屛風山〜田代山【七つのピークハントと湿地の散策】
- GPS
- 06:59
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 643m
- 下り
- 639m
コースタイム
天候 | 晴れ 【気温】駐車場:20℃ 屏風山:21℃ 黒の田東湿地:25℃ 田代山:22℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
《大草登山口へのアクセス》 瑞浪市街より国道19号から県道20号を経由し 「下小里」の交差点を左折し、県道66号を北上。 瑞浪麗澤中学高校の前を過ぎ、 しばらく進むと右に小さな看板「屏風山大草登山口」。 狭い道の集落を道なりに進むと看板「駐車場大草地区」 その看板で右折。30〜40台以上置ける未舗装駐車場。トイレなし。 |
写真
感想
暑くなりそうだが、晴れ予報の日曜日。
昨年サギソウが乱舞していた黒の田東湿地は今どうなっているのだろう。
2度目となる屏風山、今回は尾根伝いに周辺のピークを踏みながら、
湿地の花を目的に歩いてこよう。
今回も「寿老の滝」駐車場から峯山林道に入る。
前日の雨による道の泥濘はたいした事なさそうだが、
小滝散策路に入ると沢の水量は先回よりも多く、「小滝」は明らかに
豪快さを増していた。
流失した橋を跨いだり、飛び石伝いに徒渉したりと散策路らしくない道を
分岐まで戻り、陽の入らないうす暗い谷沿いの林道を上流へ向かうと
やがて道が尽き、小さな尾根に乗って急登する登山道が始まる。
急尾根の足元に笹が現れ、傾斜も更に増してくると「大栂の木」の看板が
現れる。先回はパスしてしまったので寄り道する事にする。
休憩代わりにトラバースして行くと、すぐにそれとわかる巨木が現れた。
幹も枝も太く圧倒的な存在感で、抱え込むように測った幹回りは
優に3mを越えていた。
「大栂の木」は急登終盤の合図のような場所で、分岐から僅かな登りで
傾斜が尽きて笹に覆われた主尾根に合流し、突端の北屏風山から
仲ヶ平や大草登山口へ下る道を見送り、南側の小さな鞍部を過ぎると
北西方向に展望が広がる屏風山に到着するが、今は残念ながら雲が広がり
鈴鹿も伊吹も奥美濃の能郷白山も望むことはできなかった。
ここまでくれば黒の田山まで僅かなアップダウンの繰り返しだ。
細かい分岐標識を確認しながら八百山、馬ノ背山を通過し、初めて
黒の田山を目指すが学習不足で湿地方面に下り、林道に着地して初めて
間違いに気付き、谷道で馬ノ背山直下の鞍部まで戻り、緩やかな登りで
黒の田山に到着するが、標識が無いと気付かないようなピークだった。
そして50mほどを急降下して出合った沢を左岸へ上がった分岐を南へ
向かうと伐採作業中で、明るくて整然と植えられた並木のような美しい
植林帯が続いていたがやがて、新しい作業道が登山道を横切ったり、
並行したりと複雑な場所に出てウロウロしていると足元に道標が現れ、
荒神山・月山の分岐だと教えてくれた。新しく作業道が造られるのは
里山では有りがちな事かも知れないが、月山へ向かう東向きの踏み跡を
見つけた時は内心ホッとした。
伐採ゾーンを過ぎ、起伏の無い深い森の中のコブのような月山を下ると
樹林の間から緑一色の「黒の田東湿地」に延びる木道が目に入って来た。
7月になった湿地はどんな花が見られるか楽しみだが、南端の休憩所で
ゆっくりと食事を摂った後、反時計廻りで歩いてみる。
東濃地区で最大と言われる湿地にはノカンゾウ、花菖蒲、カキラン、
モウセンゴケ、ハッチョウトンボなどが見られた。
残念ながらトキソウ、サワランなどは見つけられなかったが、
爽やかな風に吹かれながらのんびりと散策出来た事で満足だった。
残る予定は最後のピークハント、田代山のピストンだ。
寿老の滝分岐を南下してしばらくすると浅い谷地形に出て、途切れ途切れ
の獣除けネットに沿うように尾根に上がり左折(東)、しばらくして
ネットの続く尾根を右に分けると、アカマツや杉に囲まれ展望はゼロだが
爽やかな風が通る三角点峰・田代山に到着だ。
瑞浪市の三角点峰・屛風山から始まったピークハントも、本日の最高点
となる恵那市の田代山で終了、後は「寿老の滝」見物を残すだけだ。
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