長老ケ岳
- GPS
- 05:25
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 742m
- 下り
- 731m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
府道から音海集落に入る道は進入禁止で、少し西側から迂回路があった。 音海からの愛宕神社脇を通るコースは稜線に出るまでは急斜面で細かな九十九折れの道である。上の稜線は緩やかな傾斜と小さいアップダウンで快適な樹林歩きである。 |
写真
感想
美山と京丹波の境界にある長老ケ岳に行って来た。長老ケ岳の多くの記録は仏主(ほどす)からのピストンか周回が一般的のようだが、そこへ行くのに大津からは遠い。そこで美山側の音海からのピストンとした。この音海までも近いわけではなく、京都の町中を突っ切って、周山街道から由良川沿いを進んでから音海の集落に細い道を進むらしい。
府道12号から音海への道に入ろうとしたら、ロープがあって進入禁止とのこと。絶望的な気持ちになったが、そばに迂回路ありの表示に西へ向けて進むと、『音海へ』との表示があるのでそのまま進んだ。これまた細い道を進むと進入禁止の道との合流地点にもロープがあった。そこからは民家が見えるようになって、斜面の平らな部分に家が彼方此方にあるが生活している家はそれほど多くはないようだ。左に広場があって表示板がある。どうもここが登山口駐車場のようで、車は20台は駐車可能なほど広い、
林道を進むと廃林道風になって、右に林道が分岐するので進むと神社の鳥居があるので、これが愛宕神社なのだろうが階段が上に続いていて、社は見えない。そのまま廃林道状の道は傾斜を徐々に増してきて小沢を渡ると、そこからは尾根への急登の始まりだった。傾斜は急なのだが、道は細かく九十九折れなのでシンドサは斜面の割には楽だ。しかし上を見ても長く続く斜面に嫌気がさして、腰をおろして暑さのグチの会話となるが、風が吹いてきていつの間にかグチは消えた。杉植林地は夏の陽ざしをカバーしてくれるのが有難いが、周囲を見ても何の楽しみも無いのが欠点だ。ようやく急斜面が終わり、稜線に登り着くと山毛欅が少し混じって来て、林相は良くなる。新緑や紅葉の時期なら目を見張るものがあるかも知れない。
すると稜線の右手(北側)に大きな岩があって、何かに似ているぞ?とメンバーが言う。すぐ脇に『かえる岩』という銘板があった、これが登山口に説明のあったかえる岩のようだ。確かに言われればカエルに見えるのだ。傾斜の緩い稜線は山毛欅主体に変わり実に気持ちがいい。夏の陽ざしも樹下には届かず快適だ。884mピークも樹林の中で周囲は見えない。長老ケ岳まではアップダウンが少しあるが、南側を捲き気味に進んだりしながら行くと前方にケルン状が見える。長老ケ岳のシンボルである和知国体のトーチ点火碑のようだ。
東屋がすぐ脇にあるので、暑い陽ざしを避けられるランチに好適だ。幸いにも風が入って来て体温の上がった体には嬉しい涼しさとなった。北側に見える山並みの遠方に双耳峰が見えるが、地図から青葉山のようだ。そういえば昨年頭巾山に登った時に途中のピークから青葉山の双耳峰が目の前に見えて、しばらくの間青葉山とは思えなかったことを思い出した。あの時の山と同じで距離が遠い情況だ。
ランチ後来たコースを戻りながら展望台があるらしいので、884mピークより少し下がった所から南に下ると踏み跡があって下へ下へと向かっている。これは愛宕神社への直接下る極急傾斜のコースのようだ。展望台は少し西側のようで、登り返してから少し下ると岩場があって、確かに展望は出来るが霞があるのか、良い見晴らしとは言えないのが少しばかり残念だ。音海の集落は真下に見え、左の尾根越しには三埜の集落のようだ。この辺は初めてなので、皆目判らない。山座同定もできようが無いのだ。
登りに苦労した急斜面の下りは注意しないといけない。しかし実際に下ってみると登りに感じたほどではなく、何の苦労もなく小沢の渡渉点に達した。緩斜面を下りながら、右方向にトラバースして愛宕神社の上の尾根に出て、初めての愛宕神社にお詣りした。今日の無事の山行の御礼をして登山口に戻った。
街では猛暑日で38℃にもなるとのことであったが、長老ケ岳では全て樹下のコースなので、暑い陽ざしを避けられて、尾根を吹く風が頬を擽ってくれた。
”八”、”永”、”竹”
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