赤目四十八滝 周回


- GPS
- 04:00
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 749m
- 下り
- 741m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:22
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
このあとの全ての標識もそうでしたが、そもそも逆回りに(地図上でみると時計回りに)一方通行でコース設定がされていましたので、今回私の採ったコースは掟破りといえば掟破りということになりますかね。
感想
私の山行は、基本、単独行で、しかもできるだけ人と遭わない、混まない日や時間帯をあえて選んでいます。理由は、前を行く人を抜こうとしたり、後ろから来る人が気になったり、登山道渋滞にはまったりして自分のペースが崩れてしまうのが嫌だし、すれ違う度に挨拶したりされたりしなければならない妙な圧を感じてしまうのも嫌だし、そのくせ、自分が挨拶したのに返されないとイラっとしている自分を自覚するのも嫌だったりするからです。要するに、性格がひねくれているからです。
なので、あからさまな「話しかけるな」オーラを常に纏って歩いているので、めったに話しかけられることはないのですが、今日は自分でもびっくり、2人にも声を掛けられ、あまつさえ、1人とは途中から同行し、下山後に昼ごはんまで一緒に食べました。自分の性格から考えるとまったくありえない話です。
「山行」とはいえない今回の「滝巡り」を決めたのは、今週末は雨模様だと諦めていたところにどうやら土曜日は晴れないまでも降らなそうということがはっきりした金曜日の午後でした。現地まで行くのに2時間かかるというのに往復3時間の滝巡りだけではあまりにも物足らなさそうなので、長坂山を半時計回りに経由するコースにしました。登り始めてみると、標識や案内板がやたら見づらいことから長坂山の登山道は時計回りの一方通行のコース設定ということに気づきましたが、もはや後の祭り。でも、別に登りにくいなどということはなく、30分で山頂に到着し、そこから60分で蛭に襲われることもなく、百畳岩に出てくることができました。登山開始からここまで、ただの1人にも遭うこともありませんでした。
渓谷に下り、最奥の「岩窟滝」へ向かいます。「斜滝」辺りで先行していたパトロールスタッフの方が声をかけてくれ、そこから先の滝やビュースポットの説明をしていただくだけでなく「岩窟岩」横の休憩所でしばらく雑談につきあっていただきました。日帰り山行でこんなに話し込むなんて初めてのことでした。きっと、相手の方が相当歩み寄ってくれたからに違いありません。人見知りなんて開き直れるような歳ではもうとっくになくなっているくせに相変わらず変わることのできない自分が恥ずかしい限りです。
復路を歩き始めてまもなく、目の前を歩いている女性の方にも声をかけていただきました。本当に今までの自分にはありえない事態です。その方は山歩きを始めたばかりの初心者とのことで、装備も安く調達したような話をしてくれました。何も知らない、周りに教えてくれる人もいない状態で登山を始めた頃の自分を思い出しました。
明るくよく笑う元気なその方と何やかやと話しながら歩いているうちにあっという間にサンショウオセンターに到着し、駐車場に戻ってきました。その時間になると朝はどこも閉まっていた店も開いていたので、そのうち1軒の店で「牛汁定食」なるものに一緒に舌鼓を打ち、Webで有名な「へこきまんじゅう」を食べたあと、挨拶してお別れしました。ちなみにへこきまんじゅうの「へこき」の名前の由来は、店の人に聞いたところ、やはり、その「へこき」でした。「へこきまんじゅう」は皮部分にさつまいもをすりつぶしたものを使っているたい焼きみたいな感じで、たい焼き同様さまざまな餡のバリエーションがありました。芋を食べるとおならが出ることから「へこき」という名前がついたということです。
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