風不死岳〜樽前山(ぐるり縦走)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,102m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:18
【全般】
零細時間を活用し、会社帰りのトレラン縦走。
また、時の移ろいと共に夕日・夕景・夜景を稜線から眺め、大変満足度の高い山歩き(トレーニング?)になった。
過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
【まず、風不死岳 北尾根登山口へ】
"風不死岳には樽前山7合目ヒュッテからの登山口があるが、なぜか北尾根ルートは登山ガイドに載っていない。
以前(春)、風不死から雪の上を北尾根らしきところを適当に下ったらえらい目にあったので今回は慎重だ。
それが為、前日は下見を兼ねて風不死岳に登った。
(午後から所要があり、溜まった代休を1日消化)
風不死〜樽前山の間は真っ暗にならなければ、おそらく問題ないだろう・・・
その後、樽前山以降の土地勘には問題ない"
モーラップキャンプ場に車をデポ。
非常に良い天気だ〜・・・曇りっぽい予報だったがラッキーである。
キャンプ場からゆっくりジョグ。登山口まで3kmとちょっと。
国道脇のサイクリングロードを走って行く。
今日もトレラン用のザックを使用。
身体にしっかりフィットし、以下の荷物を背負っても非常にバランスが良く、走っても快適。
<服装・持ち物を熟考・・・>
まず、上からハット(帽子のつばが全周あるもの)
サングラスのレンズをクリアレンズに変更(目の保護の為)
軍手、長袖Tシャツ、サポートタイツ、サポートソックスそれにトレランシューズだ。
ザックの中身は必要にして最小限に。
デジカメ、GPS、携帯電話、救急セットを基本として
アクエリアス :2リットル
パワーバー :1本
パーフェクトプラス:1つ
ひとくちヨウカン :2つ(予備)
ウィンドブレーカ :1着
ヘッドライト :1つ
【風不死岳へ】
<風不死登山口>
登山届を見ると、今日は既に数人が登山を終えていた。
靴ひもを縛り直し、ゲートの鍵をチェック。
林道の鍵はいわゆる”だるま”である。
北海道の林道の鍵はこのタイプに決まっているのだろうか?
昨日と同様、10分程林道を歩き尾根へ取り付く。
以下、”昨日と同様”である。 (^^;
違う点は、天気がすこぶる良く、支笏湖の青さのコントラストがハッキリ。
そこへ徐々に赤味が差して来ている。
−そして、今年流行(はやり)の心拍数−
それは、昨日より10程度数値が高めだ。150を越えてしまう・・・おそらく前日の疲れがあるのだろう。
以前まで登山と云えば、腕時計は「プロトレック」だったが体調管理の為、今や心拍計は欠かせないものに。
山頂手前、7合目手前で空腹感を覚え行動食を口にする。
(7合目標識手前、傾斜が緩やかになりすぐに7合目標識)
チョコクリームの入ったケーキタイプだが、これを行動中に食べるには・・・
とりあえず、空腹感から脱出。
<風不死山頂>
山で夕日を見るのはいつ以来だろうか・・・
いや、そもそも夕日がキレイだなんて思うようになったのは最近の事だ。
西の空は徐々に染まり、羊蹄山が夕景につつまれて行く。
また東の方面は、今立っている風不死岳の影が苫小牧方向へ伸びている。
空気は澄んでおり、360度の展望はクリアー。そして、風も穏やか。
写真を何枚か撮り、カロリー補給。
<パワーバーがどこまで腹持ちが良いか試してみる>
山で食べると大変食べごたえがあり、食べ飽きる頃にやっとなくなった。
食べやすさは結論から言うと非常に良いと思われる。
まず、乱暴に扱っても袋の中で壊れない。そしてパサつき感もなく、喉につかえる事もない。
水があればそれに越した事はないが、水がなくても食べる事ができるのだ。
ただし噛み応えがあるため、ある程度頑張って噛む必要あり。
その後車回収まで、お腹が空く事なく登山終了。
これからはリュックに忍ばせておきたいものである。
【風不死岳〜樽前山】
<樽前山方面へ>
風不死岳を下る。割と笹が濃い部分もあるが足元はしっかりしている。
笹で足元が見えないところは木の根などによる「弁慶」への直撃に気を配りながら前進。
また、段差のある岩にルートがついている部分が数箇所。
それらにはロープもしくはクサリが付いており、しっかり対処すれば問題なし。いや、登山的にはそこが楽しいところだろう。
一部小さな登り返しがあったものの、無事「風不死岳登山口」標識へ到着。
春、P932から直接、風不死岳に登ったが、かなりでたらめなルートであった事が判明・・・どうりで・・・。
<日没まであと10分に迫る>
明るいうちになるべく前に行きたく、ジョギングで先に進む。
樹林の中は薄暗く、少々こわい。
P932まで行けば樹林がないのは知っているので、それを心の支えに前進。
<P932分岐点>
既に日は落ち、羊蹄山が夕焼けに浮かびあがっている。
P932のてっぺんへ標高差100弱。せっかくなので行ってみよう。
稜線を歩いているうちに汗が冷えてきたため、ウィンドブレーカーを着る。
<P932>夕景がイイ感じ。
そして、樽前山への一筋の登山道が白く浮かび上がっている。
早々に切り上げ、そのまま樽前の登りまで一気に走る。
その後はどんどん暗くなってくる。
途中からランプを使用し進んで行く。また、時おり夕景を振り返る。
すると、尻別岳〜羊蹄山〜P932が三兄弟の様に並んでいるではないですか! ぱちり。
(しかし、光量の少ない写真は難しいのです)
樽前山頂手前ではいよいよ暗くなり、夜景の時間。
<樽前山:東山> −夜 景−
おお〜!
苫小牧の灯りが著明であり、そこから噴火湾を囲む海岸線一線に光があり、暗いながら地形を感じる事ができる。
海には漁船と思われる船から非常に明るい光が発せられている。
また、苫小牧→札幌方面へ明るい光の帯。
普段、山頂から山並などの風景を楽しむのが常であるが、今日は両方を楽しめた。
吹きっさらしの山頂であるのに不思議と風が穏やかで、ゆっくりした時間を楽しむ事ができた。
さぁ、後は帰るだけだ。
ここからはどちらかと云えば、慣れた道である。
7合目ヒュッテまで足元に注意しながら下り・・・
ヒュッテから舗装道まで「わっしょい・わっしょい」と闇に声を響かせながらちょと速目のジョグ。
なにせこの区間は熊の目撃情報が多く一人歩きは危険なところである。
10分でこの区間を終了・・・しかし、非常長く感じた。また、一日を通して最も緊張したところである。
舗装道から引き続きノンストップでモーラップキャンプ場へ到着。
途中、2台の車に親切な声を掛けて頂いた(ありがとうございます!)が、2週間後のウルトラの為もあるので、丁寧にお断りする。
この間、闇の中であるがGPSで自分がどこら辺にいるのか(残りの距離等)が分るので心理的に有利だった。
モーラップキャンプ場は賑いを見せており、当然ながらアウトドアも幅広い事を再認識。
車を走らせ、50分後帰宅。
その他
水分は1.5リットル使用。
心理的に、ランプの”予備”(緊急用)が欲しい。
もし、なんらかの原因で使用不可能になった場合、下山が少々困難になります。
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