敗退の槍ヶ岳


- GPS
- 17:24
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 1,430m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 5:30
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
停められる台数は相当多そうだけど口コミを見る限り週末は何時に到着しようが満車だと思っておいた方が良い。とはいえここが唯一の無料駐車場、他はかなり割高なのでなんとか利用したいところ。 AM1時到着時点で3台の空きを確認。奥へ行けばまだ空きがあった可能性はある。 区画外の駐車は厳禁、区画が埋まった通路はせまい印象。 カーナビもGoogleマップも入口を正確に案内できず通り過ぎてしまう。スノーシェッド内に細い分岐があるので目的地付近を走る際は左手側に注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道自体は明瞭な場所がほとんど。何度か沢を横切ることになるが、その際にルートを見失いやすいか。赤テープは多いので視野を広めに持つべし。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
当初の計画では初日に槍平で身軽になった後は奥丸山までピストンする予定だった。
2日目も大半の荷物をデポったまま南岳から槍ヶ岳まで3000m峰を周回する予定だった。
実際の初日は槍平までペースが上がらず、足も痛くなり小雨のなか辛い山行だった。
そもそも奥丸山に行きたかったのは槍穂高の撮影スポットと聞いたからだし、この天候で頑張ることはないと思い槍平からの行程を全てカット、翌日のため休息に専念することにした。
テントで休んでいる時、かなり酷い靴ずれしていたことに気付いた。レギュラーサイズの靴ずれテープでぴったり覆えるくらい踵が大きくめくれていた。
一晩休めば軽装だし何とかなるんじゃないか、とか悩んだけど本当に取りたいピークは槍だけ、と思い直し、周回は諦めて槍ヶ岳ピストンに予定を変更した。
2日目も天候は好転せず、ガスの中時々ぱらつく感じだった。
これだけでも足どりは重く、さらに靴ずれしていた足は何も背負わずにトイレまで歩くのさえ少し痛みを感じた。
槍へ向かいながら何度も立ち止まり、撤退しようかと考える。
その度に思ったのは今日のために2か月以上前から計画してきたこととか、いつでも気軽にリベンジできるような距離じゃないこととか、このまま下山したら辛い思いしてただキャンプしただけになるとか。
でも、ここで撤退を決断できなければもし今回無事でもいずれ痛い目に遭う。そう言い聞かせて槍平へと引き返した。
その直後にすれ違った方から頂上の天気を聞かれ、撤退の言葉を声に出して言った途端、泣きたくなった。
せめて北アの厳しさを前に無念の撤退、とか言いたかった。
ただただ己の準備不足だった。
本来なら3連休には間に合わない予定だった一番気に入っている靴のソールの張り替えが早く終わり、履き慣らしできないまま持ってきたこと。
テン泊装備でペースが落ちるのを体感し、もう一度歩荷トレしようと思いながら結局できていなかったこと。
そんなことを考えながら槍に挑もうとしたこと自体を後悔しそうになるけど、反省点がこれだけはっきりしているんだから切り替えていこう。
次の3連休は9月。このままリベンジを目指すか、また別の計画を立てるか、どうしようか。
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