仙丈ヶ岳地蔵尾根。花いっぱいのロングコース


- GPS
- 12:55
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,372m
- 下り
- 2,358m
コースタイム
- 山行
- 12:20
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 12:53
天候 | 晴れ。とっても暑い日 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高1900mあたりに長い水平移動、シダや草付き地帯。また標高2400mあたりにも長い水平移動、針葉樹林帯で倒木多く少々荒れている。どちらも尾根渡りのアップダウンを回避しているのはありがたい、ただ道幅狭く歩き良いとは言えない。 とっても暑い日。関東で最高気温が40度に迫ろうという気温なので、当然と言えば当然。高い山にも関わらずほとんど涼しくない。それゆえ時間が長かったせいもあり、6リットほど水を飲んだ。水場がない山はこの時期やはり難しいと実感。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(Sa/G)
シューズ(Sa/L)
登山タイツ(U)
ハーフパンツ(N)
半袖シャツ(W)
アームカバー
夏帽子(M)
手袋
フェイスマスク
五本指ソックス
虫よけ
飲料:500ml×4 & ゼリー飲料×2
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感想
今度は向かいのロングコース仙丈ヶ岳地蔵尾根を歩いてみようと。この連休は全国的に猛暑となる予報、ならば涼しさを求めて高い山、また強烈な日差しを避け得る樹林帯と、まさしくこのルートは恰好だと自分を納得させる。きっとしんどいだろうが、時間をかければなんとかなるだろうと。
日帰り難ルートなるそのことが、いわば歩くことが前面に押し出されている記録ばかりが目に入り、どのレポートも樹林帯歩きでとにかく距離が長いことが強調されているものが多かった。ところが今回歩いてみると、標高が上がるにつれて、たくさんの高山植物が登山道脇に咲いていた。そのようなレポートには出合わなかったので、これにはちょっとびっくり、と同時にずいぶんと得をした、そんな感じも起こった。
この山、もう十数年も前に北沢峠から同時期に登ったことがあり、花の群生がたくさん見られる山との触れ込みで、きっとそのさらに十年以上も前の花盛りの写真が載っていた雑誌などで紹介されていたが、実際登ってみたら花はほとんどなく、少々がっかり気味で、何でだろうと思っていたら、鹿の食害でほぼ全滅と後になって知った。そんなこともあるんだと記憶に残っているが、今はネットの発達で情報には新鮮さがあるので、もうそのようなことは少ないだろうと。
今回はじめて歩いた地蔵尾根は、そんな過去の無花状態のこの山の一面をきっと刷新したに違いない。途中展望の開けた崖地帯になっていたその急斜面には高山植物がたくさん咲いていた。ミヤマムラサキ、イブキジャコウソウなど小ぶりなものが多く、光を浴びて風に揺れる様はとても愛らしかった。また山頂近くになるとハイマツのある砂礫地帯にはミヤマツメクサがあちらこちらに小群生を作っていて見て歩くのが楽しい道だった。もちろん高山の雄大な眺めがあったればこそ花のすばらしさも引きたったのだろう。この花の出合いに加え、ながーいコースを歩ききった充足感とで、十分に満足のいく登山となった、富士山が見えなかったことを除いては。
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