雲取山(三峯神社〜雲取山〜三条の湯〜丹波山村)
- GPS
- 29:52
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,359m
- 下り
- 2,796m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 6:14
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 9:15
天候 | 1日目・2日目とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西武池袋駅06:50(ちちぶ3号)08:52西武秩父駅9:10(西武バス)10:25三峯神社 ■復路 丹波山温泉18:20(奥10[西東京] 奥多摩駅行)19:14奥多摩駅 ・往路電車(西武鉄道レッドアロー) http://www.seibu-group.co.jp/railways/redarrow/timetable/1195494_1391.html ・往路バス(西武バス) http://www.city.chichibu.lg.jp/2059.html ・復路バス(西東京バス) http://www.nisitokyobus.co.jp/wp/wp-content/themes/nisitokyobus/rosen/lib/objects/hiking_okutama20141001.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:三峰神社の鳥居にポストあります。 ■三峰神社〜雲取山 ・霧藻ヶ峰あたりから凍結箇所が出てきます。アイゼンの脱ぎ履きを繰り返します。 ・白岩小屋は廃屋となっています。 ■雲取山〜三条の湯 ・雲取山〜三条ダルミは凍結しています。アイゼン必須。 ・トラバースルートで絶えず砂が流れている崩落箇所が何箇所かあります。 ずるずるの砂の上を越える必要があるので怖いです。 ・途中の細い水場は涸れていませんでした。 ■三条の湯〜サオラ峠〜丹波山村 ・三条の湯〜サオラ峠は、北側斜面のトラバースでアイゼン必須。 ・サオラ峠〜丹波は、峠直下でかなり細いトラバースを繰り返します。高度感ありますし結構怖いです。雪や雨なら使わない方が良いと思います。 |
その他周辺情報 | 下山後温泉:のめこい湯(2時間600円) http://www.nomekoiyu.com/ ・下山した丹波から徒歩20分弱。奥多摩駅側に戻ります。 ・三条の湯で配布しているクーポンで100円引き。 (ネット上でもクーポン配布しているみたいです。) ・丹波山温泉前バス停から、道の駅と川を隔てた場所にあります。 ・ほのかに硫黄の香りする温泉。奥多摩地区で入った温泉では一番温泉らしく、 浴槽も大きく気持ちよかった。また来たい。 |
写真
装備
個人装備 |
山と道U.L.FramePack ONE(1)
GPS・地図(1)
ファーストエイド・リペア類(1)
着替え・予備グローブ(1)
ダウン・目出し帽(1)
保存食・行動食・水(1)
ヘッデン(1)
グローブ(1)
シュラフ(1)
火器・食器(1)
ガス・燃料(1)
ビニール袋(2)
ストック・ピッケル(1)
アイゼン(1)
シェルター(1)
|
---|---|
備考 | ・マットは厚(リッジレストソーライト)・薄(ミニマリストパッド)の2枚敷。アウターパンツとザックも下に敷いて補強。銀マットは無かったけど底冷えはまったく感じなかった。ひさびさにじっくり寝られた。 ・アイゼンは軽スパイクで十分なんだけど、毎回10爪を持って行ってしまう。。。 |
感想
※ちょっと生々しい描写あります。
この三連休は中央アルプスを狙っていましたが、悪天候のため延期。
雲取山を埼玉の三峰神社から山梨の丹波山村までテントを背負って行ってきました。全行程26kmの長丁場です。
積雪期記録だと笠ヶ岳(笠新道経由)と同じくらいの距離、累積標高(登り:2200m)です。下りはさらに400m長い(2600m)です。標高が違うので単純比較は出来ないけど、今回はテント装備なので大変だった行程には納得です。
三峰ルート良いですね。
登山口から立派でしっかりとした尾根道で、ゆっくりと高度を上げなら登るのが気持ちよかったです。鴨沢ルートが裏口から登ったような気分になりました。ただ、バスだと登山口までのアプローチが遅い(10時30分着)のは厳しいところです。
雲取山からは三条の湯を経由して丹波山村に下山。
三条の湯は、奥多摩にありながら温泉つきのテン場。以前から気になっていた場所です。立ち寄ると小屋番さんに「今ならお湯あるよ〜」といわれましたが、これからサオラ峠越え。「また来ます!」といって今回は通過しました。ここは再訪しよう。
丹波山へ抜けるサオラ峠への道は、所々での凍結はあるもののゆるい登り道。ゆっくりとしたペースで登っていきます。登山者はぐっと減って、対向で1組と出会っただけでした。登山者以外で、いろいろと出会いがありました。
まず、最初の谷で立派な柴犬が2頭、登山道の脇に留められています。猟師は見当たりませんが、猟犬でしょう。こちらを威嚇してきますがリードは届かないようなので、恐々にすり抜けます。すこし進んで、振り返ると数十m上部にオレンジの服を着た猟師が1人いました。今日は、捕獲の日のようです。
さらに、カンバ谷を目指してトラバース道を進むと、谷先からまた複数の吼える声がします。姿は見えないけど激しい咆哮です。さらに進むと、鹿の甲高い声が聞こえます。続けて「パーン」と銃声。間違いなくルートの先からです。しばらくすると、咆哮がとまり静かになりました。終わった?
尾根を折り返すと、いました。猟犬3頭。登山道脇にリードで繋がれています。道幅1mもないトラバース道。片側は斜面、もう一方は谷。今度は避けられません。猟師の姿は見当たりません。。内心涙目になりながら「ごめんよー。通るよー。」と声を出して急ぎ足で進みます。近づくと、3頭とも吼えながら脇に避けてくれました(ほんっっと、怖かった)。。
猟犬3頭をなんとか回避すると、登山道脇にスーパーのビニール袋が口が開いた状態で置いてあります。何気に覗くと肉の塊が(血がたっぷり)。。さらに、数m先には落ち葉の上に血痕が何箇所か、どぼ、どぼっとあります。また、猟銃が2丁、ザック、ニホンジカの腕章等々。斜面の片側に無造作に置かれてます。現場のようです。
さらに折れ曲がった道の先には、オレンジの服を来た3人の猟師。登山道の真ん中で、しゃがみこんでいました。まさに解体中でした。3人の真ん中に鹿がいます。身体の前後がはっきりとわかります。頭部の大きさから小鹿のようでした。頭部、前足・後足、アバラが残り、ほぼ解体されているようです。猟師の脇には、黒い粒が入った透明なビニール袋があります(弾?)。近づくと、こちらに気づいて「すごい所みられちゃったね」といわれます。「すいません!通過します!」といって進みます。解体で道幅一杯なので、斜面を登り強引に通過します。脇を通ると、すっぱい強烈な刺激臭がしました。
ずっと緊張しながらも立ち止まることが出来なくて、一気に歩き通しました。
今までも銃声・咆哮で、気配を感じたことはありましたが、こういう「現場」を見るのは初めてでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する