御嶽山



- GPS
- 08:30
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
火山ゆえ油断は禁物ですが、これ以外に危険は感じませんでした。 |
写真
感想
○はじめに
ハイキングに興味を持ち、数年、近隣の低山を楽しむ一方で、高山は、漠然とした憧れであり、自分には縁遠いものと感じるに留まり続けてきました。
今夏を迎えるに先立ち、40代半ばである自分にとって、残りの人生に何回元気な夏があるんだろうという不安と焦りを覚え、意を決し、入門的な高山を探し始めました。
その中で、職場の先輩Xさんから、御嶽山・王滝口コースを教えてもらいました。
御嶽山は、私にとって、小さい頃からよく耳にする山であり、親近感を覚えることに加え、ちょうど高山に行こうと思っていた時期に王滝口コースが再開されるという流れの良さもあり、行くことに決めました。
以下では、今回の山行の記録として、雑感を記します。
○前泊
前日は、国民宿舎清雲荘に宿泊。
早朝からの登山を目的とした宿泊や、早寝自体も初めてのことで、緊張していましたが、気さくなスタッフの方や、かわいい猫、素敵なお風呂に癒される。
お水は、廊下の共同水道を未明に使うのは気が引け、道の駅・日義木曽駒高原にある、木曽駒冷湧水をいただくことに。とても美味しい。
○登山口
コンビニで弁当を買い込み、田の原駐車場へ。途中、日の出と雲海を見ることができ、感動。
5時15分頃、駐車場に到着。かなり余裕がある。
身支度を整えていると、ザック底部がびしょ濡れであることに気づく。
今回動員した、長い間使っていなかったプラティパスが、溶接部分から水漏れしている。
濡れたザック内の荷物を拭くのに時間を取られるが、事前確認の必要性を肝に銘じることができた。
駐車場から見上げる御嶽山は、大迫力で、かつ、とても遠く感じられた。
なお、登山口のトイレは、ウォシュレット付きで、新しく、とてもきれい。
○登山開始
いざ登山開始。しばらくは、いつものように歩けるものの、石・岩が多くなるにつれて、思うように歩けない。
足を置く場所を迷ったり、すぐに息が上がったり、これまでの山とは全く勝手が違う。
それでも、途中、遠方に見える山々の美しさに魅せられ、また、神仏とのご縁を結ぶこともできた。
何より、この盛夏に、街なかでは考えられない涼しさ、さわやかさ。これはハマる人が多いのも納得。
○登頂
何度も小休憩を繰り返し、ようやく、王滝頂上に。
そこでなんと、Xさんにばったり。聞くと、私の倍速くらいで登ってきた模様。
お参りをし、剣ヶ峰へ。感慨深く、標柱での記念撮影の列に並ぶ。
撮影後、標柱の裏を見ると、「縁で結ばれる道がある」と。
刹那、Xさんとのあれこれを含め、ここに至るまでの、ご縁としか言いようのない偶然の数々が思い出される。
○周辺散策
Xさんと別れ、三ノ池を見るべく、摩利支天乗越方面へ。
体力があれば、あちこち行きたいものの、三ノ池が見えるあたりが限界。
時折、ガスが流された際に見える池が美しい。
○下山
下りは、息こそ上がらないものの、石・岩が続き、気を抜けない坂道に、全身がへとへと。
普段、低山では、下りではあまり追い抜かれることがないが、次々に追い抜かれていく。勝手が違うこと、また能力不足を痛感。
下山し、着替えようとしていると、Xさんが。何でも、遠くの方まで回ってきたとのこと…。
○最後に
初めての高山、とても貴重な経験ができました。
これまで、移動距離・累積登り距離が御嶽山と同様、またそれ以上のこともあったので、という思いもありましたが、別物でした。
自分自身に足りない能力・課題を浮き彫りにしてもらい、また、あの御嶽山の頂上に立っていたということは、感慨深い思い出です。Xさんはもとより、最近では荒地山の先生など、色々な人たちのおかげでできた思い出です、感謝しています。
いまだに、高山を身近に感じることはできませんが、御嶽山を契機に色々とトライしたい気持ちが強くなりまして、色々な山とのご縁があればと願いつつ、ダイエット等々、少しずつ、能力を向上させていければと思います。
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