表丹沢/寄沢水系 山ノ神渡ノ沢


- GPS
- 04:13
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 400m
- 下り
- 380m
コースタイム
11:15山ノ神渡ノ沢出合11:40−
11:42F1(2段1m・3m)−
少し出合の方に戻って左岸から高巻き開始−
(しかし沢に戻ることのはリスク高いので左岸尾根を登り出す)
12:15イイハシの大滝と山ノ神渡ノ沢大滝を両サイドに遠望できる箇所−
13:00標高800m付近(撤退決め)13:20下降開始−
13:53山ノ神渡ノ沢出合14:10−
(植物の案内板をいちいち確認しながらのんびり下山)
14:50寄大橋
天候 | 晴れのち一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■山ノ神渡(ヤマノカンド)ノ沢 ・今回ソロだったこと、時間が遅かったこともあり 沢を歩いたのはF1(2段1+3m)までと その上のF2(5m)基部までで、左岸尾根を高巻いたら 超脆い岩質と急なザレのためチキンハートになってしまい 沢に戻ることができなかった。 ・F2を巻いて少し登ってから沢に戻ろうとしたら 北向きのザレ壁があり、どう見ても沢状が終わっている。 「こりゃ沢自体間違えたのか??」と寄沢本流方面へ トラバースするが、やはり間違っていないことに気づき 戻ってよ〜く確認してみると奥に涸棚というか涸壁。 あれが30m滝?・・・樹木の間に間にしか視認できなかった。 ・よって沢の様子とかグレードとか今回は不明(完全に負けました)。 ■山ノ神渡ノ沢左岸尾根 ・さすがに寄沢流域だけあって「急峻」「脆い」「岩混じり」。 標高800mくらいまでしか行かなかったが下降はちょっと怖かった。 ★2010/02/23パートナーと同沢をリベンジ遡行してきました! http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-57479.html ご注意)当ルートはバリエーションであり、沢登り技術、読図技術をマスターし、 装備も万全を配している方向きです。 一般登山のみの方はご遠慮いただき、同様のルートを行こうとする場合は ベテランと同行されるとか、必要な技術を講習等でマスターして下さい。 |
ファイル |
(更新時刻:2010/01/17 00:00)
|
写真
舗装道路が終わり右側の登山道に入る。
(登りの話)
約100mも登るとこんな標識と植生保護柵ゲート。
標識に案内がここだけないが、雨山峠への登山道は、このゲートを開けて進むので注意。
感想
先週見てみた清兵衛ノ沢の対岸に流れ込む山ノ神渡ノ沢へ行ってみた。
名前からして「入ってはならぬぞ。罰当たりめ。」と天の声が聞こえてきそう。
出合から少し入ると2段(1m・3m)滝。
ソロだしチキン野郎なので左から巻く。
すぐに5m滝。黒光りしていて直登はかなりいやらしそう。
右岸から落ち口にトラバースできそうだったが
やはりチキンは左岸を戻って巻く。
ところが左沢に戻るには何だかいやらしいザレをトラバースしなければならない。
一歩踏み入れて足元がズズズといったのでやはり止めた。
で、更に高みを目指してしまう。
何回か沢に戻ろうとしたが同じ状況なので
どんどん高く巻いてしまう。
まったく沢登りの高巻きの原則破り。
すると、目の前の斜度60度以上はあろうかという
岩塔混じりの急峻な尾根を大きなカモシカが脱兎の如く走り降りていった!!。
「師匠!ついていきます!」
訳もわからず叫ぶ。
あの技術が僕にもあればなぁ。
あとで思えばあの方こそ「山の神」の化身であったのだろう。
とにかく更に急で脆い尾根の側壁を一歩一歩慎重に登る。
と、沢状かと思ったらとても登れそうもないいかにも脆そうな崖。
しかも上部でどう見ても沢は終わっている。
「入渓する沢自体間違えた?」
尾根を北側の寄沢本流方向にトラバースして確認。
たしかに北側に涸沢はあるが、これはどう見ても地形図と合わない。
もう一度山ノ神渡ノ沢とおぼしき沢方向へ戻り観察すると
たしかに終わっている崖の向こう側に更に崖が見える。
もしかするとあれが30m滝?
出発も遅かったのだが、右往左往していて時間がかかり
沢に戻るか、尾根を雨山まで登り続けるか、
はたまた出合に戻るかの選択。
一旦は尾根を登ってみたが、上部もまだまだ急峻かつ岩混じりなので
下降と決める。
標高800m地点あたり。
少し下れば、北にイイハシの大滝の上段と中段が一気呵成に白い筋を引いている
のが遠望できる。
4年前に登ったがなかなかグズグズで悪かったのを思い出す。
南には山ノ神渡ノ沢大滝(と思う)。
この尾根から2つの大滝が見渡せる贅沢さ。
さて尾根を下降する。
登るのもいやらしかったのに下りはなおさら慎重。
幸い植林径も何となくついていたのでトレースするが
よくもまぁこんな急峻で脆い尾根で仕事をするものと脱帽だ。
甘く見てました、山の神様。
今度来るときはちゃんとメンバー揃えて念入りに伺わせていただきます。
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