長蛇の列に苦笑い！賑わう南アルプス「アサヨ峰（三百名山）」［北沢峠から］

2023年07月29日(土) [日帰り]

• GPS: 04:45
• 距離: 8.9km
• 登り: 970m
• 下り: 984m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:59
• 休憩: 0:44
• 合計: 4:43

距離 8.9km 登り 983m 下り 984m

7:33 北沢峠
7:36 仙丈ヶ岳二合目登山口
7:41 7:42 長衛小屋
9:04 9:11 栗沢山
9:50 10:15 アサヨ峰
10:47 10:53 栗沢山
11:23 11:24 仙水峠
11:30 ガレ場
11:44 11:48 仙水小屋
12:05 長衛小屋
12:11 仙丈ヶ岳二合目登山口
12:16 北沢峠

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

◆仙流荘前の駐車場を利用
　・駐車料金は、5日以内1000円/台
　・駐車スペースは100台以上有り
　・バス乗り場にトイレや自販機等あり

◆仙流荘⇔北沢峠は、バスで移動
　・料金は、2,740円/人（往復）　18リットル以上のザックがある場合
　・朝5時半の始発バスに乗車するため、朝4時半に駐車場に着いたが既に大行列
　　10台ほどある始発バスに乗れず、折り返しの2巡目で6時50発となった。
　※詳細は、http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：2〜3（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：3（難5・4・3・2・1易）アイゼン、ピッケル等の頻度や時間等
★登山道の眺望：3〜5（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約20人】


◆ルートの状況（↑栗沢山直登ルート）
・長衛小屋から山頂まで、標高差730mを一気に登るルート。
・序盤はシラビソやコメツガに覆われた樹林帯が続くが、標高2650mを超えると大きな樹木がなくなり眺望の良い岩稜となる。
・全体的に技術難度の高い箇所はないが、岩稜を下りで利用する場合は注意したい。
・栗沢山の山頂は、360度の大展望が見渡せ、特に大迫力で見渡せる甲斐駒は圧巻。

◆ルートの状況（栗沢山〜アサヨ峰）
・栗沢山の直下は、ゴツゴツした大きな転石地帯を進む。岩場にペイントがなくルートが分かり難いので、歩きやすい岩を確認しながら進もう。
・転石地帯を抜けると、標高差70mの急坂となり、鎖場が1か所ある。技術難度は高くないが、鎖場に慣れていないと多少苦戦するかもしれないので、足場を確認しながら上り下りしたい。
・アサヨ峰の山頂は、360度の大展望が見渡せ、南アルプス北部の名峰が一望できる。

◆ルートの状況（↓仙水峠ルート）
・栗沢山から仙水峠まで標高差450mの急坂が続く。甲斐駒を眺めながら歩けるのでよそ見をしてスリップしないように注意したい。
・仙水峠から仙水小屋方面に約400mは転石地帯を進む。両岸斜面も転石が続いているので、オコジョが現れないか注意深く探して歩くが、結局会えなかった。
・仙水小屋から長衛小屋まで歩きやすい登山道となり沢沿いに進む。

写真

7/29 4:41

朝5時半の始発バスに乗るため、1時間前に仙流荘に到着。
なんじゃ〜、この列は。。
まずは、乗車券を購入する列に並ぶ。

7/29 5:04

始発バスは運行時間を前倒して朝5時頃から運行開始。

7/29 5:15

次はバスに乗るために再び列に並び直す。
10台ほどの始発バスは全て行ってしまい90分待ちぼうけ。
本日はアサヨ峰＆甲斐駒の2座行く予定だったが厳しそうだ。

7/29 6:45

始発のバスが戻ってきたので朝6時半頃から2巡目が再開。
私は6時45分過ぎにようやく乗車。

7/29 7:31

所定時間よりも短く約45分ほど乗車し7時30分に北沢峠に到着。

7/29 7:36

とりあえず、未踏の三百名山の登頂が目的なので、アサヨ峰に向う。

7/29 7:39

長衛小屋のテン場。
なんじゃ〜、この数は。。

7/29 7:39

長衛小屋を通過。

7/29 7:40

長衛小屋前の橋を渡り、栗沢山に直登するルートへ入る。

7/29 7:49

オオシラビソやコメツガの森を登っていく。

7/29 8:16

長衛小屋から標高差300m強登り、標高2310mを通過。

7/29 8:35

ハクサンシャクナゲが見頃終盤。
先週の飯豊を見てしまうと南アルプスは花が少ないなぁ。

7/29 8:43

針葉樹の森から徐々に岩の急登に変わってきた。

7/29 8:46

わーお、木々の合間から突如甲斐駒が登場！

7/29 8:56

標高2650mを越えると大きな樹木がなくなり、ハイマツ主体の岩稜を進む。

7/29 8:59

西側を眺めると中央アルプスの背後に御嶽山も見えてきた。

7/29 9:02

左が栗沢山、右奥がアサヨ峰。

7/29 9:04

栗沢山に到着。
登ってきた岩稜と背後の仙丈ヶ岳を振り返る。

7/29 9:05

じゃーん！
甲斐駒ヶ岳を栗沢山から眺める。
いや〜圧巻だね〜♪

7/29 9:10

甲斐駒ヶ岳のアップ。

7/29 9:06

甲斐駒ケ岳の右側には八ヶ岳の峰々。

7/29 9:06

栗沢山から北東方向を眺める。

7/29 9:07

南側の北岳と間ノ岳（右奥）を栗沢山から一望。

7/29 9:09

更に南側には塩見岳も良く見える。

7/29 9:10

鋸岳は尖っているね〜

7/29 9:09

負けじと尖がる鳳凰三山のオベリスク。

7/29 9:06

では、アサヨ峰までプチ縦走スタート！

7/29 9:21

栗沢山から300mほどはゴツゴツした岩場を進む。
慣れないと歩き難いのでルーファイして歩こう。

7/29 9:33

アサヨ峰に近づくと標高差70mの急坂を登る。

7/29 9:35

1箇所だけ鎖場がある。
難しくはないが足場を確認して登ろう。

7/29 9:37

岩場の急登が続く。

7/29 9:40

栗沢山から歩いてきた稜線を振り返る。
右奥は甲斐駒に登る稜線。

7/29 9:40

あらら〜、甲斐駒の山頂に雲がかかり始めた。
これは、一気に雲が沸きそうだな〜

7/29 9:47

急坂を登り切り、アサヨ峰は目の前。

7/29 9:53

アサヨ峰に到着。
やった〜♪

7/29 9:54

アサヨ峰の東側の眺望。
鳳凰三山に続く稜線の北側は雲で見えなくなった。

7/29 9:54

お〜、久しぶりの富士山♬

7/29 9:54

南側はいい天気。
南アルプスの鋭鋒が見渡せる。

7/29 9:54

北岳＆間ノ岳（右奥）

7/29 9:56

塩見岳

7/29 9:55

仙丈ヶ岳

7/29 10:07

仙丈ヶ岳のアップ。

7/29 9:57

西側は中央アルプスの木曽駒や御嶽山。

7/29 9:54

山頂でアマチュア無線している人がいた。
大声で何度も同じ話を長々と、少しは周囲に配慮してほしいね〜

7/29 10:12

では、栗沢山に戻ろう！

7/29 10:20

アサヨ峰を振り返る。
北岳もさようなら！

7/29 10:23

ガスがどんどん北側から流れ込んできた。

7/29 10:39

栗沢山へで少し登り返す。

7/29 10:51

再び栗沢山に到着。

7/29 10:50

では、仙水峠に下っていこう！

7/29 11:05

出発が遅れたので甲斐駒が無理なら、せめて摩利支天や六方石まで行こうと思っていたが、完全に雲に覆われてしまい、やる気スイッチがオフに。

7/29 11:12

早いけど眼下に見える仙水峠に下り、そのまま下山することにした。

7/29 11:23

仙水峠に到着。

7/29 11:25

では、北沢峠に下っていこう！

7/29 11:31

両岸斜面は転石だらけ。
オコジョを探して歩くが出てきてくれないね〜

7/29 11:46

仙水峠から20分ほど下り、仙水小屋に到着。

7/29 11:46

仙水小屋の水場は冷たく美味しい。

7/29 11:49

更に沢沿いを下っていく。

7/29 11:56

後半は重機道を進み、

7/29 12:06

長衛小屋に戻り周回完了！

7/29 12:07

まるでテントの花だね〜
超ハイシーズに来てしまったということかな。

7/29 12:16

北沢峠に戻ると臨時便が運行されており、20分ほど待機して出発。
下山後は温泉三昧でゆったり寛いだ。

撮影機器：

Canon EOS R10 Canon

XQ-CT44 Sony

感想

Joker

残り20座となっていた日本三百名山チャレンジ。
コロナ禍も落ち着いてきたので、久しぶりに再開してみることにしました。
本日は、南アルプスのアサヨ峰、明日は奥茶臼山へ行ってみます。

本日はアサヨ峰が目的ですが、せっかく北沢峠に行くなら甲斐駒も立ち寄ろうと、朝5時半の始発バスに乗車するため仙流荘に向かいました。
朝4時半に仙流荘駐車場に到着、しかし、そこには目を疑う光景が待っていました。
なんじゃ〜、この大行列は‼
結果、10台ある始発バスに全く乗れず、折り返しの2巡目にようやく乗車、1時間以上遅れて北沢峠に到着しました。
当初目論んだアサヨ峰＆甲斐駒ルートは、かなり飛ばして歩かないと厳しそう。
とりあえず、摩利支天や六方石辺りを目指して、行けるところまで行くか〜と半ば諦めモードでアサヨ峰に向かいました。
しかし、アサヨ峰に着く頃には、雲が沸きだし、甲斐駒の姿も見えなくなってしいまい、心のやる気スイッチが完全にオフに。
「今日は、アサヨ峰だけでいいや」と、まだ多少の時間はありましたが、帰りのバスが混みあう前に早々に撤収することにしました。

まあ、それでも、栗沢山から望む甲斐駒、アサヨ峰から眺める北岳は感動もの〜♪
さらに、早めに下山したので、たっぷりゆったり温泉で寛ぎ、違う意味の山旅を楽しみました〜♪♪

＜2日目の奥茶臼山に続く＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5776367.html