仙ノ倉谷散策
- GPS
- 03:10
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 309m
- 下り
- 308m
コースタイム
天候 | 重い雪 ガスが濃い 昨晩からの積雪15センチ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
見た感じの積雪は例年並みなのだが、雪割れが進んで川を渡渉するのは、ちょっと難儀。昨日は春の陽気で、今日はマイナス1度。 |
写真
感想
シーズンに一度はここに行きたいんだよ。まったく平地に近くて、ヨーロピアンテイストの広い雪の河原で、03年に私が山スキーに本格的にのめり込んだのは、ここを歩いたからなんだよね。なのだが今年の条件は悪い。上越で積雪が多かったというのも案外怪しくて、湯沢よりももっと下界の十日町の方が今でも倍の積雪が残る。里雪型だった。しかも昨日は東京で20度近く。夜にクルマを走らせても渋川辺りまで気温9度。おい、どうなるんだ?と思ったよ。トンネル抜けて湯沢に午前1時に着くが、雨。気温は1度くらいまで下がったが。予報じゃ間もなく雪になると、本当かね。
クルマで少し寝て、朝になると雨音がなくなっていて、ということは雪になっている。最近の予報は本当に当たる。雪ならさほど文句はない。魚野川の仙ノ倉谷出合いに湘南ナンバーのクルマ一台は昨日かららしい。もう日の出は6時にまで早まって、春の早朝スタートにしたかったが、550分スタートでさほど早くない。
夜間の積雪は10センチほどあったのか。上越で2週間ぶりくらいの雪じゃないのかなあ。通いなれているこの仙ノ倉谷(毛渡沢)林道を進んでいく。見た目には、例年程度の積雪はあるような感じがするが。
関越道をくぐって、上越線をくぐって、右に曲がった林道を適当に左に行くのだが(正しくは高圧鉄塔を通過する)、早く左に曲がりすぎて、林道の側溝脇を進むことになった。まさか側溝に落ちると、ブリッジの下に流されるか?と例年にない違和感。(その後、林道は少し上を通っていることを理解した)。何度来ても、山はえ〜〜?と思うような、間違いが多い。
無風だが、雪は深々と降っている。昨日辺りのツボ足トレースも半分くらい隠れていて、雪は綺麗だ。しかも、古い雪には枝とか、葉っぱとか、鹿の糞とか、汚いものがたくさん並ばっているのだが、それが全部新雪で覆われるというのは、実に綺麗なものだ。登頂するだけが登山じゃない。
群大ヒュッテ辺りまではいつでも1時間半くらいはかかる。毛渡沢方面に行けるかなあと、そこのぼろいワイヤー橋を見に行ったが、どうやらツボ足パーティはそこを渡っていたようだが、あんな羽目板もないワイヤー橋を渡るなんて、とび職か猿であって、登山者には危険すぎる。しかも過去には簡単な渡渉でここを渡ったのだが、雪の割れ方が大きくて、とてもじゃないが、(水深20センチくらいで5mほどの渡渉)興味半分で渡れる様子じゃない。本気で登るなら渓流足袋に履き替えるってくらいの覚悟がないとダメだなあ。(本気で下ってきたなら、ブーツずぶぬれでもいいが)。
元に戻って本流河原を上がっていく。植林杉も消えてブナの広い河原である。今日は降雪で寂しいが、晴れると登行の客も多いし、なのに落ち着いて陽気なところだ。しかしどうして群大は40年以上も前から、こんなところに私有地を持っていて、しかも夏だけしか使っていないのか。十分に活用していないわけで、冬の間は私に貸すくらいの器量はないかなあ。ひと冬住んであげるのに。
少し行くと、本流が右側に迫ってきて、渡らないと前に進めないところに出た。過去にはブリッジで渡れたように記憶するのだが、なんと、簡単に渡れない。積雪にかすかに残るトレースを見ると(やっぱりこの辺りは平日でも人通りがあるんだろうね)、この本流渡渉しているのだ。今年の積雪は例年通りだったとしても、温暖で雪が割れて、流れが出てしまっているのだろうか。こんなところで過去に苦労した記憶はないよ。
ということで、今日はここまでとアッサリ終了。こういうこともあるってことだ。雪山は長い目で見ないと分からないよ。けっこう汗かいて寒いよ。気温はマイナス2度くらいだと思う。ガスは少し晴れたけれど。
下りはよく滑る。緩やかな広い河原だけど、5キロの距離で高度差300m登ってきたのだから、滑らないわけがない。私はこういう林間のクロカン下りも大好きさ。ストック押しもあるけどね。2時間チョイで登ったところ、45分で下り。今日は誰にも会わなかったなあ。戻るとクルマの屋根に10センチの積雪。
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