井上山（井上城跡登山口往復） 里山でもアイゼンは心丈夫！��
kyom4
- GPS
- 02:05
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 482m
- 下り
- 473m
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| 天候 | 頭上は晴れ、北方面はやや雲が多め |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
左折して長野市に向かい、次の信号で左折します 右にサークルKが見えたら、手前を左折 約600m先右側に「枕状溶岩」の見られる場所があり 3台ほどの駐車スペースがあります |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雪は想像以上に溶けていて少なく、城跡までは問題ありません 3箇所ある急坂の最初の急坂の途中でアイゼン（6本）装着 痩せ尾根とまでは言えませんが、 両側急斜面なので滑落注意です 山頂直下の急坂は積雪20�冂�あり、慎重に通過しました ぼやけてはいるものの古いトレースが残っていて 安心してコースを辿れました マイナーな山ですが、歩いている人が居るらしく、心強いです |
写真
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なのですが、ここから山頂直下が一番急坂の難所。
今は超静かな里山ですが、明治時代の測量に立派な役目を果たした山なのです。
感想
若穂太郎山の山頂から井上山を見た時に、
雪の状態がどうなのか、急斜面をアイゼンで登れるのか
気になって仕方なくなりました。
朝方は曇りがちでしたが、次第に上空が晴れて来たので
無理せず行けるところまでと決め、偵察に出かけてみました。
家から一番近い登山口の山はこんな時即決、有難い存在です。
ヤマレコに記録を投稿する前から幾度も登っている山。
思い出の沢山詰まった登山道のそこここで、
交わした会話を、懐かしい声を聞きます。
聞くというよりも、耳をそばだて無性に聞きたくなります。
それはもちろん過去の幻影に現れてほしいからなのでしょう。
変わらないのは周りの風景だけで、何もかもが変わって行くと知りながら
懐かしい思い出が遠ざかりゆく後ろ姿に寂しさを感じないではいられず
幸せの後ろ姿しか見ていない生き方をしてはいけないと思いながら…
一歩でも前へと夢に向かって突き進んだ日々が
実は大切な物を失い行く日々だったと気付かされます。
この辺の山にはカシワの木が多く自生していて、
枯れたカシワの葉が枝から落ちず、ひらひらと風に舞っていましたから
多分、季節は霜が降りるようになった初冬だったかと思います。
揺れるカシワの葉を見ている内に、ユズリハの話になったのでした。
ユズリハの如く、冬の寒さから新芽を守るカシワの葉が
春まで冬の強風に耐えると聞き、植物の知恵に驚き
次世代を守る優しさに、同時に心を深く打たれた事を思い出します。
その優しい口調が、今も微かに心に響いています。
一人で山を歩いていて寂しくないのと聞かれる事があります。
どうかすると、寂しさに耐えかねて山に入る時があります。
山の温もりに寂しさを忘れ、孤独を忘れるのは自分だけでしょうか？
二つの城跡を過ぎ、空掘を二つ程越えると
緩やかな尾根道が次第に斜度を増し、
痩せ尾根とまでは言えないものの、尾根も狭まった箇所があります。
人によって感覚は違うと思いますが
山頂迄に三箇所の急坂があり、凍結の具合によっては
登山靴だけでの歩行は困難で、今日は比較的凍結箇所が少なくて
山頂までなんとか安全に行けたのではないかと思います。
以前は、高速道の真上の騒々しい急斜面の林の中で
じっとこちらの様子を窺うカモシカさんを見かけましたが、
今日はキツネやタヌキと思われる足跡ばかりが目につき
カモシカの足跡らしき物に殆ど行き会えませんでした。
こんなに山が雪深くなると、食料に困るでしょうし
里山に降りてこないとしたら、彼らがこの冬をどう過ごしているのか
どの辺りで過ごしているのか、気になります。
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