早池峰山(30)〜灼熱のモフモフ大群落〜

2023年08月26日(土) [日帰り]

• GPS: 05:46
• 距離: 11.7km
• 登り: 924m
• 下り: 905m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:10
• 休憩: 1:24
• 合計: 5:34

5:10 河原坊
5:37 5:40 小田越
5:58 6:05 御門口
6:56 7:02 御金蔵
7:22 7:30 天狗の滑り岩
7:34 7:34 剣ヶ峰分岐
7:37 7:39 門馬コース分岐
7:49 8:32 早池峰山頂避難小屋
8:38 8:39 門馬コース分岐
8:44 8:44 剣ヶ峰分岐
8:52 8:58 天狗の滑り岩
9:11 9:11 御金蔵
9:58 10:04 御門口
10:19 10:21 小田越
10:44 河原坊

天候

登り：快晴で暑い
下り：曇りがち

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

8/26 5:09

お。車道にイモムシ君。よけようにも、道路に張り付いて動かないからそのままに（汗）

8/26 5:34

もうすぐ小田越登山口。朝日が眩しそう。。

8/26 5:35

この時期は太陽の角度が車道と一致するのね。まぶしくて前向けない。

8/26 5:35

前向けないから後ろあるき。振り返って脚長っ

登山口。いい天気です。

8/26 5:39

朝日が差し込む七里河原を歩きます。もう暑い。

8/26 5:51

日差しが強い！今日は暑そう。

8/26 6:01

コメツガの古木の御門口を抜ければ、開放的な一合目。

8/26 6:01

薬師岳もバリっとしてます。

8/26 6:01

この時間の山の輝きがすきです。しかし暑い。

8/26 6:24

モアイ君

8/26 6:30

暑いよ！

8/26 6:30

日差し強っ！

8/26 6:54

お金蔵まで来るとまた風景が変わって、さらに心地よい風がそよいできました。

8/26 6:55

今日もニコニコ・グッジョブ岩。

8/26 7:00

龍ケ馬場。風衝地なんだけれど、最近ここで強風を食らってない。強風も楽しみなんだけれど・・。

8/26 7:00

山頂方面と、ゴツゴツがかっこいい河原の坊コースの方面。

8/26 7:04

薬師岳も低くなりました。しかしこう、暑くて写真も面倒になっちゃう。

8/26 7:05

岩の向こうから雲がわいてきます。見てて飽きないけど暑い。

8/26 7:13

まじまじ観察すると恐ろしい巨岩。雰囲気が、鬼でも出そうです。

8/26 7:15

暑い！あの岩の日陰で休みたい！

8/26 7:23

ひんやり〜(^^)

8/26 7:26

天狗の滑り岩のはしご場

8/26 7:26

お、山頂に雲。涼しそうだ〜！

8/26 7:26

そのまえに、もう一個はしご。日陰だからよかったけど、日差しが当たると熱くなるのかな。

8/26 7:34

猛暑を乗り越えた安堵の剣ヶ峰分岐！

8/26 7:36

お田植場のお花もだいぶ少なくなりました。賽の河原で参拝。

8/26 7:38

避難小屋も近くに見えてきました。

8/26 7:48

山頂は資材でいっぱいです。

8/26 7:49

あれ、スカーフ増えました？

8/26 7:50

今日もありがとうございます。

8/26 7:55

腰をおろして、静かな山容を眺めてみます。ホシガラスが気持ちよさそうに滑空していきました。

8/26 8:11

コーヒー豆引いて、

8/26 8:16

お湯の分量間違えた。

8/26 8:18

この幸せ。

8/26 8:24

雲って不思議。

8/26 8:56

下山。雲は気まぐれに来たり去ったり。俺も気まぐれに生きてみたい(笑)

8/26 9:03

白いハンペンみたいのが動いてる？いやいや、山小屋の資材でした。ご苦労様です。

8/26 9:12

山頂方面にも雲がかかります。

8/26 9:12

お金蔵まで来ました。

8/26 9:14

笑顔大事。

8/26 9:15

樹林が迫ってきました。

8/26 9:21

いつか薬師岳も登りたい。薬師さんから早池峰さんを見てみたい。

8/26 9:35

暑いと言いますが皆さん、なんか笑顔。いいね(^^)

8/26 10:01

56番の岩の上の三里三丁の標柱。

8/26 10:19

登山口にて。

8/26 13:38

下山！

8/26 13:39

山頂に分厚い雲がかかりました。

8/26 10:28

人を恐れない？ニホンジカ。草おいしそうだな。

8/26 6:03

ここからは今回ヘロヘロしながら撮れたお花です。ナガバキタアザミ。胞子なのかな。花はまだあちこちで見られました。

8/26 6:04

ナンブトウウチソウ。須川長之助の採集品にもとづいて、マキシモビッチによって新種とされました。1873年のことです・・！葉っぱの紅葉が鮮やかです。

8/26 6:06

ハクサンボウフウかな。

8/26 6:07

ミヤマヤマブキショウマ。早池峰の固有種です。花も果実も紅葉します。

8/26 6:09

ミネザクラの間から、ゴマナ。

8/26 6:10

風がそよぐとナンブトウウチソウもソヨソヨして涼し気なのですが、今日は無風で暑い・・

8/26 6:10

ミヤマアキノキリンソウ。

8/26 6:11

ナンブトウウチソウは360度の大群落。

8/26 6:11

朝日も優しく受け止めます。

8/26 6:12

青空も似合うよのう。

8/26 6:13

荒涼とした山を、こんなに愛らしい花が彩ります。

8/26 6:14

見上げるとどこまでもナンブトウウチソウ。圧巻です。

8/26 6:16

ナンブトウウチソウ、どこまでも。

8/26 6:16

スマホ撮。

8/26 6:17

これも秋の花・オヤマソバ。そばの花に似ているから、お山そばなんですって。

8/26 6:18

なんかマイペースな感じがする、ナンブトラノオ。可愛いのは武器だよな。

8/26 6:21

タカネナデシコさん。

8/26 6:25

ツルリンドウ。

8/26 6:30

ナンブトウウチソウ

8/26 6:36

ハヤチネウスユキソウ

8/26 6:44

ホソバツメクサ

8/26 6:51

キバナノコマノツメ

8/26 6:58

岩の溝に根を下ろしたイワベンケイもこんな感じになりました。

8/26 6:59

チズゴケ。空気が綺麗な証。

8/26 7:02

サマニヨモギ

8/26 7:07

少しだけ残っていたイブキジャコソウ

8/26 7:15

ウスユキソウ

8/26 7:18

ハヤチネウスユキソウ

8/26 7:18

ナンブトラノオ

8/26 7:39

ガンジュアザミ。ハナアブがたくさん。

8/26 7:39

ガンジュアザミなのかダキバナンブアザミなのか、ナンブアザミなのか・・

8/26 7:40

ハチとアブのせめぎあい。

8/26 7:44

コバイケイソウも種になりましたね。

8/26 7:44

蝶が4羽います。

8/26 7:45

オレンジが鮮やかなクジャクチョウ

8/26 8:33

キリンさんとアザミさん

8/26 8:34

大人気！

8/26 8:36

チズゴケの一種かな

8/26 8:47

ウメバチソウ

8/26 8:49

茎を途中でくいっと曲げるところが良いです。

8/26 8:58

ウスユキソウ

8/26 9:01

ハヤチネフキバッタかな？不思議な色。羽が退化して飛翔できません。踏まないでね・・

8/26 9:11

サマニヨモギ。韓国語みたいだ。オモニトッポギ。違うか。

8/26 9:22

タカネナデシコさん。ふわり。

8/26 9:26

圧がすごいナンブトウウチソウ。

8/26 9:39

ミヤマアキノキリンソウ

8/26 9:45

今日の主役はナンブトウウチソウだなぁ。

8/26 9:50

この群落・・

8/26 9:55

遠野営林署の方からもらったカード。うれしかったけど私の写真がピンボケでした。コンプリートしたい。

8/26 10:00

樹林帯でコメツガの球果。小さくてかわいいのです。

8/26 11:38

ぶどう買いました！

撮影機器：

RICOH GR IIIx リコー

motorola edge 20 SIMフリー MOTOROLA

感想

ゲスト

早池峰山30回目の登山です。

連日の猛暑はたとえ高原の早池峰山であっても変わらないなぁと、東からの元気いっぱいの太陽を右半身にいっぱいに受けて感じたところです（汗）

御門口を抜ければ開放的なお山な一方、直射日光を避けるものが、無い！今日は風も吹かないという。汗が気化しない…。過去イチ暑い！

暑いのはホント苦手なので、これはマズイかもと、黄色信号が頭の中で点滅。

御金蔵まで行って、引き返すことも選択肢に。ちょっとフラフラしながらも、御金蔵の手前のいつもニコニコ・グッジョブ岩を超えた途端に、爽やかな風が吹き始めました。

生き返った感じ…。御金蔵の中で大休憩。さすがグッジョブ岩。やはり笑顔は大事だな！

ここから先はルンルン気分で。

しかしこの暑い中をものすごい勢いで登ってくる集団がいたのですが、避難小屋の作業者さんでした。石を跳ねるように上がっていくような速さ。暑い中ご苦労様です…！

山頂で奥宮、十一面観音様、若宮、十一面観音(初代)を参拝したあとにコーヒータイムの準備をしてたら、東から雲がモリモリやってきて日差しを遮っちゃいました。ガスるとテンション下がりますが、あれれ、涼しくてとても快適な空間を作ってくれました（汗）

下りは、おおむね雲があったので直射日光はほとんど無く、ピークを過ぎた花（あ、まだあった！とか）や綿毛がポワポワのハヤチネウスユキソウなんかを見つけては、短い夏の劇的な変化を想ってました。

下山時には遠野森林管理局の方に声をかけて頂きました。お腰のポーチからラミネートされたカードの束を取り出して見せてくださいました。「一枚どうぞ」、ということで、この時期のナンブトウウチソウのカードを頂きました。

自然保護の啓蒙活動の一環、現場の先前線の方からいただく重みを感じます。

御門口からは蒸し暑い七里河原を抜けて、下山。車道歩きでは、熊が通過する（と、監視員さんから聞く）ので警戒はしていましたが、まさかのすぐ横でニホンジカが草を食んでいてお互いにびっくりでした。

お尻の白い毛も逆立つこともなく、またマイペースで草を食んでました。可愛い！と思う方は少なくないかもしれませんが、私はちょっと、はかなさを感じます。農作物への被害もそうですし、草花、高山植物だって例外ではなく。

今日も、朝来るときには10頭以上のニホンジカを目撃しました。増えすぎたことと、被害が多いことを理由として、個体数調整といってワナで捕獲したり駆除されたりしているのが事実です。

そんなわけで、ジビエ料理も（昔から）あります。。最近では小鹿のにぎりとか・・。私は食べられませんが（汗

河原の坊駐車場に戻ってきて、猛暑の平地に戻ります。でも今回は楽しみがありました。それは、ぶどうの購入です。

先日は無かった「ぶどう」のノボリが立っていたので、迷わず寄ってきました。今日から（お店を開けた）だぁ〜、親父さんとお話しするもの楽しみだった。試食いただいて、盛り合わせを買って帰ってきました。

猛暑でフラフラとしましたが、後半はシャキッと行動できて30回目を締めることができました。いつもお山に放してくれる家族に感謝です。

そして、早池峰山のクライマックス・ナンブトウウチソウの大群落の始まりと、ぶどうの販売が始まったこと、季節は秋に向かっているなぁと、感じました。

山小屋を改築する人、遠野営林署の方のように自然保護を親しみやすい形で活動する人、早池峰を次に繋いでいく人たちの努力と行動を垣間見れた、貴重な経験のできたお山でした。