/16 7:28

上越市街の水田地帯と日本海と米山と。米山には薄らと筋雲

5/16 7:32

ウリハダカエデ

5/16 7:34

六合目。水鏡の田園と左に刈羽黒姫山を望む

5/16 7:38

水場にはマムシグサ

5/16 7:43

標高700メートルを超えたあたりからブナ林に入る

5/16 7:46

フジコブヤハズカミキリ

5/16 7:59

スミレ。この辺りのイワカガミは蕾

5/16 8:06

七合目の見晴らし台からの日本海〜米山眺望、今日も春霞で遠景はきかない。中央奥に薄らと弥彦山が見える程度。

5/16 8:09

羽根が傷んでいるギフチョウ、頑張ったね。

5/16 8:16

七合目の沢には残雪

5/16 8:19

ブナの新芽の春紅葉

5/16 8:28

残雪上を歩くことになる

5/16 8:29

雪解け後にはお約束のショウジョウバカマ

5/16 8:31

八合目、残雪上は涼しい。

5/16 8:37

マンサク

5/16 8:41

ショウジョウバカマの蜜を吸うギフチョウ。この子の羽根もボロボロだけど頑張れ！

5/16 8:47

ニョロニョロブナの周囲で夏道を探す

5/16 8:49

夏道を外すとこうなる

5/16 8:53

九合目まで雪があるので、ここは直進して雪上歩きを続けても良い。

5/16 8:54

この子は綺麗な羽根をしている

5/16 8:58

比較的若いブナの森を歩くと

5/16 9:03

青田南葉山山頂。地形図では「青田難波山」、地元では「青田南葉山」。恐らくは「南葉山」で統一する方が良いのではないだろうか？

5/16 9:03

これほどはっきりした妙高〜火打山を見たのは新潟入り後初めてかもしれない😃

5/16 9:05

山頂には南葉神社の祠

5/16 9:09

ブナ林の続く稜線を籠町南葉山へ

5/16 9:10

カンスゲ、いつもは無視しているけど、かなり主張しているように見えたので(笑)

5/16 9:12

ユキツバキ

5/16 9:13

やはり主張するブナは撮る

5/16 9:15

ブナ坂を下る

5/16 9:18

林床はイワカガミロード

5/16 9:21

主張するブナその2

5/16 9:34

広い稜線なので雪があると夏道を探す必要がある

5/16 9:37

ムラサキヤシオツツジ、大抵は花が3つだが、たまに4つつく場合もある

5/16 9:43

火打山

5/16 9:45

夏道はこの先だ！コリャ迷ってしまう可能性大！

5/16 9:52

素晴らしいブナ林だ

5/16 9:53

気持ちいい！

5/16 9:56

林床にはイワカガミ群生地があちこちに

5/16 10:01

籠町南葉山が見えた

5/16 10:07

ブナの巨木

5/16 10:09

ブナの門を通る

5/16 10:18

籠町南葉山山頂は灌木と背の低いブナ林の山頂

5/16 10:20

鍋倉山方面だけ切り開かれている。一休みして戻ろう。

5/16 10:34

風雪に耐えた稜線上のブナ

5/16 10:37

オトシブミとブナの実

5/16 10:38

純白のタムシバ

5/16 10:43

道標がやられている。道標の左手には丸い石が残る。宗教的な遺物かな。

5/16 10:49

ガクウラジロヨウラク

5/16 10:52

稜線上に展望はほとんどない。唯一上越市方面のみこのように見えるポイントがある。

5/16 11:08

ウロが開いても元気なブナ

5/16 11:09

美しい森だ。ブナの新緑が日光を遮り涼しい。

5/16 11:16

この急坂は滑るので階段、ロープがありがたい

5/16 11:19

火打山〜焼山、大毛無山が見える

5/16 11:21

残雪トラップ跡、ここまで跳ね上がるのだからトラップに引っかかると相当痛いだろう。

5/16 11:24

この辺りが猿掛南葉山山頂、山名板等は見当たらない。

5/16 11:27

若いブナ林の登山道

5/16 11:41

残雪の奥に新緑の青田南葉山を望む

5/16 11:47

ブナ林の登り

5/16 12:01

再びの青田南葉山山頂を残雪の明神沢方面へ

5/16 12:04

ここからはブナの巨木林

5/16 12:05

堂々たるブナが点在

5/16 12:09

残雪ゾーン

5/16 12:13

クロヒメカンアオイ、コシノカンアオイに比べると口が小さい。

5/16 12:18

再びブナ林に入ると涼しい！ブナの若葉の春紅葉

5/16 12:19

ルリハムシ

5/16 12:26

アズキナシ

5/16 12:28

春日山城跡と直江津

5/16 12:29

ほぼ白花のイワカガミ

5/16 12:38

桑取分岐

5/16 12:40

クロサンショウウオの卵

5/16 12:42

ここは、登りの場合は残雪直進してしまいそうだ。

5/16 12:47

ツクバネソウにバッタ

5/16 12:52

サンカヨウ

5/16 12:55

チャルメルソウ

5/16 12:59

シラネアオイ

5/16 13:03

エンレイソウ

5/16 13:08

またまたブナ林

5/16 13:13

アズマシロカネソウ小群落

5/16 13:13

可愛い盛りだ😍 鯖の尾になっているものはほとんどまだない

5/16 13:20

ダンコウバイ

5/16 13:23

グリーンシャワーのブナ林が続く

5/16 13:27

沢を渡る

5/16 13:31

ブナの森を流れる沢を再び渡る

5/16 13:33

ここにも大量のクロサンショウウオの卵

5/16 13:34

奥にはモリアオガエルがもう卵を産みつけている

5/16 13:36

サンカヨウが点在

5/16 13:38

エンゴサク

5/16 13:40

キクザキイチゲ

5/16 13:41

薄ムラサキのシラネアオイ

5/16 13:42

シモフリコメツキ

5/16 13:44

オオバキスミレ

5/16 13:47

ニリンソウ咲き始め

5/16 13:48

ブナの巨木

5/16 13:49

青空に緑のグラデーション

5/16 13:57

サンカヨウ小群落、散り始めのものもあるが、

5/16 13:57

フレッシュな花も多い。

5/16 13:58

シラネアオイのブーケ

5/16 14:09

その後はカタクリロード

5/16 14:15

桜模様が美しい

5/16 14:19

半開きのミヤマカタバミ

5/16 14:27

渡渉ポイントにキクザキイチゲ

5/16 14:30

キクバオウレン実

5/16 14:36

サワハコベ

5/16 14:38

久しぶりに展望が開ける

5/16 14:39

サンカヨウにバッタ

5/16 14:42

ユキツバキ、白い筋が一つはっきり

5/16 14:45

こちらのカタクリは濃い桜模様

5/16 14:52

ルイヨウボタンとナルコユリ

5/16 14:57

南葉山高原第3キャンプ場まで降りて来た。キャンプの場合は一番高い位置まで車乗り入れ可能

5/16 15:01

オダマキ

5/16 15:04

南葉ロッジ、今年から売店のみ営業、食堂は営業しないそうです。

5/16 15:09

ヒメシャガ、山中では咲いてなかったな

5/16 15:14

最初から最後までルート上ずっとイワカガミが咲いてた。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

感想

クワッチ

◾️南葉山、特にブナ林とイワカガミ、カタクリの残る時期にサンカヨウ、シラネアオイ、アズマシロカネソウが咲く明神沢コースはブナ好き花好きには堪らないコース。登山道を彩る花々に一向に歩みが進まず、ずいぶん時間がかかってしまった。
◾️青田南葉山〜籠町南葉山の稜線はほぼブナ林の中を歩く。青田南葉山までの登山者が多いようで、ややネマガリタケが鬱陶しく感じる部分もあるが、登山道は問題なし。火打山や妙高山が見えるポイントがもっとあるかと期待したが、深いブナ林に阻まれ、展望は思ったほど開けることがなかった。ブナ林を楽しむための登山道だと思った方が良い。秋もさぞかし気持ちいいことだろう。
◾️青田南葉山か青田難波山か、漢字表記の混乱問題は難しい。地形図とヤマレコは「青田難波山」、恐らくヤマレコは地形図に準じたのだろう。一方、地元では「青田南葉山」、山頂の社も南葉神社だ。まあ、デメリットは検索に引っかかることがないことがあるということくらいなのかな？

◾️写真はできるだけ重複しないように咲いている場所も記録すべく載せていますが、花盛り沢山の山で今回も100枚を越えてしまいました。花に関心のない方はすっ飛ばしてください(笑)