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Yamareco

記録ID: 586672
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山、鉄山 〜 安達太良高原スキー場から 〜

2015年02月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
usofuyu その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:19
距離
12.8km
登り
917m
下り
922m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:08
休憩
1:10
合計
7:18
8:29
88
9:57
10:14
68
11:22
11:34
33
12:07
12:17
16
12:33
12:33
25
12:58
13:06
13
鉄山取り付き
13:19
13:32
32
14:04
14:05
13
14:18
14:19
15
14:34
14:34
6
14:40
14:40
15
14:55
14:55
36
15:31
15:39
4
登山道終点
15:43
15:43
4
15:47
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
安達太良高原スキー場の無料駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
【安達太良高原スキー場⇔勢至平分岐】
 トレースバッチリ。トレース上は踏み固められているため、ツボ足でもほとんど潜らず。踏み固められてアイスバーンになっていることもなく、ツボ足で問題ありませんでした。アイゼンは、登りでは装着せず、下りでは装着。
【勢至平分岐→峰の辻】
◆傾斜がきつい所もないため、スノーシューで快適に歩行できました。スノーシューを履いていれば、ほとんどが少し沈み込む程度で、踏み抜いても脛丈程度。ツボ足では、足跡から判断すると、ひざ下程度踏みぬく模様。
◆木がある所には赤いリボンが枝に括り付けられており、雪原では赤いリボンを結んだ竹竿をルートに刺してくれてあるので、道迷いの心配はほとんどありません。
◆くろがね小屋経由のルート以上に安心して歩行できます。
【辻の峰→安達太良山山頂直下】
 スノーシューでも問題なく歩行できました。
【安達太良山山頂の岩場】
 アイゼン装着がベター。
【安達太良山から鉄山直下までの稜線】
 スノーシューで歩くも、スノーシュー歩行のメリットはあまりなし(歩きにくいわけではありません)。アイゼン歩行がベター。
【鉄山直下⇔鉄山山頂】
 鉄山への取り付き箇所は傾斜が急なため、アイゼン歩行でないと厳しい。
【稜線→峰の辻】
 アイゼン歩行でも、沈み込みは膝下程度。スノーシューでの歩行のほうが快適そうでした。
【峰の辻→くろがね小屋】
 山腹をトラバースするので、遠目に見ると、怖そうですが、実際には、恐怖心を感じることもなく、安心して通過できました。
【くろがね小屋→勢至平分岐】
 トラバースが長く続きますが、適度に踏み固められた踏み跡が歩き易い雪道となっていたので、その上を安全に歩行できました。
その他周辺情報  岳温泉「ヘルシーパルあだたら」で入浴。600円。
 洗い場が寒く、シャワーの水圧が弱く、シャンプーやボディーソープをなかなか洗い落とせず、凍えそうになりました。
 お湯は、酸性泉とのことですが、あまりピリッとした感じはありませんでした。
安達太良高原スキー場からスタート。
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安達太良高原スキー場からスタート。
ここから登山道に入ります。
ここから登山道に入ります。
トレースバッチリ!トレースを外れると膝下程度まで潜ります。
トレースバッチリ!トレースを外れると膝下程度まで潜ります。
トレースが無ければラッセル大変そうですが、トレースを快適に歩行できました。
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トレースが無ければラッセル大変そうですが、トレースを快適に歩行できました。
木々がまばらになってきて、青空と再会。
綺麗!
木々がまばらになってきて、青空と再会。
綺麗!
稜線が見えてきた!
この時は、予習不足のため、どこが安達太良山の山頂か分からず。
最も左の尖がりが安達太良山山頂、左から二番目の尖がりが篭山、左から三番目の尖がりが矢筈森、一番右手のテーブルマウンテンが鉄山です。
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稜線が見えてきた!
この時は、予習不足のため、どこが安達太良山の山頂か分からず。
最も左の尖がりが安達太良山山頂、左から二番目の尖がりが篭山、左から三番目の尖がりが矢筈森、一番右手のテーブルマウンテンが鉄山です。
勢至平分岐でスノーシューを装着し、直登ルートを進みます
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勢至平分岐でスノーシューを装着し、直登ルートを進みます
シュカブラ
振り返ると、本日の宿泊地である福島市の市街地が見えました。
振り返ると、本日の宿泊地である福島市の市街地が見えました。
鉄山(右手のテーブルマウンテン)が格好良く見えます。
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鉄山(右手のテーブルマウンテン)が格好良く見えます。
ここから見ると、くろがね小屋からのルートを歩いている人はとんでもない所を歩いているように見えます。
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ここから見ると、くろがね小屋からのルートを歩いている人はとんでもない所を歩いているように見えます。
峰の辻まであと少し。
峰の辻まであと少し。
峰の辻で、山頂を見ながら、休憩。
少し吹いていた風も止み、無風状態。
雲が多くなってきましたが、まだまだ青空が綺麗です。
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峰の辻で、山頂を見ながら、休憩。
少し吹いていた風も止み、無風状態。
雲が多くなってきましたが、まだまだ青空が綺麗です。
山頂へのアタック開始。
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山頂へのアタック開始。
峰の辻から山頂直下までは、ごつごつ岩の所もありますが、足の置場は確保できるので、スノーシューでも安全に通過できました。
峰の辻から山頂直下までは、ごつごつ岩の所もありますが、足の置場は確保できるので、スノーシューでも安全に通過できました。
山頂の岩場はもうすぐです。
山頂付近はたくさんの人で賑わっていました。
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山頂の岩場はもうすぐです。
山頂付近はたくさんの人で賑わっていました。
山頂到着!
46座目の百名山Get!
山頂の祠横の石碑のエビの尻尾が凄いことに。
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山頂到着!
46座目の百名山Get!
山頂の祠横の石碑のエビの尻尾が凄いことに。
山頂から、峰の辻、篭山を見下ろす。
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山頂から、峰の辻、篭山を見下ろす。
船明神山。
奥にある磐梯山には雲がかかっています。
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船明神山。
奥にある磐梯山には雲がかかっています。
鉄山までの稜線。
奥には吾妻連峰が見えます。
天気も良く、風もないので、鉄山に向かうことに。
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鉄山までの稜線。
奥には吾妻連峰が見えます。
天気も良く、風もないので、鉄山に向かうことに。
安達太良山山頂を振り返る。
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安達太良山山頂を振り返る。
エビの尻尾だらけ!
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エビの尻尾だらけ!
雪の小さな丘陵の連なりが何とも面白い。
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雪の小さな丘陵の連なりが何とも面白い。
「牛の背」には、面白い雪のオブジェが色々とあるため、ついつい鑑賞してしまい、なかなか先に進めません。
「牛の背」には、面白い雪のオブジェが色々とあるため、ついつい鑑賞してしまい、なかなか先に進めません。
沼ノ平。奥には秋元湖。
素晴らしい眺めです!
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沼ノ平。奥には秋元湖。
素晴らしい眺めです!
安達太良山山頂から続々と人が下ってきます。
安達太良山山頂から続々と人が下ってきます。
船明神山に至る稜線
船明神山には何人か登っているようです。
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船明神山に至る稜線
船明神山には何人か登っているようです。
沼ノ平に伸びている岩稜が恰好良かったのでパチリ。
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沼ノ平に伸びている岩稜が恰好良かったのでパチリ。
鉄山がだいぶ近づいてきました。
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鉄山がだいぶ近づいてきました。
くろがね小屋発見。
くろがね小屋発見。
鉄山直下。
傾斜がきつそうです。
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鉄山直下。
傾斜がきつそうです。
というわけで、ここでスノーシューからアイゼンに装備変更。
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というわけで、ここでスノーシューからアイゼンに装備変更。
アイゼンを装着しながら、歩いてきた稜線を振り返る。
風が全くないため、ゆっくり装備変更します。
アイゼンを装着しながら、歩いてきた稜線を振り返る。
風が全くないため、ゆっくり装備変更します。
さてさて、鉄山に取り付きます。
この辺りは、雪厚があり、踏み跡もあったため、問題なく通過。
とはいっても、傾斜が急なため、この山行で最も注意が必要な箇所でした。
さてさて、鉄山に取り付きます。
この辺りは、雪厚があり、踏み跡もあったため、問題なく通過。
とはいっても、傾斜が急なため、この山行で最も注意が必要な箇所でした。
この辺りは雪に厚みがないので、アイゼンの歯を効かせて通過。
表面が少し凍っている程度で、ガチガチにクラストしているわけではないので、ピッケルではなく、トレッキングポールでバランスを取りながら登り降りしました。
鉄山山頂へは右手の岩を直登せず、左手から山腹をしばらくトラバースし、折り返します。
この辺りは雪に厚みがないので、アイゼンの歯を効かせて通過。
表面が少し凍っている程度で、ガチガチにクラストしているわけではないので、ピッケルではなく、トレッキングポールでバランスを取りながら登り降りしました。
鉄山山頂へは右手の岩を直登せず、左手から山腹をしばらくトラバースし、折り返します。
鉄山到着!
このでっぱりはケルンのようです(下山後ヤマレコで確認するまで分かりませんでした)。
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鉄山到着!
このでっぱりはケルンのようです(下山後ヤマレコで確認するまで分かりませんでした)。
安達太良山山頂方面
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安達太良山山頂方面
安達太良山と矢筈森
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安達太良山と矢筈森
霞がかっていますが、磐梯山が見えます。
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霞がかっていますが、磐梯山が見えます。
遠くには飯豊山も!
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遠くには飯豊山も!
下の方には鉄山避難小屋が見えます。
下の方には鉄山避難小屋が見えます。
鉄山の肩(7枚先の画像の斜面を登りきった所)から安達太良山方面をもう一枚
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鉄山の肩(7枚先の画像の斜面を登りきった所)から安達太良山方面をもう一枚
鉄山方面から見る矢筈森の岩稜は荒々しく、迫力があります。
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鉄山方面から見る矢筈森の岩稜は荒々しく、迫力があります。
鉄山を振り返る。
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鉄山を振り返る。
名残惜しいですが、稜線から下ります。
名残惜しいですが、稜線から下ります。
安達太良山山頂を右手に見ながら下ります。
BCスキーヤーがつけたシュプールが綺麗。
安達太良山山頂を右手に見ながら下ります。
BCスキーヤーがつけたシュプールが綺麗。
峰の辻からは、くろがね小屋経由のルートで帰ります。
峰の辻からは、くろがね小屋経由のルートで帰ります。
やはり、くろがね小屋経由でないルートのほうが安心して歩行できそうです。
やはり、くろがね小屋経由でないルートのほうが安心して歩行できそうです。
遠目には手強そうに見えた山腹のトラバースも、実際に歩いてみると大したことはありませんでした。
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遠目には手強そうに見えた山腹のトラバースも、実際に歩いてみると大したことはありませんでした。
くろがね小屋が近づいてきました。
良い硫黄の香りが!
くろがね小屋が近づいてきました。
良い硫黄の香りが!
くろがね小屋からはこんな山腹のトラバースが続きます。
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くろがね小屋からはこんな山腹のトラバースが続きます。
勢至平分岐まで無事に戻ってこれました。
あとはひたすら下るのみ。
勢至平分岐まで無事に戻ってこれました。
あとはひたすら下るのみ。
さらば、安達太良山。
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さらば、安達太良山。
下山届を出し、山行終了です。
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下山届を出し、山行終了です。

感想

 福島県まで遠征し、安達太良山に登ってきました。
 
 一週間前の時点では日曜日のほうが天気がよさそうだったので、土曜日ゆっくり移動し、日曜日に登る予定だったのですが、最終的に土曜日は天気がよく、日曜日は荒れそうな天気図となったので、土曜日に登ってしまうことにしました。

 車での移動は順調で、8時過ぎには安達太良高原スキー場に到着することができました。

 スキー場からスノーシューで歩き始める予定でいましたが、トレースバッチリで踏み固められていたため、ツボ足で勢至平まで歩きました。
 
 勢至平で、山頂から下りてきた方にスノーシューでの歩行を勧められ(アドバイスありがとうございました)、装備変更。
勢至平から峰の辻までもなだらかな傾斜で安心して雪山ハイクを楽しめました。
 
 峰の辻から山頂直下までは少し傾斜がきつくなるものの、スノーシューで歩きにくくなるほどの傾斜でもなく、あっさりと山頂直下まで到達。
 
 山頂の岩峰は、斜面が急で、スノーシューでの登下行は非常に難しかった。
下りはスノーシュー履いてクライムダウンする羽目に。
岩峰に登る手前で、アイゼンに装備変更すれば、安全に登下行できたものを、面倒くさがって装備変更しなかっのがいけなかった。反省です。

 安達太良山からは展望が良く、周りの山々を一望するには絶好のスポットでした。
ただ、山頂にたどり着いた時は、雲が多く、気温が暖かいためか、霞がかっていて、遠くの山や街並みはクリアには見えなかったのは、少し残念でした。
 
 安達太良山の山頂に到着した時点で時間的な余裕があり、晴れで無風という絶好の気象条件だったため、稜線歩きを楽しむべく鉄山に向かうことにしました。
これが大正解!
牛の背で見られるエビの尻尾や雪の小丘陵といったいくつもの雪のオブジェ、壮観な雪の沼ノ平、迫力のある鉄山、矢筈森の岩稜などなど。稜線歩きは、見どころ盛り沢山で、とても楽しかったです!
 
 鉄山直下はかなり傾斜がきつく、スノーシューからアイゼンに装備変更してアタック。
自分が登った時は雪が程よく緩んでいたため、それほど緊張せずに登り降り、トラバースでの通過ができました。
雪面が凍結していると危険度がかなり上がりそうです。
雪の鉄山は、登り降りに少し緊張する所もありますが、安達太良山方面の眺めが絶景なので、気象条件が良ければ、おすすめです。

 鉄山を下ってから峰の辻までは危険箇所もなく、楽しく下山ができました。

 峰の辻からは、くろがね小屋経由で帰ることに。
トラバース主体の道の付け方なので、雪面が凍結していたりトレースがない場合は少し注意が必要なルートですが、この日はトレースバッチリで凍結箇所もなかったため安心して通行できました。

 この日は終始気温も暖かく、風も朝のうちは少しあったものの、最終的には全く無くなり、雪山完全装備では汗だくとなってしまったことが不満といえば不満ですが、贅沢な不満ですね。

 雪の安達太良山は、浜松からはるばる500km以上移動して登りに行く価値が十分ある良い山でした。
実際に、好天に恵まれた2月7日の安達太良山は、大勢の登山客で賑わっていました。

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