滝子山
- GPS
- 10:51
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 10:51
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 初狩駅 |
写真
感想
もう覚えてはいない、一年前の滝子山。思い知らせられた寂ショウ尾根の岩稜地帯は苦しかった。笹子駅から国道20号線をひたひたと歩く。かつては、破線ルートで危険・滑落注意の登り。道証地蔵から滝子山の一般ルートで登っていた。今日のルートも寂ショウ尾根と決めていた。迷うことなく登山口に入る。緩やかな山道から歩を進めた。滝子山南陵に差し掛かるとこれまでの登山道から一転して岩稜地帯に入った。ストックは危険なのでザックに収める。南陵から浜立尾根分岐まで、岩壁に進路を阻まれた。1年前は1時間30分ほどで乗り越えた。次から次へと岩稜の登りが止むことはない。聳える岩の連続である。ロープや鎖もあるが、それを凌駕するほどに、ときに高く、ときに狭いルートを息絶え絶えに行く。前回はここを突破し分岐点には11時50分には辿り着いていた。今回はそれと比べると1時間以上遅れを取っている。「災害級の」暑さのせいなのかテンポは早まることはなくむしろ遅延している。岩稜を乗り越えては休みを繰り返すようになってしまった。あぁもうだめだ、と情けなくなる。分岐はまだか…あれか、いや違う。気持ちも凹んできた。ヤマレコMAPは山頂付近に達している。分岐まであと少し、が進めない。そこに4人女性パーティとすれ違う。「下山ですか」と、この南陵を下山に使うのですか。心配顔になる女性軍。見てみて凄い下りよ、というが、危険なのは岩壁の下りだ。ここで驚いいては。初狩ルートを勧めた。私の方はまだ山頂にもついていない。もはや時間は気にせず、ひたすら山頂に届きたい、途中で見えた、あの富士を山頂で見たい。思いとは逆に歩く時間より休んでいる時間の方が長くなってきた。脚力の限界すら感じた。このまま登るか、引き返すかとすら考えた。しかし、引き返すとなれば、あの岩稜を今度は下る、その勇気さえなかった。諦めなかった。下山時間を考えれば、遅くとも15時までには着きたい。休んでは立ち上がりを繰り返し、着いた。山頂だ。無様にへたり込む。余り長居はできない。下る。樹林帯に入り徐々に暗くなってきた。1H降りては休み、初狩駅に向かう。ともかく林道終点までたどれば、日没を意識しながら重い足取りで降りていく。抜けたあぁ。近くの藤沢公民館からタクシー会社に配車依頼するが、断れた。歩くしかない。途中で飲んだ冷たいレモンスカッシュで気を取り戻す。おばあちゃんの案内で初狩駅に着く。日没寸前だった。
コメント
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寂ショウ尾根はバリルートでまだ登ったことがありません。
当日は猛烈に暑く自分は高尾山に行きましたがバテバテでした。
あの暑さでバリの累積1100m超えは凄すぎです。
暑さに負けず頑張りましょう(とは言っても暑すぎですね)。
滝子山は私にとって難易度の高い山なんです。5回程登っています。最初は、破線ルートの寂ショウ尾根を避けて、道証地蔵の一般登山道で登っていました。あるとき、登山者がこの南陵ルートに入り込んでいたことから、自分でも、と思い南陵を何回か登りました。前回1年前は、山頂には12時20分に着いたのですが、今回はダメでした。2時間も遅れてしまい、もうこのルートは登れないだろうと実感しています。危険な暑さの中、疲労度は半端なものではなかったです。 滝子山の紅葉は素敵です。もし、行くと曽すれば、秋にしようと思っています。もちろん道証からです。
梅雨明け前なのに、連日の猛暑日、月曜日から仕事をしていますが、疲労回復には至っておりません。山のミスチョイスでした。
fujikitaさんの山行も凄いと思っていますが、ご無理なさらず、楽しく山登りをしましょう。
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