ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5614300
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳 (釜無川ルートより、鹿窓まで)

2023年06月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:47
距離
27.3km
登り
2,128m
下り
2,109m

コースタイム

日帰り
山行
11:49
休憩
0:55
合計
12:44
3:39
3:40
164
6:24
6:28
26
7:22
7:23
95
8:58
8:59
22
9:21
9:28
16
9:45
9:58
17
10:15
10:29
21
10:50
10:53
18
11:11
11:12
24
11:35
11:39
58
12:37
12:39
22
13:01
13:06
29
13:36
13:36
154
16:10
16:10
7
16:17
16:17
0
16:18
ゴール地点
天候 快晴無風。登山日和。
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
釜無川林道ゲートの300mぐらい手前にあるスペースに縦列駐車。
当日は好天のためか、早朝3:30の時点でも既に8台駐車済。
下山後に見たら、さらに手前にある遠いスペースにも数台あった。

林道は3kmほど無舗装運転となる。ところどころ窪みや水溜りが目立つ、標準的なフラットダートのレベル。
工事用セメントか何かか?白っぽい粉が車体上部からホイールまわりまでを汚す。
コース状況/
危険箇所等
⚫︎林道〜営林小屋
片道全長9.2mとされるが、実際には迂回路を数回まじえるためもっと歩く羽目になる。
台風災害による崩落や荒れがいまだに残る区間だが、そんなに事前研究しなくても、案ずるより産むが易しのようだ。
修復の土木工事も年々進んでいる。
すでにヤマレコ内に多くの情報提供があり、目印もフミアトも増えて迂回ルート採りも定まってきたような印象もある。
それらに導かれるままに歩けば、特に問題はないだろう。
沢の渡渉だけは、岩を渡る際に足ポチャしないように注意。
なお、自転車使用者も少なくない。
車種にもよるが、最長でゲートから6kmあたりの中川出合前後までは入車可能であるようだ。

⚫︎営林小屋〜横岳峠
意外にルートロスしやすいのが、この区間の河原ゴーロ帯だ。
特に帰り道は目印を目に捉えにくいようだ。
全体的な印象を言語化するとしたら「荒れ気味」「雑然」。
岩が多く転がるから、フミアトも付きにくい。
ルーファイ練習が目的でないのなら、GPSに頼って時間のロスを防ぐのが効率的な手かもしれない。

⚫︎横岳峠〜三角点ピーク
急登が目立ち、特に下りでの地味なスリップが起こりがちな区間だ。滑りまくって服を派手に汚したくはないものだ。
日陰の樹林帯も長く、晴れた日でも土が湿気を含みがちなせいもあるが、とにかく斜度がある。
当然、登りにおいては体力と時間を奪われていく。

⚫︎三角点ピーク〜鋸岳頂上
私は三角点ピークでヘルメットを付け、ストックを収納した。
山頂まで特筆すべきまでの危険箇所やテクニカルな行程があるわけではない。
基本的には踏まれたトレイルを、ときに岩に手を添えながら辿るだけだ。
しかし、痩せ尾根、ザレ気味なトラバース地形、浮石、落石を他者に当ててしまう、等のリスクはある。
高低差のある滑落ポイントはよろめいたり、スリップしないように要注意となる。そこは命取り。
日帰り計画だと深夜出立の眠気や長大林道歩きの疲労に襲われやすいから、三角点ピーク地点でいちど自身の健康チェックをしてから、進退を決めるとよいだろう。

⚫︎鋸岳頂上〜鹿窓
当日は登山者が多めで山頂もなかなか賑わっていたと思うが、鹿窓まで足を伸ばす(正確には手も)人は意外に少ないという印象をもった。
以下、行き方(往路)の説明。

①鎖が一本垂れ下がっているほぼ垂直の岩を20mぐらい降りる。
②同様の鎖で同様の壁をどうにか登る。
③鎖の這わせてある岩場を横移動トラバース。残りは踏まれたトレイルを滑落しないように辿るだけ。

この区間だけに限定すれば、最低限の鎖が整備されているし、ガレガレボロボロ岩は少ないという点で、悪名高い鋸岳における危険度・難易度は比較的高くはないのではないだろうか。
それは、鹿窓の向こう側、すなわち甲斐駒ヶ岳側の話であるようだ。
こちら側は比較的岩が固く、手がかり足がかりはあるという印象だった。

帰路、①を今度は登ることになるが、鎖は単純に一本が長く垂れ下がっているだけで、足がかりの多いルート採りへと複数の鎖で案内してくれたりはしない。
というか、まっすぐ直登すると上の方は岩の出っ張りが少なく、徐々にフラット気味になっていく。
左斜め上に向かって登ると足がかりが多いように見える。従って、途中から鎖をはなして三点支持で登攀するか、あるいは途中で鎖をぐっと左寄りに引き寄せながら助けとして使っていくか、のいずれかが有効か。

私は往復で約30分。
岩場の様子については、写真コーナーも参考になるかもしれない。
すべて自己責任でお願いします。
その他周辺情報 道の駅 信州蔦木宿が近くにある。
ラーメンと温泉入浴セット 1250円
天丼と温泉入浴セット 1350円
駐車スペースから数百メートル。ゲートから入山。
ここから西に釜無山なんて山もあるのだな。一般登山道もあるようで気になる。
2023年06月17日 03:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
6/17 3:39
駐車スペースから数百メートル。ゲートから入山。
ここから西に釜無山なんて山もあるのだな。一般登山道もあるようで気になる。
夏至も近いから、歩きだして間もなくヘッドライトは不要になる。序盤は河原沿いの舗装路だ。自転車併用の登山者さんたちが、ゆるやかな登り坂を走っていった。
2023年06月17日 04:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 4:07
夏至も近いから、歩きだして間もなくヘッドライトは不要になる。序盤は河原沿いの舗装路だ。自転車併用の登山者さんたちが、ゆるやかな登り坂を走っていった。
まだ半分もいってない。路面が荒れてきたが、目立った落石もなく、すでに工事も進んでいるっぽいエリアだ。
2023年06月17日 04:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
6/17 4:40
まだ半分もいってない。路面が荒れてきたが、目立った落石もなく、すでに工事も進んでいるっぽいエリアだ。
路面が完全にダート坂道になったが、まだ自転車も押して運べそう。自転車欲しいなあ。先はまだまだ長い徒歩者だから、ポテチでも食べながら進む。
2023年06月17日 04:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 4:55
路面が完全にダート坂道になったが、まだ自転車も押して運べそう。自転車欲しいなあ。先はまだまだ長い徒歩者だから、ポテチでも食べながら進む。
中川出合のあたりだが、ここまでにはなかった雰囲気の場所がでてくる。この手前で自転車をデポしてる人が多かった。
2023年06月17日 05:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 5:17
中川出合のあたりだが、ここまでにはなかった雰囲気の場所がでてくる。この手前で自転車をデポしてる人が多かった。
林道崩落箇所があり、軽く河原方面に迂回する。目印やフミアトがあるから、それに従うだけ。沢は跨ぐ程度。
2023年06月17日 05:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 5:30
林道崩落箇所があり、軽く河原方面に迂回する。目印やフミアトがあるから、それに従うだけ。沢は跨ぐ程度。
7.0km歩いた。この先、迂回路が数回ある。
2023年06月17日 05:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
6/17 5:32
7.0km歩いた。この先、迂回路が数回ある。
林道寸断。ここは直進できない。
2023年06月17日 05:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 5:45
林道寸断。ここは直進できない。
河原はだいぶ下の方にあるが、目印とフミアトを参考にして降り立つ。で、また林道へと戻っていく迂回路。

こんなのが数回繰り返される。
2023年06月17日 05:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 5:46
河原はだいぶ下の方にあるが、目印とフミアトを参考にして降り立つ。で、また林道へと戻っていく迂回路。

こんなのが数回繰り返される。
林道終盤。とても時間がかかった。
2023年06月17日 06:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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林道終盤。とても時間がかかった。
最後の距離看板。
2023年06月17日 06:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 6:22
最後の距離看板。
営林小屋。三時間近くもかかってしまった。
2023年06月17日 06:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 6:24
営林小屋。三時間近くもかかってしまった。
ようやく本格登山道へ。
2023年06月17日 06:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
6/17 6:24
ようやく本格登山道へ。
このあとの広い沢沿い歩き区間は、ときどき微妙にルートロスしそうになった。荒れ気味。雑然。リボン目印だけでなく、石が積み重ねられた目印も目で捉えて進もう。
2023年06月17日 06:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 6:32
このあとの広い沢沿い歩き区間は、ときどき微妙にルートロスしそうになった。荒れ気味。雑然。リボン目印だけでなく、石が積み重ねられた目印も目で捉えて進もう。
石が多いと、フミアトも薄い。
2023年06月17日 06:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 6:48
石が多いと、フミアトも薄い。
広い沢沿いエリアが終われば、南アルプスの樹林帯らしいトレイルに変わる。
2023年06月17日 06:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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広い沢沿いエリアが終われば、南アルプスの樹林帯らしいトレイルに変わる。
水場。美味い。
この先は尾根に向かう。必要分給水。
2023年06月17日 06:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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水場。美味い。
この先は尾根に向かう。必要分給水。
斜度が強くなる。道迷い要素はほぼないと思う。
2023年06月17日 06:56撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
6/17 6:56
斜度が強くなる。道迷い要素はほぼないと思う。
釜無川ルートは全区間が破線ルートだ。倒木ぐらいはいくつもあるが、気にせず進め。
2023年06月17日 07:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 7:20
釜無川ルートは全区間が破線ルートだ。倒木ぐらいはいくつもあるが、気にせず進め。
横岳峠に登りあげた。ここまで4時間弱。しんどい。
2023年06月17日 07:23撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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横岳峠に登りあげた。ここまで4時間弱。しんどい。
陽を遮る樹林帯を登る。
2023年06月17日 07:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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陽を遮る樹林帯を登る。
心拍数が上がるが、花を見て整える。
2023年06月17日 07:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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心拍数が上がるが、花を見て整える。
一時的に平和な尾根道になる。
2023年06月17日 07:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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一時的に平和な尾根道になる。
平和。急登さえなければ、気温も適温。
2023年06月17日 07:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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平和。急登さえなければ、気温も適温。
ところが、この先こそがエグい急登続きなのだ。
2023年06月17日 07:59撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ところが、この先こそがエグい急登続きなのだ。
仙丈ヶ岳への展望がひらけた。
2023年06月17日 08:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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仙丈ヶ岳への展望がひらけた。
夏近し。
2023年06月17日 08:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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夏近し。
急登。
2023年06月17日 08:26撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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急登。
北岳が見えた。
2023年06月17日 08:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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北岳が見えた。
ようやく森林限界。
2023年06月17日 08:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ようやく森林限界。
三角点ピーク。ストックをしまい、ヘルメット装着。
2023年06月17日 08:56撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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三角点ピーク。ストックをしまい、ヘルメット装着。
鋸岳山頂までアップダウンが続く。
2023年06月17日 08:59撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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鋸岳山頂までアップダウンが続く。
陽射しが強い。ニセピークを越えていく。
2023年06月17日 09:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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陽射しが強い。ニセピークを越えていく。
花咲く尾根歩き。落ちたら危険。
2023年06月17日 09:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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花咲く尾根歩き。落ちたら危険。
ラストスパート。
2023年06月17日 09:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ラストスパート。
登頂。
倒れた山頂標識。記念写真はこれを持って立たせて撮る。
2023年06月17日 09:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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登頂。
倒れた山頂標識。記念写真はこれを持って立たせて撮る。
山頂にも花。
2023年06月17日 09:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂にも花。
北岳、キターン!
間ノ岳もでかい。
2023年06月17日 09:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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北岳、キターン!
間ノ岳もでかい。
南アルプスの女王、仙丈ヶ岳。カールは残雪で白い。
2023年06月17日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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南アルプスの女王、仙丈ヶ岳。カールは残雪で白い。
塩見岳方面。
2023年06月17日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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塩見岳方面。
中央アルプス南部の山々。
2023年06月17日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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中央アルプス南部の山々。
中央アルプスと伊那盆地
2023年06月17日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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中央アルプスと伊那盆地
木曽駒ヶ岳
2023年06月17日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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木曽駒ヶ岳
御嶽山
2023年06月17日 09:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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御嶽山
乗鞍岳
2023年06月17日 09:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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乗鞍岳
先週のぼった霞沢岳、そしてまだ残雪があるのは穂高連峰
2023年06月17日 09:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
6/17 9:47
先週のぼった霞沢岳、そしてまだ残雪があるのは穂高連峰
後立山連峰にむかって北アルプスの山々
2023年06月17日 09:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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後立山連峰にむかって北アルプスの山々
もういちど白根三山と仙丈。鋸岳のピークは絶景ポイントだった。
2023年06月17日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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もういちど白根三山と仙丈。鋸岳のピークは絶景ポイントだった。
甲斐駒ヶ岳へつながるルート。ここがテクニカルな危険ルートであると悪名高い。
2023年06月17日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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甲斐駒ヶ岳へつながるルート。ここがテクニカルな危険ルートであると悪名高い。
さて、鋸岳を象徴するポイントである鹿窓へと向かう。手前にある、岩が見るからに多い小ピークあたりにあると思うが。
2023年06月17日 10:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:00
さて、鋸岳を象徴するポイントである鹿窓へと向かう。手前にある、岩が見るからに多い小ピークあたりにあると思うが。
しばらくトレイルを歩くと、急降下ポイントに突き当たる。見下ろしてみる。うん、これは撮影してる場合ではなく集中して下降しなければ。
2023年06月17日 10:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:05
しばらくトレイルを歩くと、急降下ポイントに突き当たる。見下ろしてみる。うん、これは撮影してる場合ではなく集中して下降しなければ。
沢地形の底に着地。この鎖場を降りてきた。
2023年06月17日 10:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:05
沢地形の底に着地。この鎖場を降りてきた。
次はこれを登る。しっかりしてはいるが、気の利いた鎖ではない。最低限の助けとして、一本がだらりと投げ出されてるだけだ。
2023年06月17日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:09
次はこれを登る。しっかりしてはいるが、気の利いた鎖ではない。最低限の助けとして、一本がだらりと投げ出されてるだけだ。
登りあげた。だいぶ鹿窓に近づいたが、まだここからのアングルでは岩穴は見えない。
2023年06月17日 10:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:13
登りあげた。だいぶ鹿窓に近づいたが、まだここからのアングルでは岩穴は見えない。
岩攻略に忙しいが、花もたくさん咲いている。
2023年06月17日 10:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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岩攻略に忙しいが、花もたくさん咲いている。
写真に鎖が這っているが、あの鎖場を横移動でトラバースし終え、下に無事に下降したところ。振り返って鋸岳山頂を見上げる。
残りは、よく踏まれた土のトレイルを歩くのみ。ただし、ところどころ滑落注意。
2023年06月17日 10:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:18
写真に鎖が這っているが、あの鎖場を横移動でトラバースし終え、下に無事に下降したところ。振り返って鋸岳山頂を見上げる。
残りは、よく踏まれた土のトレイルを歩くのみ。ただし、ところどころ滑落注意。
念願の鹿窓に立つ。
北沢峠から帰る南アルプス林道のバス車内で、運転手がスピードをゆるめながらアナウンスする岩の窓だ。
2023年06月17日 10:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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念願の鹿窓に立つ。
北沢峠から帰る南アルプス林道のバス車内で、運転手がスピードをゆるめながらアナウンスする岩の窓だ。
窓からは女王がばっちり見えた。今日のような快晴無風の日であれば、文句なしの絶景ポイントではないだろうか。
2023年06月17日 10:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:20
窓からは女王がばっちり見えた。今日のような快晴無風の日であれば、文句なしの絶景ポイントではないだろうか。
満足して山頂に帰る。往路では下るのに利用した鎖を、帰路では登るのに使う。上部では左に寄っていくと手がかり足がかりが増えてクリアしやすいと思った。鎖に頼りすぎず、むしろ三点支持の方が基本。
2023年06月17日 10:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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満足して山頂に帰る。往路では下るのに利用した鎖を、帰路では登るのに使う。上部では左に寄っていくと手がかり足がかりが増えてクリアしやすいと思った。鎖に頼りすぎず、むしろ三点支持の方が基本。
山頂に帰還して、他の登山者さんたちに無事に鹿窓往復してきたことを報告。
そして、上機嫌で人形撮影をするオタク。
2023年06月17日 10:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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山頂に帰還して、他の登山者さんたちに無事に鹿窓往復してきたことを報告。
そして、上機嫌で人形撮影をするオタク。
帰ってくる頃には八ヶ岳に引っかかっていた雲もとれてきて、その全容がバーンと一望できた。
2023年06月17日 10:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:47
帰ってくる頃には八ヶ岳に引っかかっていた雲もとれてきて、その全容がバーンと一望できた。
鋸岳、360度ビューの素敵な山頂だった。
これで信州百名山は64座目。
2023年06月17日 10:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:48
鋸岳、360度ビューの素敵な山頂だった。
これで信州百名山は64座目。
最後にもう一度、甲斐駒方面を見やる。
2023年06月17日 10:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 10:50
最後にもう一度、甲斐駒方面を見やる。
北岳も仙丈ヶ岳も名残惜しいが、もう下山を始めないと夕方になってしまう時間なのだ。
2023年06月17日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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北岳も仙丈ヶ岳も名残惜しいが、もう下山を始めないと夕方になってしまう時間なのだ。
下山、嫌だなあ。素敵な山頂を去りたくない気持ちもあるけど、それ以上に長くて険しいあの往路を戻りたくない気持ちがデカすぎる。今回は心の底からピストン山行というものがツラい。だが自分には、甲斐駒から縦走する実力もなければ休日もない。日帰りを可能にしてくれる釜無川ルートの存在には感謝しなければならない。
2023年06月17日 11:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 11:00
下山、嫌だなあ。素敵な山頂を去りたくない気持ちもあるけど、それ以上に長くて険しいあの往路を戻りたくない気持ちがデカすぎる。今回は心の底からピストン山行というものがツラい。だが自分には、甲斐駒から縦走する実力もなければ休日もない。日帰りを可能にしてくれる釜無川ルートの存在には感謝しなければならない。
気を抜かずに、高所恐怖症ゾーンをアップダウンしていく。
2023年06月17日 11:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 11:02
気を抜かずに、高所恐怖症ゾーンをアップダウンしていく。
鋸岳を振り返って。
2023年06月17日 11:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 11:10
鋸岳を振り返って。
しばらく歩いて、また振り返って撮影。かっこいいな。こんなことをしていたら、この後ルートを間違えて少し歩いてしまった。ううっ、ログに恥ずかしい証拠が残ってる。
2023年06月17日 11:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 11:24
しばらく歩いて、また振り返って撮影。かっこいいな。こんなことをしていたら、この後ルートを間違えて少し歩いてしまった。ううっ、ログに恥ずかしい証拠が残ってる。
ひたすら下山下山で横岳峠へワープ。
急坂の下り道では、ニ、三回スリップして手を付いたりもした。まあここまで無事に来てるか。
2023年06月17日 12:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ひたすら下山下山で横岳峠へワープ。
急坂の下り道では、ニ、三回スリップして手を付いたりもした。まあここまで無事に来てるか。
さらに下山下山で、富士川源流の水場。ほぼほぼ水を飲み尽くしていたところだったから、ある程度給水。この先の林道上でも給水ポイントはあるが。
2023年06月17日 13:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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6/17 13:03
さらに下山下山で、富士川源流の水場。ほぼほぼ水を飲み尽くしていたところだったから、ある程度給水。この先の林道上でも給水ポイントはあるが。
広い沢沿いエリアは、往路以上にルートがわかりにくかった。それと歩きにくい。疲れて痛む足裏に優しくない。
2023年06月17日 13:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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広い沢沿いエリアは、往路以上にルートがわかりにくかった。それと歩きにくい。疲れて痛む足裏に優しくない。
営林小屋に着いた。利用説明は、見ての通り。
2023年06月17日 13:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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営林小屋に着いた。利用説明は、見ての通り。
絶望のはじまり。一日に二度は歩けません。それでも歩かなければならない。
2023年06月17日 13:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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絶望のはじまり。一日に二度は歩けません。それでも歩かなければならない。
このあたりは、まだまだ災害の傷跡が深く残されている。
2023年06月17日 14:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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このあたりは、まだまだ災害の傷跡が深く残されている。
ゲートからこのあたりまでは、ほぼ通行がスムーズなように工事済みという印象だ。年々、良くなっているのだろう。頑張ってくださっているのだろう。
2023年06月17日 14:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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ゲートからこのあたりまでは、ほぼ通行がスムーズなように工事済みという印象だ。年々、良くなっているのだろう。頑張ってくださっているのだろう。
しばらく無口に歩く。自転車の方々は帰りは快調なスピードで追い越していった。いやはや長い、長すぎる!
2023年06月17日 15:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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しばらく無口に歩く。自転車の方々は帰りは快調なスピードで追い越していった。いやはや長い、長すぎる!
始点のゲート。マイカーまで残り数百メートル。やはり林道が苦手な私の足では、16時はまわってしまうわな。
とはいえ、十分に明るい時刻に無事下山。
2023年06月17日 16:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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始点のゲート。マイカーまで残り数百メートル。やはり林道が苦手な私の足では、16時はまわってしまうわな。
とはいえ、十分に明るい時刻に無事下山。
道の駅で食事と入浴。ジャグジー風呂で泡マッサージして、運転に備える。
2023年06月17日 17:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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道の駅で食事と入浴。ジャグジー風呂で泡マッサージして、運転に備える。
北杜市内で人気のあるスーパーマーケットで買物をしてから帰宅しよう。
2023年06月17日 18:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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北杜市内で人気のあるスーパーマーケットで買物をしてから帰宅しよう。
南アルプスはすでに夏山モードだった。サンキュー鋸岳。名山だった。でも二度と行くかは、ちょっと怪しいなあ・笑
2023年06月17日 18:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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南アルプスはすでに夏山モードだった。サンキュー鋸岳。名山だった。でも二度と行くかは、ちょっと怪しいなあ・笑

感想

怖い、あるいは、長くてキツい。

鋸岳のイメージといえば、このようなものだと思っている。
憧れはあるけれど、腰が重くなってしまう山だ。

信州百名山をゆっくり登っていくことにしてからは、なるべく早くトライしてみようという気になってきたが、果たして梅雨の合間にザDAYは到来したと天気予報をみて感じた。
広範囲で快晴無風。まだ6月だから暑さも大ダメージにはならない。虫も少なくストレスなく登山に集中できそうな最適期。夏至に近いから陽も長い。チャンスだと考えた。
急遽、計画と準備を整えて実行することができた。

山頂まではヤマレコの過去記録などにある先行者情報を見て、計画がしっかりしてさえすれば行けるだろうと踏んだ。
問題は、鹿窓。
私はボルダリングジムすら未経験だが、できれば鋸岳を象徴するような岩場には行っておきたい。
そこで私と同じく信州百名山を日帰りメインで進めている山仲間に相談した。
先に甲斐駒から鋸岳の縦走を成功している彼に、私の事前リサーチから得た見解を伝えてみる。
そして、より詳細な情報を補足してもらいながら、岩質の難易度や鎖場の段取りを頭の中に構築していった。

現地にて自己責任で鹿窓往復を実行したところ、やはり私の技術力でも問題を感じることなくクリアできた。
怖いというイメージを払拭して動いてみれば、そこには山頂とは別の素敵な景色も待っていた。
甲斐駒からの縦走は怖くて無理だが、釜無川ルートのおかげで私としては満足のいく鋸岳初登頂となった。

長くてキツい、というイメージの方は、イメージ以上に現実はキツくて、それはもうトラウマものの思い出だけどね。

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