雨竜沼湿原から南暑寒岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 782m
- 下り
- 768m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:30
天候 | くもり一時晴れのち一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入山届けは管理棟で記入提出しますが、管理人さん(9:00〜16:30)不在の時は入口右脇の電話ボックスの中で記入提出できます。環境美化整備等協力金500円(任意)を支払うと絵葉書と雨竜町で利用できる100円の割引券がもらえます。私はいきいき館の入浴に使いました。400円のところ300円。 登山道に特に危険個所はありませんが、木道は濡れていると滑りやすいのでゆっくり目に気を付けて歩きました。南暑寒岳の展望台の先から1133mのハイマツ帯までの間にヒグマの糞が16ヶ所にありました。中には新しいものもあったのでヒグマの生息地であることに要注意です。 土の登山道は濡れていると滑りやすいのでやはり要注意です。私は下りで滑るかなと思った所で用心せず足を載せてしまい、滑って尻もちを搗きました。 雨後だったからか朝露だったのかは不明ですが、下草が濡れているのでスパッツはしていたもののズボンが濡れました。南暑寒岳山頂で雨が降り始めました。20分程で止んだのですが、下草や笹や木の枝が濡れたのでズボンだけでなく靴の中まで濡れてしまいました。下だけでも雨具を着るべきでした。 |
その他周辺情報 | 雨竜町のいきいき館で入浴しました。温泉ではありません。前泊したのは滝川市のホテルスエヒロです。コロナで宿泊客が減ったので素泊まりのみです。フロントにあるトヨタレンタリースのパンフレットを持参するとレンタカー代が5%割引されます。徒歩10〜15分ほどの所に滝川市美術自然史館(大人630円)とこども科学館(320円)があります。滝川市で発見されたタキカワカイギュウの化石標本や恐竜の標本やプレートテクトニクス(大陸移動、動く地球儀)の上演タイムがあります。色々な実験や体験コーナーがあります。2館共通券840円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
登山靴
スパッツ
ザック
サブザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
テルモス
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
高度計
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
時計
サングラス
タオル
手ぬぐい
ツェルト
ストック
カメラ
ロールペーパー
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感想
昨年6月に増毛町の暑寒荘から暑寒別岳に登りました。天気に恵まれて南暑寒岳も雨竜沼湿原も見えました。雨竜沼湿原は遥か彼方に見えました。縦走できれば良かったのですが、難しそうなのであきらめました。
今年は雨竜町の南暑寒荘から雨竜沼湿原を訪れ、できれば南暑寒岳まで
登りたいと計画しました。2ヶ月前に計画を立てたので天気はその時の運次第でした。今回は運に恵まれなかったようです。当初の計画では13日に登る予定でしたが、少しでも好天予報の14日に変えました。結果として、どちらが良かったのか微妙だったようです。
14日にしたため、この日はハードな日程になりました。13日だったら千歳に宿が取れていたのですが、14日は支笏湖に宿を取っていたため支笏湖まで移動しなければいけませんでした。
早朝4時過ぎに雨竜ゲートパークの管理棟前を出発しました。登山届けは2枚複写式になっていると聞いていましたが、まだ薄暗い中ですぐ剝がせなかったので、同じものを2枚重ねて書かなければいけなかったのかと勘違いしました。既に出発予定時間を過ぎていたのでもう1枚記入する余裕はなく、代わりに持参した登山届けを一緒に挟んで出発しました。(下山後管理棟に寄ったら、1枚に見えた用紙がちゃんと2枚あり、複写されたものが剥がせました。くっついているので簡単に剝がせないようでした。初めての者には分りづらいです。)
スパッツは付けたものの、雨滴なのか夜露なのかわかりませんが、下草が濡れていたのでズボンは大分濡れました。出発時、下は雨具を着た方が良かったようです。白竜の滝は、まだ時間も体力も余裕があったので下まで降りてみました。雄大とは言えませんが、美しい滝をしっかり鑑賞できました。
雨竜沼湿原に近付くと期待に気持ちがたかぶりました。少し萎れかけてはいましたが、ヒオウギアヤメが迎えてくれました。広大な湿原が広がっていて、来て良かったと思いました。とは言え、残念なことに見える筈の南暑寒岳も暑寒別岳も雲の中でした。事前に多くのヤマレコユーザーの方の写真を見ていたので、心の目で想像しました。
白竜の滝から戻った所で後続の登山者に遭遇したのですが、北見から来て前夜は南暑寒荘に泊まった女性でした。湿原テラスで休憩しこの方とお話しました。この方とはその後も抜きつ抜かれつ前後して歩くことになりました。
ワタスゲ、オトギリソウ、ホソバノキソチドリなど高山植物もそれなりに見られました。期待したエゾカンゾウは鹿の食害にあったらしく僅かに残っているものが見られただけでした。一番嬉しかったのはウリュウコウホネがたくさん見られたことです。それなりの写真も撮れたと自分では思っています。山の展望はえられなかったけれど、様々な様相をした池塘の連続も素晴らしかったです。つい何枚も写真を撮ってしまいました。
南暑寒岳の登りに差し掛かった所で北見の女性が追い越していきましたが、熊の糞の2ヶ所目で下ってくるのに遭遇しました。まだ新しいので「撤退します。」とのことでした。私は「用心して先に進みます。」と応じました。携帯用ですが、万一に備えて「熊避けスプレー」を持っていたからです。私が先行したので安心されたのか北見の女性も後ろに続いていました。熊の糞が見られなくなった辺りで北見の方には先に行ってもらいました。
一部急登もありましたが、全体に緩やかな登りでした。しかし、距離は長かったです。ほぼ計画した時間に南暑寒岳山頂に立つことができました。ガスで何も見えませんでした。しかも、休憩して行動食を食べていると雨が降り始めました。北見の方は雨具を着る用意を始めましたが、私はすぐ止むだろうと思い、雨具は着ずにザックカバーだけザックに付けて一足先に下り始めました。急いでいたのでストッパーは付けませんでした。
雨は20分位で止みましたが、雨で下草や笹が濡れていてズボンだけでなく靴の中まで濡れてきました。下だけでも雨具を着るべきだったと思いました。その上滑って溝状の登山道で尻もちを搗き、ズボンの右側と支えた両腕が泥まみれになりました。両腕は濡れた下草できれいにできましたし、ズボンの泥も歩いているうちに下草で大分取れました。湿原展望台まで来て休憩したのですが、ザックカバーがないことに気付きました。転んだ時か木の枝に引っ掛かった時に取れてしまったようです。ストッパーを付けなかったことを反省しました。
湿原に戻った頃は天気は回復していましたが、計画表が濡れて使い物にならなくなっていたので、早いか遅いか分からなくなっていました。湿原の折り返し点で後続のシニアの男性登山者と話しているうちに北見の方が追いつきました。話からその男性も前夜南暑寒荘に泊まっていたことが分かりました。北見の方は、ザックカバーは見たけれど途中で擦れ違ったもう一人の登山者のものかもしれないと思ったのでそのままにしてきたとのことでした。一縷の望みは敢え無く消えました。下山予定時間だけ12:45と頭に入っていたので、2人を残して先を急ぎました。
登山口に近付く頃再び小雨が降り出しました。計画より10分早く下山できましたが、13時には駐車場を発たないと間に合わないと慌てていました。ところが、車に残した計画表を見たら1時間余裕があったので、雨竜町のいきいき館で入浴して汗を流し着替えることができました。雨に遭っても計画表が見られるようにもっと前にビニール袋に入れるべきでした。反省することも多かったですが、念願の雨竜沼湿原を訪れて南暑寒岳にも登頂できたので目的は達成することができました。レコを見て下さりありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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7/23に同ルートを33年振りに山行しました。
その当時の光景が脳裏からずっと離れず時は過ぎ、やがて登山自体から離れてしまいましたが、コロナ禍で登山を自己解禁後久し振りに訪れました。
カンゾウが全然見られなかったのはエゾシカの食害の為だったんですね😔
地元なのに知らなくて恥ずかしい限りです。
プロフィール拝見いたしました。
私もコロナ前は海外ばかり行っていたものですから、登山を再開したことだし、次はキナバル山、そして還暦にはキリマンジャロと目標を立てていました😊
差し当たって北海道百名山(123山)がもうすぐけりがつくので、来年からは日本百名山目指して道外の山へとお邪魔するつもりです!
また機会がありましたら、ゼブラの季節の暑寒も美しいですよ!
コメントありがとうございます。
33年振りに訪れられたのですね。
23日もガスで山の展望はえられなかったようですが、
素敵な雨竜沼湿原を歩かれ南暑寒岳も無事登頂され
何よりでした。
私のプロフィールも読んで下さったようで
ありがとうございます。
まもなく北海道百名山を完登され
その後は日本百名山完登も目指して
道外にも出掛ける予定とのこと、
また、海外の山も予定されているとのことで
楽しみですね。
無事に一座一座の登山を楽しみつつ
目標を達成されるよう願っています。
ゼブラの季節の暑寒も素敵とのことですが、
膝痛や体力の衰えで、今は一期一会のつもりで
登山を楽しんでいます。
チャンスがあればまた訪れたいと思います。
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