武甲山(テン泊縦走)


- GPS
- 31:26
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,674m
- 下り
- 1,624m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
<縦走> 大きなリュックを背負う(20kgだ)。予定は横瀬駅〜一ノ鳥居(生川)〜表参道〜武甲山〜シラジクボ〜子持山〜大持山〜妻坂峠〜武川岳〜西部秩父線芦ヶ久保駅−JR大宮駅。
「泊まる場所は気分しだい」と言う計画だ。何所でも天張れる事と、無線を運用したかったので、武甲山に登れてある程度高い所に一泊出来れば目的達成だ。
<削られた山頂> 横瀬駅。武甲山を見て始めは少々驚いた。山頂が削られて無くなっている。始めて見る光景だ。駅から一ノ鳥居へ歩いて向かう。地図とGPSを確認しながら行く、知らない土地での早合点の判断は良い結果を生まない。
<立派な標識>これから登る山を眺めながら歩くのも悪くない。所々にその山の石灰工場がある。最後の工場を過ぎ砂利道へと入っていく。別荘地を過ぎてしばらく行くと鳥居があり立派な登山の指標もある。このあたりの山は全体的にこういった標識がしっかりしている。登山者の数も大いだろうし、行政も安全を確保する責任が問われているのだろうか?
暫らく進むと登山届けがあり記入した。こちらは「コールサイン」の記入欄がある。
登山道の分岐では地図でも確認するが、大方は標識に導かれなから行く。
日差しが強い。樹林帯の中でもそれは分かる。
木漏れ日でもかなり強力だ。
登山者に話しかけると地元の方であった。聞くとこの山は地域密着型のようだ。この地域の小学生等も授業でこの山に来るのだろうか?登山道は手が入っていて階段もあり歩きやすく、標識もきれいだ。個人や団体で付けた物でなく、行政の手が加えられている様だ。
【武甲山〜武川岳】
<山頂> 山頂は非常に広い。展望所は北側に開けていて秩父の街並みが眼下に広がっている。雲一つ無くすばらしい景色だ。写真に風景を収め、短い時間だけれど無線運用も楽しんだ。
山頂で昼食を取り、次の小持山を目指した。南側には子持山が見えている。
そこへはシラジクボ通る為、まずは武甲山をどんどん下りる。山の上はススキが穂を開いていた。元々樹林帯であったと思うけれど登山道の左右は伐採によりゆったりと広い。シラジクボを過ぎ子持山へは下った分の登り返しだ。稜線っぽい道を行く。小さな岩などを超え高度を稼いで子持山到着。
<小持山> 木に囲まれ展望はほとんど無い。そこは小さな広場でテントを張るには十分快適そうだ。気温が高く熱による疲労気味。少し休憩を取った。
<大持山> 小さなピーク。写真を撮り直ぐに出発。妻坂峠を目指すが、大持山からは長がーい下りとなった。当初は緩やかで公園を散歩するような感じで広い登山道を進む。妻坂峠が近くなると斜面は急になり足への負担も大きい。この間、今まで定期的にあった立派な標識が無い。でも枝道は無いので心配無用。下り切るとそこには久しぶりに立派な標識があった。妻坂峠に着いた。 比較的長い下りで(直下型)足そのものに負担が大きかった為休憩。時計は3時半を回っている。日没までにまだ時間があるけれどもそろそろ歩くのも飽きてきたところ。今日の天場を決める為に地図とにらめっこだ。
<シャック> すぐ東隣の武川岳山頂に今日の宿を決めて前進。山頂には団体さんや夫婦。はたまた外人の方も。そこで地元の方と暫らくおしゃべりをした。皆が山を下りた後広い山頂にシャックを作る(テント張り)。運用の方はと云うと、この八月開業の局長はまだ慣れておらずなかなかCQを出せず。そう、ご存知の方が居られるでしょうか 青森県三沢市の「サイモン」さんが栃木、標高1300mからCQ出していました、DJの様なトークで。144MHzの1万局アワード間近かの様です。日が暮れた後、外では鹿が鳴いている。
【2日目 武川岳 朝〜】
次の日は日差しが強い中ゆっくり起きて、武川岳山頂を後にする。武川岳からは焼山を経て双子山、そして芦ヶ久保駅へと辿るコースだ。
<焼山> いい展望台で秩父の街並み、武甲山、子持山から大持山への稜線を一度に見ることが出来る。
<双子山> 続いて双子山の雄岳で、また良い展望が得られた。そこは焼山よりも高く、さっきの眺めと更に先ほどの焼山を含んだ景色を楽しめる。焼山では石灰工場の音が直接届いて来たけれどもここは割と静かだ。
双子山(雌岳)は雄岳と対を成す山で樹林の中の広場だ。この先は芦ヶ久保駅を目指す。
分かりやすい稜線を行くが通る人が多いため、間違えて付いてしまった踏み後もどんどん太くなるようだ。
正規のルート以外にも踏み後はみられ一度そちらに入ってしまった。が、そうした人たちの多いのだろう、正規のルートへ復帰する道も割としっかりしている。それほど他の踏み後も太い。その後、冨士浅間神社を過ぎてぐいぐい下りる。
登りは体力的に負担が掛かるが、下りは体力よりも「足」そのものに負担が掛かる。登山道が終わる頃小さな川に出合った。電車に乗るために簡単に靴を洗わせてもらった。そこから線路をくぐり標識と地図を頼りに駅を目指す。駅は道の駅にもなっており、何か物産展を催しているようだ。電車を乗り継ぎ、さいたま市へ。
さいたま市ではちょうど空には大きな飛行船が北から南へと飛んでいた。
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