【タジキスタン】Fann Mountains ファン山地 lakes to lakes hiking
- GPS
- 19:16
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 5,650m
- 下り
- 5,751m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
気温25-30度、夕方20度
マルシュに乗ることができ、だいぶ入山までの費用節約。国境での請求は800TJSと言われた。Artuchから歩いていくとここはまだ人の生活圏。途中ロバと牛を歩かせている一団と軽くロシア語トークする日本語で牛とロバというんだよ的な話しした。近くの家の子供からチャイ飲んでけと言われ立ち寄る。農家飯をいただけた。特にトマトサラダがおいしかった。最後の最後で家のばあちゃんからチップ要求される。押しつけのチャイで小遣い稼ぐのもこの辺の文化っぽい相場は10TJS。このチャイで、油っぽいオシュとかを食べすぎて登山中猛烈な胃もたれに苦しみながら進む。Co50-100mおきに休みながらなんとかいく。なんとかクリカロン湖に着き、テント泊。湖の向こう側に壁がぶったっていてすごい景色だった。水はあまりきれいではなかった。浄水器で近くの流れている水飲むも日本のような美味しさはない。少し石っぽい感じ?の味だった。湿度がとても低いので温度の割に体感は低く感じる。全体的にもっと緑が多いかと思ったが、やはり中央アジアということで山全体に茶いるが目立つ。胃もたれひどいので夕飯食べず就寝。夕方18時台、19時台は9.715Mhzと11.815MhzのNHKワールドの短波放送入る。乃木坂の早川セイラの番組やっていた。夜中は満点の星空。テントの入り口から頭だけ出して天の川を眺めるのが至福の幸せ。
2日目
気温標高高いので午前は10度前後
本日は快調。
川の渡渉に手間取る。対岸にいた、馬乗りの人に下流からいけるとジェスチャー受け下流へ行き飛石渡渉。水の周りに命が育まれているのがよくわかる景色だった。あと朝の湖の水鏡がきれいであった。川の渡渉からアローディンパスに上がる尾根に乗るまでが急な登り。8:00に尾根に乗り上がる。そこからは軽やか。鳥海千蛇谷の様にたおやかだ。150-200mおきに休む。10:18コル着。ここでスコットランド人夫婦&ガイドと会う。また、その後に来たチムタルガパスに行くロシア人と仲良くなる。1人はアニメ好きで太ももにエヴァのタトゥー入れていた。肩組んで写真撮る。彼らPTはモスクワやサンクトペテルブルクからきているとのこと。ガイドはこれまたロシア人のサーシャと言った。ここのPTの人から「ロシアンピッツァだぜ」とお裾分けもらう。うれしいい。11:00パス発、エメラルドブルーの湖2つを眼下にずんずん降り、大休止1回挟みながら12:45アローディン湖畔着。テント張り14:00すぎからカレーを仕込み始める。風強く米炊きミスりながらもなんとかリカバリー。16:19夕飯とする。ロシア人PTからスイカもらう。夕方日の入り前後くらいでテントサイト管理のおじさん巡回10TJS。翌日は来ず。
3日目
7:27発
行きは快調。荷軽し。日陰で10度くらい。夜は10度弱も湿度低く体感温度は低い。火があたると20度弱なのだが3200m超えたあたりで登っていてちょうど良いが肌寒い。ムトゥニー湖は濁っていた。ここもキャンプ地だが水はどうするのだろうか?キャンプしてる人そこそこ。クライマーズレフト側からチムタルがパスを覗く。湖からD+1200くらい。本日超調子よければいけるかも?と途中思いながら登っていたが、おそらくザレザレ&ムトゥニー湖畔歩きあたりから今ひとつ頭が痛い。高山病か?意外と道のりも長そうなので、これまた意外と長かった道のりを降りることにする。降りながら頭痛の原因は低Naも可能性としてありと考える。今回の反省としては塩分補充系のレーションが少ないというかほぼない。大反省。自動運転みにきた道をずんどこ降りる。途中朝は日陰にあったコップ湖に日が当たっていた。エメラルドブルーで超綺麗。おりて触ってみると超冷たい。泳ぐとか絶対無理。ずんずん降りテントサイトについて。すぐテント内でねそべりダウン。深呼吸し少し寝るも軽快せず。梅しそリゾッタをそのままつまんで塩分をちょい補給するもよくならない。夕飯は余った野菜の保存の関係で春雨より先に麻婆茄子作るも半分程度までしかたべられず。
あと昨日の降り25kg背負っての下りが久々すぎて腸腰筋、大臀筋が筋肉痛であった。登りの筋肉は意外と平気であった。
4日目
夜間、麻黄附子細辛湯飲み、万全の暖かさでねる。汗とてもかく、呼吸数も多くおそらく発熱。水分補給に徹し、夜中よく尿意で起きて外へ出た。ロバがそこらで起きていてなんども会うので仲良くなれた気がする。
早くに寝たので深夜に一度目が冴えるのでスマホに入った中島みゆきを聞く沁みる。
朝起きて、体調はマシになったので、回っていなかったアローディン湖ともう一つのギター湖?をみに一周する。アローディンのメインの水源は川だと思っていたが伏流していた水が突如激流のようになって注いでいた。日本ではあまりみない不思議な光景であった。ザレているところが大半であるからで土壌という感じではないからだろうか?本日は風がここ数日で最も穏やかで湖はとてもきれいな水鏡。よき写真がたくさん撮れたがその分日が上がると暑い。1週し終えてテントに戻るとみな撤収後半であった。自分も撤収し、重荷を担いで下山する。30分くらいで荷を背負ったロバを追いながらトレイルヘッドに着く。トレイルヘッドには先に降りてた欧米人PTのチャーターカーと軍とそこに住んでいる農作業している地元の人と、謎のドライバーがいた。ドライバーがsarvoda俺も行くぞ500TJSでどうだと言ってきたが、相場は200~300TJS安けりゃ100TJSと思っていたので200でふっかけるが、向こうは300までで譲らず、自分は250で勝負するが交渉決裂。最悪sarvodaまで30km歩くかいうて途中で車拾えるだろと思い歩き始める。途中sarvodaに向かう車は午前10時とかだと大体欧米人のチャーターなので途中では載せてくれない。これはひょっとして本当に歩きかと思い始め、かつ強烈な日光で少し絶望ししながら2h近くてくてく歩く。何度か現地民が奥地方向に乗合で乗っていくのをみる。あれの引き返しを狙うか〜とか考えるが、全然引き返さないので日陰ごとに休む。それにしても日差しが強いし、乾燥で土埃もひどい。ザックが土まみれであった。そんなこんなでヤマレコアプリが50km歩いたよって表示し始めた頃に地元のおっちゃんの車登場。救世主。神。sarvodaいくか、金はいくらかと拙いロシア語で尋ねるが手招きホイホイするのみ。しかしもう車に乗るモードだったので、そのまま乗る。車内で水飲んでたら、緑色の石油が入ってそうなぼろい1.5Lボトルに入ったヨーグルトくれた。ザ・ヨーグルトって感じでおいしかった。
途中畑で荷積み作業手伝ってsarvodaまで乗っけてくれた。それにしてもこの道、やばい断崖絶壁も普通の小川もつっこむわで美濃戸林道よりひどいアドベンチャーオフロード。これを生活圏として使ってる人たちすごすぎる、だいたい着てる車はランクル、エクストレイル、rav4、ジムニーもどきのぼろいの使ってた。
そんなこんなでなんとかsarvodaに着いた。しっぽり100TJSとのこと。それでも安いありがたい。弟がタクシーやってるからドゥシャンベ行くなら紹介するぞと言われた。1人なら500TJSだと言われた。シェアタクシーなら150TJSらしいとの情報得ていたが、この神おじさんの親切はことわれねえといういうことで450TJSに負けてもらい、半分ぼったくられてドゥシャンベへ。教訓、連携プレーには気をつけよ。最終目的地は言わずに中間目的地しか言わないのは大事ということだ。まあタイムロスなしでドゥシャンベにつけたのはよかった。その先はタジキスタン観光へ
タジキスタン簡易メモ
スイカ激うま
ソフトクリーム激うま
マジで英語通じない
果物激うま、激安
田舎町のバザールが新鮮で良い!朝行って、バザールの近くで田舎のおばちゃんが売ってる農作物がたぶん一番安い
天候 | 終始晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
Panjakent→Artuchは町外れのアフトヴァグバザールからマルシュルートカで2h程度50TJS、途中先を行く車に乗せてもらう20TJS 帰り 下山口でのタクシー交渉は下限300TJS 途中10km程度歩いたところで拾われる100TJSでSarvodaまで |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なしもトレイルはところどころ不明瞭。ルートファインディング必須 |
その他周辺情報 | 食材調達はPanjakentのバザール ガス缶調達は街中の店にもあるらしいとの話を聞いて探したが見つからず。 Panjakent Salom hostelで購入大が150TJS、小が110TJSだが、この時は大きい缶しかない。 ちなみにタシケント国際空港の出入り口チェック時に廃棄しようとしたが、空港職員から3ヶ月間は取り返せるとの書類もらった |
ファイル |
計画書
(更新時刻:2023/09/01 00:21) |
写真
感想
中央アジアはfann mountainsの美しい湖を見に行きたくて夏休みにタジキスタンへ渡航した。聞きしに勝る美しい光景と日本離れしたどでかい壁があちこちに存在していて度肝を抜かれた。
献立
1日目夕:胃もたれのため食べず
2日目朝:尾西のわかめご飯
2日目夕:米+野菜カレー
3日目朝:カレーメシ
3日目夕:梅しそリゾッタ+麻婆茄子
4日目朝:麻婆茄子余り
行動食
豆菓子、干しぶどう、甘い謎のパン菓子、パン、マシュマロ
反省塩分補充系がない、どれも口の中の水分持っていかれる
反省など
・ウェア:登り降りともにウィックロンクール長袖とストレッチガイドPTで終始行動。日焼けも防げ、風通しも良くちょうどよい。ズボンに関しては乾燥が著しい分土埃が終始ひどかった。
・ウェアは行動着1、テント着1で湿度低いので十分であった。今回は下界の分も担がざるを得なかったので+ではモンベル半ズボンと薄いステテコとTシャツ2枚もってたが
・塩分補充系のレーションがほぼなかった
・野菜が今回はナス×3、にんじん×1、じゃがいも×1で持ってきたが、一日あたりナス多めで1、にんじんとじゃがいも1/4~1/3しか減らないので明らかに多すぎ。4~5日分くらいあった。
・食事献立でタンパク質が少なかった、献立は上記の通り。次回要改善。
・お茶など嗜好品は心の余裕のためにも味の変化としてもあった方がよかった。途中もらったお茶やコーヒーがとてもおいしかった
・湿度は非常に低い→+:すぐ乾く、肌がベタつきにくい。ー:喉が常に痛い→風邪もひいていたか?テントないはマスクしたら少しマシだった
・牛乳パックをゴミ箱、まな板として持ってきたのは大正解
・介護用体拭きシートはとても役立った。土埃がたくさんついてたのでよかった
・救急セットは内容十分→今回の発熱(おそらく)にも対応できた。しかしながら、今回の3泊で十分の内容なら日帰り1泊分にしては十分すぎるので日帰り用を考え直せば半量程度に減らせるのではないかと思った
・サングラスはあって大正解であった
・夜のウェア:5度前後、テント内10度弱、シュラフは#2で正解よれた#3だと少し不安残ると思う。湿度で想像より寒く感じるため
上は行動着WIC.cool+エクセロフト、下は半ズボンor発熱時のみストレッチガイドの行動着長ズボン。フルで締めればエクセロフトなしで十分だったであろう。
・マウスピース意外と重要、長期の山行になるほどいつも通りが重要か?
・ロバの糞多し、アローディン湖もクリカロン湖も流れ水、湧水であっても汚染の可能性高いので全て浄水した
・足は両親指水泡、主にアローディンパス下りででき始め、ムトゥニー湖下りで完成した。防ごうと思えば防げたがより長期なら細かなケア必要
・手は乾燥ひどい、どこ触ってもざらざらしている感触だったスマホの指紋認証だめになった
・スマホ2台持ちは2カ国のsim使ってたのでよかった。
・サコッシュもよかったがショルダー細いので食い込む、カメラ用のものとかに変えれば快適か
・InReach mini 2電池もちも、天気予報もトラッキングも超優秀。バリエーションルートでも重宝しそう
・減量可能だったもの:
●モバイルバッテリー×2(Anker,IrisOyama共に10000)→Zenfone9はフライトモードヤマレコ起動で8h行動で40%分減る程度。1個でもよいかも。あと2つのしてもAnkerで10000と5000とか200g×2+充電口150g+ケーブル50gとか主に嵩張りとして
●本、持参の本はコピーでだいぶ重量減できる→今回は初海外山行ということで全て原典持ってきていた。本:ロシア語会話、Trekking in Tajikistan、入唐求法巡礼行記、内前者2冊はコピーにすれば1kg弱の減量になったはず。
●野菜、多いし、重かった
●カメラ、GW690は1.5kg
●米はリゾッタはかなり少量の水で美味しく仕上がりはやい、かなり優秀
●専用カトラリーとケースにすれば嵩張り解消するはず、重さは200g程度改善か
●ガス缶は600gのもの
コメント
この記録に関連する登山ルート
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私が歩いたコースとおおよそ逆ですが、下山後にドゥシャンベに向かうとすれば良いコース取りでしたね。クリカロン湖やアローディン湖などとても懐かしい風景でした。このルートの1番のチャームポイントはアローディンパス越えだと私は感じましたが、写真からもそれが伺えました。
貴重な記録のアップありがとうございました。
コメントありがとうございます。
事前に相談に乗っていただきありがとうございました。
おかげさまでとても刺激的な山旅をあうることができました。
アローディンパスからみる山々と湖は日本離れしていてきてよかったと思わせる光景でした!
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