尼ヶ禿山〜玉原湿原

2023年07月30日(日) [日帰り]

• GPS: 02:52
• 距離: 8.4km
• 登り: 349m
• 下り: 349m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:13
• 休憩: 0:40
• 合計: 2:53

距離 8.4km 登り 353m 下り 350m

10:34 たんばらセンターハウスバス停
10:40 玉原高原センターハウス
10:46 ぶなの湧き水
11:04 11:05 東京大学セミナーハウス
11:37 11:50 尼ヶ禿山
12:42 12:58 玉原湿原
13:03 13:05 玉原湿原入口
13:09 ぶなの湧き水
13:14 13:22 玉原高原センターハウス
13:27 たんばらセンターハウスバス停

天候

晴れ（ほぼ無風で蒸し暑い）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
沼田駅からたんばらセンターハウス行きの関越交通バスに乗車。
終点のたんばらセンターハウスバス停で下車して徒歩。

■帰り
たんばらセンターハウスバス停まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にありませんでした。

写真

7/30 10:32

今日のスタート地点は「たんばらセンターハウス」バス停ですが、バス停の周囲はただの草むらでした😇

7/30 10:35

北毛のブナの葉は、丹沢や伊豆のブナと比べてかなり大きな葉でした。

7/30 10:37

路傍のキオンは満開でした。

7/30 10:37

ヒヨドリバナはこれから花期の最盛期を迎えるようです。

7/30 10:38

この建物がセンターハウスっぽいですね。

7/30 10:40

先程の建物でトイレを借りてから、玉原湿原方面に下っていきます。

7/30 10:44

明るい場所ではリョウブが沢山咲いていました。

7/30 10:44

キツリフネ。ピンク色のツリフネソウと並んで咲いているケースは稀かもしれません。

7/30 10:47

まだ車道ですが、辺りはブナ林が広がっています。

7/30 10:49

玉原自然環境センター。今日は閉館していました。

7/30 10:52

玉原湖の畔に到着。想像していたよりも大きな湖でした。

7/30 10:54

私のすぐ近くに飛来した赤トンボ。この後で赤トンボ達に助けられることになるとは...

7/30 10:57

計画だとこの分岐点から右手へ進むルートでしたが、立ち入り禁止と書かれていたので左手へと進みました。

7/30 11:01

ビッグなウバユリ。草丈が170cmくらいありました。

7/30 11:03

エゾアジサイ。ヤマアジサイの多雪地型の変種だそうです。

7/30 11:06

林内に入っても、風がないので蒸し暑さはそのままです（汗）

7/30 11:08

アスナロ。この辺りのブナ林の中では、唯一高木となる針葉樹でした。

7/30 11:13

良い雰囲気のブナ林の中を登っていきます...

7/30 11:14

この分岐点で計画のルートと合流。ヤマレコアプリの警告が解除されて一安心です😌

7/30 11:17

尼ヶ禿山一帯はブナが主体の林でしたがブナの純林ではなく、高木層ではカエデ類やミズナラ、アスナロが混ざっていました。

7/30 11:20

尼ヶ禿山は分岐点が多いですが、標識がしっかりしているので安心です😊

7/30 11:23

鉄塔下を通過すると...

7/30 11:27

先程よりも大きなブナが増えてきたような気がします。

7/30 11:32

山頂が近付くと、低木やササが増えてくるように感じました。

7/30 11:34

山頂直下の分岐点に到着。私が突如として現れたので、ここで休憩していた女性を驚かせてしまいました（汗）

7/30 11:36

先程の分岐点を過ぎると、急に視界が開けました！

7/30 11:37

尼ヶ禿山に登頂！山頂は大きなアブが多すぎて地獄絵図でした😇

7/30 11:40

昼食を食べている間もアブの大群に襲撃されましたが、風に乗って飛んできた赤トンボの群れがアブと戦ってくれました👍️

7/30 11:46

山頂から南東側には三峰山（後閑峰）が見えましたが、ここからだと山頂部がテーブルランドっぽくないですね。

7/30 11:47

孤島のようになっている山は、戸神山（中央左）と高王山（中央右）だと思います。

7/30 11:48

玉原湖と迦葉山（中央奥）。迦葉山までは距離があるので、暑い時期に赤線を繋ぐのは大変そうですね...

7/30 11:50

木々の奥に見える武尊山。あそこまで登りきる自信はないですね...

7/30 11:55

相変わらず無風で暑いものの、下りはサクサク歩けますね(笑)

7/30 12:00

このカエデはオガラバナかと思いましたが、葉に光沢があって細かい脈が目立つので、おそらくアサノハカエデだと思います。

7/30 12:01

コシアブラ。久々に葉を見た気がします。

7/30 12:07

ここから玉原湿原へと降りていきます。

7/30 12:12

これはチャボガヤだと思われます。昨年秋の迦葉山以来の再会ですね。

7/30 12:13

往路はこの分岐点の右側から来ましたが、復路は左側へ進みます。

7/30 12:16

比較的傾斜がきつい場所では、低木層にアスナロが多かったです。

7/30 12:20

突然現れた建物は、東大のセミナーハウスだそうです。

7/30 12:24

セミナーハウス前から再び山道を進むと、今度は車道に出ました。

7/30 12:28

車道からまた山道に入ると...

7/30 12:32

ついに木道が現れました！

7/30 12:34

周囲が徐々に開けてきて...

7/30 12:34

玉原湿原に到着！ここからはマッタリとお花見タイムです(笑)

7/30 12:35

まずはコオニユリ。昨日の榛名山よりも綺麗に咲いている数が多かった気がします、

7/30 12:36

ノリウツギ。明るい場所ならどこでも生えている感じですね（汗）

7/30 12:41

少し乾いた場所にはアカミノイヌツゲと思われる低木が生えていました。

7/30 12:42

この黄色い花はミズギクだと思われます。

7/30 12:43

アブラガヤ。カヤツリグサ科は分類が難しいですね...

7/30 12:43

カキランを探して木道を進みます。

7/30 12:50

モウセンゴケを発見！野生では中々お目にかかれないので嬉しいですね。

7/30 12:54

カキランは全く見られず、キンコウカの花は半分枯れたような状態でした（涙）

7/30 12:56

コバギボウシと赤トンボ。

7/30 12:59

カキランを探して湿原をグルグル回りましたが、残念ながら見つからなかったので撤収することにしました。

7/30 13:02

玉原自然環境センターに戻ってきました。

7/30 13:06

ツリフネソウ。やはりキツリフネと並んで生えていませんでした(笑)

7/30 13:14

センターハウス？で小休止した後...

7/30 13:27

たんばらセンターハウスバス停に無事ゴールイン！

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

ardisia

[ルート]
群馬遠征2日目も先週のyamaonseさんの足跡を辿る山行ですが、お目当ての玉原湿原を散策する前に、近くの尼ヶ禿山に登る計画を立てました。
尼ヶ禿山までの道は分岐点に道標（※一部は破損）がしっかり設置されていて、スタート地点から迷うことなく登れましたが、山頂は日差しを遮る木陰がない上、アブの大群がいてとても寛げる環境ではありませんでした（汗）
尼ヶ禿山から降りた後の玉原湿原は、思っていたよりも花が少なかった上、ミズナラやハイイヌツゲなどで藪になっている場所も多くて少々拍子抜けしました。

[展望・景色]
尼ヶ禿山：山頂の南側が大きく開けており、迦葉山や戸神山のほか、西側には武尊山、はるか南には子持山なども見えました。

[動植物]
ブナ林内ではほとんど花を見かけませんでしたが、林縁ではツリフネソウやキツリフネ、リョウブ、ノリウツギが咲いていました。
玉原湿原ではコオニユリやコバギボウシ、ミズギクの花が見られたほか、モウセンゴケも確認できました。
また湿原内のコバギボウシは花が萎れている個体が非常に多く、これは高温や乾燥が原因ではないかと疑われました。

[飲食・お土産]
沼田駅前の土産物屋（諸田商店）で上州豚の煮込み豚足などを買いました。

[その他]
玉原湿原は標高1200mほどありますが、かなり暑い（おそらく30度前後）ので水分は多めに持って行った方が無難です。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、おはようございます！玉原湿原のカキラン、ご紹介したのに見ていただけず、申し訳ない気持ちです。先週末にはまだ蕾もたくさんあったのに、今年はあっという間に終わってしまったようです。そのほかの花も今年は花期がとても短いようで、トキソウの頃に咲くはずのコケイランはなかったし、カキランと同時期のミズチドリも終了していました。もともと個体数が多い訳ではないので、花の見極めは難しいのかもしれません。そのほかの植物の同定はardisaさんならではですね。少量ながらいろんな花が気軽に見れるエリアでもあるので、懲りずにぜひ違う季節にも訪れてみてくださいね（＾＾）

ardisia

yamaonseさん、こんにちは。

カキランも含めて草花との出会いは運によるところが大きいので、今回は「縁がなかった」ということだと思っています。
その代わりにモウセンゴケを間近で見られたのはラッキーでした😊

またカキランだけでなく、ミズバショウやトキソウ、クリンソウなども見られるそうなので、ぜひまた違う季節に行ってみたいです💪

sumak

ardisiaさん、はじめまして。sumakと申します。
自分もyamaonseさんのレコを見てほぼ同じルートで一日前に行って来ましたが
お目当てのカキランは見られませんでした。
昨年は3株ほどすぐに見つかり今年も同じ場所に行ったのですが・・・無かった。

やはり”縁が無かった”ということだと思います。
小さな花は探すのが一苦労で運と縁が必要ですね・・・
またチャレンジしましょう。

ardisia

sumakさん、こんばんは。

カキランは残念でしたね...
連日の高温で枯れてしまったのか、それともシカに食べられてしまったのか、あるいは誰かに盗掘されてしまったのかは分かりませんが、来年はまたカキランが元気に育っていることを祈るばかりです。

また以下のページを見ると、4月〜9月までの間に様々な花が見られるようですが、ほとんどの種が私の地元では見られないものなのでカキランに固執せずにまた行ってみたいと思います。

<玉原湿原 - 沼田市公式ホームページ>
https://www.city.numata.gunma.jp/kanko/tanbara/1001822.html