十勝岳 (十勝岳温泉からピストン)
- GPS
- 05:25
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,096m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:25
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7/6(前日) 旭岳登れず
7/8からのトムラウシの縦走が、当初の予定では層雲峡ロープウェイからの黒岳経由であったため、ひとり前乗りして旭岳を登ろうと思い、朝一の便で旭川空港に到着。空港からレンタカーで旭岳ロープウェイの駐車場まで来てみたが、雨がザーザー。あたりは濃霧で何も見えず、風もかなり強い。。こんな天気で無理して登って、ロープウェイ往復3200円を払う気にはとてもなれなかった。。
トムラウシ縦走は、この日に旭岳に登れなければ、旭岳からスタートというプランも考えていたため、早々に諦めて旭川の町にラーメンを食べに戻った。食べた後は車内で昼寝したりしてのんびりし、新千歳空港から4時間以上も電車に乗ってやってくる相方を迎えに富良野駅へ。19時に駅に到着した相方をピックし、この日の宿の白銀荘へ。
7/7 十勝岳
この日の朝もまだ雨と濃霧だった。10時頃から晴れる予報を信じて、車で十勝岳温泉に移動し、下山後に入る予定だった凌雲閣の温泉に先に入ることにした(温泉は朝8時から入れる)。酸化鉄(さび)色の温泉が私は大好きで、体の芯まで届く良い温泉でした。
10時頃、予報通り急にガスが薄くなって陽が差してきたため、あわててウキウキ出発。十勝岳はすでに登っていて、花の百名山である富良野岳に登る相方と上ホロ分岐で分かれ、ひとり十勝岳を目指した(私も富良野岳も縦走する予定でしたが、スタートが遅くなったため十勝一本に)。
ガスから浮かび上がる上ホロカメットク山の安政火口の威容は大迫力で目を奪われた。稜線に出て上富良野岳に近づくころから、ガスがなければずっと十勝岳が見えていたようだが、遠方はまだ晴れずその姿をとらえられないまま、歩を進めていた。上ホロカメットク山頂を過ぎると、上ホロ避難小屋が眼下に見えてきた。2022年に立て替えられたようで綺麗なので、立ち寄って休憩することに。振り返って歩いてきた道のりを眺めた後に振り直ると、今までガスで何も見えなかったところに、山がいきなりあって一瞬びっくりした。
十勝岳の山容については事前には確認していなかったが、上ホロカメットク山のような荒々しさはない滑らかな山容であるのに、なぜか圧倒的な存在感とその神々しさから、それが十勝岳であることを瞬時に理解した。それからは、何かに憑かれたかのように目が離せなくなり、「早く近づきたい」「あの頂に立ちたい」という思いに駆られながら歩いた。
相方と別れてからは、ほぼ自分一人しかいなかったので、山頂に人がいるとは思っていなかった。が小柄な女性がそこにいた。その女性に「飛行機で隣に座っていた方ですよね?」と声をかけられてびっくり。。その女性は白銀荘の方から登ってきたと言う。こういうこともあるのですね。
山頂からは、美瑛岳や明日から縦走で登る予定のトムラウシ山が見えたようだが、この日はガスや雲で残念ながら見えなかった。それでも登ってきたのと反対側の山頂直下は、不思議な渦巻き模様の原野が広がっていて目を見張った。十勝岳は魅力がいっぱいだ。日帰りだけでは十分に堪能しきれぬ。文句なしの日本百名山。また来たいと思う。
【出会った花】
イソツツジ お初
ウコンウツギ お初
サンカヨウ
ナナカマド
イワヒゲ
エゾノツガザクラ
チングルマ
キバナシャクナゲ
イワウメ
ミネズオウ
エゾコザクラ
ゴゼンタチバナ
アカモノ
ノビネチドリ お初
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