能郷谷〜温見峠ピストン(断念) 過ぎ去ってゆく秋と迫りくる冬
- GPS
- 10:00
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,735m
- 下り
- 1,739m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:59
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
根尾能郷線バス停『黒津口』の所で左折。 左折してすぐ、右手に能郷白山神社。 そのままず〜っと奥へ進むとゲート(現在の実質上の能郷谷ルート登山口)に行き着く。 ・道は橋を過ぎると林道となり、道幅が狭くなる。 両脇から伸びる植物が車に触れるぐらい狭い箇所多数。 カーブミラーなし。退避スペースはある。擦れ違い注意。 洗い越し(路上河川)がいくつかある。 路上に落石が転がっている。要徐行。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース図● GPS端末が拾ったルート。 ●登山ポスト● 能郷白山神社に電話ボックス改造タイプ設置。 ●トイレ● 能郷白山神社手前右手にあり。 ●登山道の状況● 【ゲート〜登山口】 ・舗装路が所々で崩壊している。約3.5km。 ・様々な野生動物の糞がそこら中に散乱している。姿も見られる。 先月はニホンザルとニホンカモシカ。今回はニホンザルとイノシシ。 【登山口〜旧登山口〜前山】 ・登山口を過ぎてすぐの渡渉は水に落ちやすい。細心の注意が必要。 ・渡渉後はしばらく急登。下りで注意必要。 ・旧登山口〜前山より登山道にも積雪。 【前山〜能郷白山】 ・前山から一旦、標高にして100m程下り、能郷白山へ登り返す。 ・登山道全体に積雪。この日は暖かく雪質は軟弱(踏み抜いても40cm未満)。 冬山装備、ストックは使わなかったが、 (ワカンは改良の成果を試したかったので、頂上近辺で無理やり使った) 今後、状況は日々変化してゆくだろう。 【温見峠ルート途中まで】 ・登山道全体に積雪。能郷谷ルートよりも深い。 歩いた頃は更に暖かくなり、雪質もかなり軟弱で踏み抜きの連続(膝上)。 引き返し地点より下は、より急勾配に。 ・あの調子で積雪が登山口まで続いているのなら、 往復には少なくともあと2〜3時間必要だろう。 |
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写真
感想
今年はもう行くつもりではなかったのだが、前回の花房山から雪に覆われ始めた
その姿を見て、気が変わった。
40ℓのザックに軽アイゼン、ワカンを背負い、前回よりも2〜3kg重い装備で臨む。
勿論、不安要素を感じたら撤退の心構えも忘れずに…。
重量増加の割に、雪のない旧登山口までは前回とそれほど変わらないペースで歩けた。
問題はここからだ。
ここ数日の小春日和の所為か、登山道の積雪は軟らかい。
準備した雪装備は単なるバラストとなってしまった…。残念。
想定していたよりも15分早く、山頂に到着した。
ここで欲張る気持ちが疼きだす。
前回、雨で中止した能郷谷〜温見峠ピストン。
積雪が途中までなら、もしかして…。
13時までに山頂へ戻ることを前提で、行けるところまで行ってみることにする。
ワカン、コンロ、ボンベ他をデポして歩きだすこと10分…。
ワカン着けてこれば良かった
膝下〜膝上までの踏み抜きを繰り返して45分。酷道(国道157号)が見えた。
この先は急勾配。積もった雪がなくなる気配もない。潮時だ。
やはり分水嶺より日本海側。能郷ルートの積もり方とは違った。
山頂まで戻り、春に改良して使わず終いだったワカンを試す。具合は良さそうだ。
そのまま奥宮まで移動し、14時までの長い昼食休憩。
この日は風も少なく、結局行程中はシャツ一枚で過ごした。
ギリギリセーフ。自己ルール?の17時前に行程終了。
長い一日が終わった。
今回も達成出来なかった、能郷谷〜温見峠ピストン。
無雪期なら何とか行けそうな気がする。目指すは来年の紅葉期か。
積雪期の挑戦はやりません。軟弱者ですから。
最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
コメント
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相変わらず果敢に挑戦してますね。この時期の能郷白山、かなり歩きずらいのではないでしょうか?さらにクマは雪で冬眠か?雪景色はすごくいいですが歩くには雪が締まってなくて大変な感じがつたわってきました。
sireotokoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
元々、積雪期の能郷は厳しそうで、行くつもりはなかったのですが、
前回の花房からの姿を見てから気になって気になって…
『養老紅葉気まま歩き』と前夜まで悩んだ挙句、こちらを選びました。
不安視していた雪は先週末からの暖かさの所為か、
想像していたよりも少なかった印象です。
前山への登りから目立ち始めた積雪も仰る通りの腐り気味で、
雪道の大変さを久しぶりに感じられました
動物たちの冬眠はもう少し先のようです。
雪化粧っぷり
hiroCさん、こんばんは
平地は暖かな三連休でしたが、山の雪はこのまま根雪になりそうですね
ドングリ不作の今秋、クマたちは無事冬眠に入ってくれるでしょうか
カスタムワカン、カッコいいですね〜 雪切れバッチリ?
lowriderさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
降って、積もって、融けて、固まって…。また降って、更に積もって…。
越美の白山も加賀の白山に続いて、どんどん白くなってゆくんでしょうね。
熊たち、必死に生き抜くために人里まで下りてきて…
今年、度々報道されるニュースを見ると、何だか複雑な気持ちになってきます
冬眠しない個体もいるとのことで、冬でも注意しないといけませんね。
黒いワカン、カッコいいですか? ですよね〜 (←すぐ調子に乗る )
こっそりと忍者イメージです。下顎忍者帯…?
ナイロンメッシュテープのおかげで、ベタベタ雪もサラッと落ちました。
機能的にも良い感じで使えそうです
hiroCさん、こんばんは
能郷白山でしたか、こちらも雪緩んでましたですね。
実は、経ヶ岳もコンディションよければその先のピークまで行こうと思ってましたけど即止めました。
このコンディションではかなり大変なチャレンジですね無理は禁物ですよ。
能郷では積雪時に、磯倉まで行ってみたいと思ってはいるんですけどね。
higurasiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
経ヶ岳レコの巨大な白山に向かって進むhigurasiさんの写真 、
雰囲気出ていて良かったですよ
元々今回は、本格積雪前の山頂ピストン。
運が良ければ霧氷鑑賞なんかも期待してましたが、
霧氷の『ム』の字もありませんでした
で、試しに雪の温見ルート散策です。
ルートの後半で雪がなくなっていれば… うまく行けば…
なんて、うまいこと行くわけありませんでした
磯倉とセットで能郷白山のイメージですから、
自分も行ってみたいとは思いますが…、結構大変そうですよね。
こんばんは!
微妙な積雪なんですね。
ただでさえ長い能郷谷の延長、お疲れです。
写真、山座同定とも素晴らしいと思います。
ヤブは問題ですが、ソムギは越美岐阜県側の中央展望台として面白いと思います。
(この辺、山が特定できないとすべてただの山襞に見えて楽しくないのですが、自分で登って特定できると特上の何にも代えがたい自己満足が味わえますよね。 )
fuararunpuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
秋には遅く、冬には早い…。そんな歩きでした。
一週間前の方が、より冬らしい山を感じられたのかもしれませんね。
雪の温見ルート散策などしないで素直に山頂ピストンにしていたら、
麓で明るい紅葉が見られたのかも…
けど、暮れてゆく中の寂しげな紅葉も、個人的には良かったです
蕎麦粒山は綺麗な形ですよね。
近頃は縮小地形図で位置関係を把握したりすることも時々ですが、あります。
山座同定・花の名前など…(きのこもですね )。
覚えたことで、確かに様々な満足感が得られますね
食料いっぱいで、気持ちにもゆとりがうまれそうです♪
konamonさん、こんばんは。
どんどん変化(進化? )してゆきますねぇ
コメントありがとうございます。
仰る通りナノデス。食料が少ないとかなり不安です。
で、過剰な量を持って上がると…、殆ど食べてしまいます
自分は…一体どうなっているのでしょうか…
このままでも良いのでしょうか…
行程中に寒さを感じることが、あまりない気がします。
熱エネルギーに急速に変換されているのでしょうか?
おはようございます。
ふかふかの新雪を期待したいところでしたが,
思った以上に緩み雪でしたね
あの雪での,この長距離はすごいですね。
お疲れ様でした
山は登ってみないと,状態は分かりません。
やはり,状況に適した装備が大切です。
山の名前,ありがとうございました。
よく分かりました
totokさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
totokさんの八曽山レコ拝見の時点で、行き先を絞り切れていませんでした。
『秋の養老、未踏領域散策』か、前の週に花房から見た『冬になりかけの能郷』か?
今の雪量ならまだ行けそうだった能郷を選びました。
前山〜能郷の登り返しと温見峠方面以外の雪は、気になりませんでした。
難渋したのは実質7〜8km程度だったかと思います。
でも、下山時には気付かなかった疲れが帰宅後に一気に出ました
雪道。膝に優しい点は良いですね
あの辺りの山座同定も最近になって少しずつ…です。
能郷白山。五回目でようやく遠景を見渡せました
ワカン、あえて置いてきたのは
残念ですね。
もう、山の北側と南側では
雪の具合が、だいぶ違う時期に
なってきましたね。
雪と雪なしの箇所のミックスで
20km以上の今回の登山、
どんどんレベルUPされてて
うらやましいです。
惜しむらくは、樹氷が残念だった
ぐらいでしょうか。
でも、雪山は、軟弱が一番だと
僕も思います。
komakiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
まだ本格的でないとは言え、山の南と北側との雪量差は想像以上でした。
来月に入ったらもう、自分では到底太刀打ち出来ない、
真の姿に変貌しているのでしょう
霧氷。実は少しだけ期待はしていたのですが、
あの暖かさではちょっとダメでしたね。
あの山では珍しい(自分が登る時だけ?)、風の少ない穏やかな山頂でした
晩秋の、沈みかけの弱々しい太陽に照らされる山が、何だか寂しげでした
ところで、美ヶ原の夕日。凄く綺麗でしたね。
あんな光景、自分の目で見られたら最高です
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