花貫渓谷〜土岳へジオハイキング

2023年06月11日(日) [日帰り]

• GPS: 02:32
• 距離: 6.1km
• 登り: 411m
• 下り: 401m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:17
• 休憩: 0:13
• 合計: 2:30

距離 6.1km 登り 411m 下り 411m

14:17 花貫渓谷駐車場
14:27 不動滝
14:31 乙女滝
14:44 14:47 汐見滝吊橋
14:59 15:00 小滝沢キャンプ場横の駐車場
15:31 15:32 七ツ岩
15:41 15:42 土岳
15:51 15:53 七ツ岩
16:27 16:30 小滝沢キャンプ場横の駐車場
16:36 16:37 汐見滝吊橋
16:45 16:46 乙女滝
16:47 ゴール地点

天候

小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・常磐自動車道・高萩ICから20分ほどで花貫渓谷🅿
※花貫渓谷大駐車場はとても広く、100台以上停められそうでした。
※紅葉期は、駐車場は有料となるようですが、夏季は無料開放されてます。

コース状況／危険箇所等

・花貫渓谷：自然散策路が設けられています。
・土岳：ハイキングコースが整備されています。ただ、花崗岩が風化した真砂土が露出しているところもあり、雨の日は滑りやすいです。

その他周辺情報

・中郷温泉「通りゃんせ」
　北茨城市にある日帰り温泉施設です。高萩ICから5分ほどです。
　営業時間：10：００〜20：00
　料金：平日600円　土日祝700円（16時以降は500円）
　https://www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp/page/page000064.html

写真

6/11 14:16

高萩での用事が早く終わったので、近くの花貫渓谷を散策することに。雨のせいか☔️、広〜い駐車場貸切です。

6/11 14:19

雨でもウキウキ。いよいよ1億年前の大地へ😍入口には河童くんがいます。

6/11 14:23

花貫渓谷は、約1億年前の花崗岩が花貫川によって浸食された滝や淵が連なっています。こちらは乙女滝。

6/11 14:27

河童伝説のある不動滝。

6/11 14:41

ここの花崗岩は、御影石と呼ばれる白っぽい石が多いです。

6/11 14:42

花崗岩が風化した真砂の川床が白くてきれい。

6/11 14:47

紅葉の名所、汐見滝吊橋。今は青紅葉のトンネル。

6/11 14:43

汐見滝。汐が見えるってことは、昔はここから海が見えたのかな。

6/11 14:48

吊橋からの眺め。数千万年かけて花貫川が削った深いV字谷が刻まれています。

6/11 14:50

道沿いのガクアジサイや、

6/11 14:35

ギンリョウソウは雨で生き生き。

6/11 14:53

中州の大木を取り囲むように川が流れ、庭園のような景観です。

6/11 14:54

土岳登山口のとてもきれいなトイレ。ここで折り返すつもりでしたが、

6/11 15:00

「土岳登山口」の案内板を見たら、山に呼ばれている気がして、急きょ登ることに！

6/11 15:01

登り始めてすぐ、小滝沢の山桜「花子さん」に会えます。

6/11 15:07

コアジサイも見頃でした。

6/11 15:12

暖帯と冷温帯の1450種もの植物が混在して見られるそうです。

6/11 15:20

花崗岩の巨石も見ものです。シーティング節理が見事な大黒岩。

6/11 15:52

こちらは七ツ岩。1億年…この岩が辿ってきた地球の歴史を聞いてみたい。

6/11 15:38

土岳山頂。阿武隈花崗岩が数千万年も風化と浸食を受け続け、頂上付近はなだらかな山容となっています。

6/11 15:43

びっしり花をつけた満開のヤマボウシの大木が5〜6本、山頂を飾っていました。

6/11 15:38

中国名は「四照花」。樹全体を覆う白花が、四方を照らすように美しいことに由来するそうです。ガスってる中、その意味を実感しました。

6/11 15:40

展望は…、今日は最初から諦め。

6/11 15:40

晴れていれば南から北へ180度の展望が開け、富士山や安達太良山まで見えるそうです。

6/11 16:15

帰り道、たくさんのツチガエルくんとノウサギに出会いました。

6/11 16:14

雨の日のスニーカーは滑る滑る。改めて登山靴のありがたみを感じました。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

judo1carp

1億年…途方もないスケールで想像さえできない。
ただ、石や地層、地形を見てると、ほんの少しだけ、地球の歴史にタイムスリップできるような気がするのです。

1億年前といえば、日本はまだ大陸の一部だった頃。火山があちこちで爆発し、恐竜も闊歩してた。その頃に地下でできた石が、形を変えながらも、今目の前にある。

一年にたった5ミリ程度の隆起でも、100万年経てば標高5000m。標高600mの土岳はどれくらいの地下から隆起し、どれほどの侵食と風化に晒されたのだろう。

そんなことを考えながら、雨のジオハイクを楽しんできました。