記録ID: 5895763
全員に公開
ハイキング
日高山脈
早朝散歩 アポイ岳
2023年09月03日(日) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 03:22
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 797m
- 下り
- 796m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:22
8:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アポイ岳ジオパークビジターセンター〜新道分岐 林道歩き 新道分岐〜五合目山小屋 緩勾配の続く見通しの悪い樹林帯の登山道歩きで眺望は無い、クマよけの鐘も数か所設置されている とても手入れのされた登山道でこの区間に5つも休憩所(ベンチ)がある 沢の渡渉もあるが靴を濡らすことはない 五合目避難小屋に到着すると眼下に雄大な太平洋が姿を現す 五合目山小屋〜七合目(馬の背お花畑) 七合目(馬の背お花畑)まで急登となる 六合目を越えると森林限界となりハイマツ帯のザレた岩場登りとなる 途中「毒へびに注意」の標識あり 七合目(馬の背お花畑)〜八合目 馬の背といっても丸く穏やかな見晴らしの良い尾根歩きとなる 海と山のコンストラストが特に素晴らしい 静岡の浜石岳を彷彿とさせる 9月のため花のシーズンは終わっていたが、きっとシーズンには素晴らしい光景が展開するのだろう 八合目〜アポイ岳 穏やかな尾根歩きを終えアポイ岳山頂へ向けて一直線にザレた岩場の急登を登る 山頂直前から樹林帯に入る。そのため山頂そのものの眺望はよくない |
写真
熊の爪痕のある看板
アポイ岳の多目的保安林
アポイ岳一帯は土砂の流出を防いだり道民の健康を促進するため多目的保安林に指定されています。アポイ岳は低標高ながら、高山植物が数多く生育し山頂は、国の特別天然記念物に指定されている 「アポイ岳高山植物群落」が広がっています。 地球深部からプレート衝突によって地表に現れてきたか 「かんらん岩」や高山植物など学術的から2015年には「アボイ岳ジオパーク」として、ユネスコ世界ジオパークに認定され ております。
アポイ岳の多目的保安林
アポイ岳一帯は土砂の流出を防いだり道民の健康を促進するため多目的保安林に指定されています。アポイ岳は低標高ながら、高山植物が数多く生育し山頂は、国の特別天然記念物に指定されている 「アポイ岳高山植物群落」が広がっています。 地球深部からプレート衝突によって地表に現れてきたか 「かんらん岩」や高山植物など学術的から2015年には「アボイ岳ジオパーク」として、ユネスコ世界ジオパークに認定され ております。
一合目
山頂まで3.8キロ
登山口から山頂に続く花のリレー
アポイ岳の標高は810m
代名詞ともいえる高山植物の花々は、標高370m付近の5合目より上のハイマツ帯に多く見られ、それまでは針葉樹の多い針広混交林が広がっています。
しかし、5合目までの樹林帯の中でも、ゴゼンタチバナやエゾオオサクラソウ、ミヤマスミレといった針葉樹林性の植物が花を咲かせ、山頂まで続く花のリレーを演出し、登山者の目を楽しませてくれます
山頂まで3.8キロ
登山口から山頂に続く花のリレー
アポイ岳の標高は810m
代名詞ともいえる高山植物の花々は、標高370m付近の5合目より上のハイマツ帯に多く見られ、それまでは針葉樹の多い針広混交林が広がっています。
しかし、5合目までの樹林帯の中でも、ゴゼンタチバナやエゾオオサクラソウ、ミヤマスミレといった針葉樹林性の植物が花を咲かせ、山頂まで続く花のリレーを演出し、登山者の目を楽しませてくれます
キタゴヨウとアカエゾマツからなる森林植生
アポイ岳の森林の特徴は、針葉樹が多いことです。 日高の他地域ならミズナラ やコナラなどの落葉広葉樹林が広がる標高域でも、ここでは針広混交林ないし 針葉樹林となります。 そして、その分布域はアポイ岳を形づくっているかんらん岩のそれとほぼ一致します。
特にこの針葉樹林は、北海道では渡島半島と日高南部に限られる温帯性のキタゴヨウ(ゴヨウマツ)と、特殊な地形・地質の場所に自生する亜寒帯・亜高山帯性のアカエゾマツが同居するという、きわめて貴重な森林をつくっています。
アポイ岳の森林の特徴は、針葉樹が多いことです。 日高の他地域ならミズナラ やコナラなどの落葉広葉樹林が広がる標高域でも、ここでは針広混交林ないし 針葉樹林となります。 そして、その分布域はアポイ岳を形づくっているかんらん岩のそれとほぼ一致します。
特にこの針葉樹林は、北海道では渡島半島と日高南部に限られる温帯性のキタゴヨウ(ゴヨウマツ)と、特殊な地形・地質の場所に自生する亜寒帯・亜高山帯性のアカエゾマツが同居するという、きわめて貴重な森林をつくっています。
第三休憩所
地下深いマントルの石・かんらん岩
アポイ岳~ピンネシリ岳は、その全体がかんらん岩でできています。もともとは 地下数十kmの深さにある上部マントルを構成していた岩石で、 約1300万年前の大陸プレート同士の衝突によって地表に姿を現したと考えられています。
この岩は、プレート衝突帯を中心に世界各地で見られますが、 その多くは変質してしまっています。しかし、アポイのかんらん岩は、マントルにあったままの新鮮 しゅつな状態で地表に露出しており、世界的にきわめて貴重なものです。
地下深いマントルの石・かんらん岩
アポイ岳~ピンネシリ岳は、その全体がかんらん岩でできています。もともとは 地下数十kmの深さにある上部マントルを構成していた岩石で、 約1300万年前の大陸プレート同士の衝突によって地表に姿を現したと考えられています。
この岩は、プレート衝突帯を中心に世界各地で見られますが、 その多くは変質してしまっています。しかし、アポイのかんらん岩は、マントルにあったままの新鮮 しゅつな状態で地表に露出しており、世界的にきわめて貴重なものです。
第4休憩所
この休憩所を流れる小川は、アポイ岳登山道で唯一年中水が枯れることはありません。
そのため沢沿いの植物の観察ができるほか、絶滅危惧種のニホンザリガニも多く生息しています。
ニホンザリガニは観察するだけで、絶対に持ち去らないでください。
この休憩所を流れる小川は、アポイ岳登山道で唯一年中水が枯れることはありません。
そのため沢沿いの植物の観察ができるほか、絶滅危惧種のニホンザリガニも多く生息しています。
ニホンザリガニは観察するだけで、絶対に持ち去らないでください。
かんらん岩がつくる国有の花々
アポイ岳は、 810mという低い高ながら約80種の高山物が生育し、しかも亜種 ・変種・品種を含む固有種は20種近くに及びます。
これほど、固有種が集中するのは世界的に見てもとても珍しいことです。
これは、アポイ岳が海に近く冷涼な気象条件にさらされていることに加え、植物 の生育を阻害するかんらん岩が平地の植物の侵入を防ぐバリアとなり疑似的な高山帯をつくっているためと考えられています。
アポイ岳は、 810mという低い高ながら約80種の高山物が生育し、しかも亜種 ・変種・品種を含む固有種は20種近くに及びます。
これほど、固有種が集中するのは世界的に見てもとても珍しいことです。
これは、アポイ岳が海に近く冷涼な気象条件にさらされていることに加え、植物 の生育を阻害するかんらん岩が平地の植物の侵入を防ぐバリアとなり疑似的な高山帯をつくっているためと考えられています。
五合目山小屋
アポイ岳は、 この山小屋付近で森林限界に達し、天候が良い日にはここからアポイ岳の頂上と太平洋を眺めることができます。
山小屋の南側には、細粒な斜長石の薄層を含むかんらん岩(斜長石レルゾライト)の露頭があります。
斜長石は硬くて風化に強いので、露頭の風化面では、斜長石をふくむ部分がゴツゴツと飛び出して見えます。
アポイ岳は、 この山小屋付近で森林限界に達し、天候が良い日にはここからアポイ岳の頂上と太平洋を眺めることができます。
山小屋の南側には、細粒な斜長石の薄層を含むかんらん岩(斜長石レルゾライト)の露頭があります。
斜長石は硬くて風化に強いので、露頭の風化面では、斜長石をふくむ部分がゴツゴツと飛び出して見えます。
介はんれい岩質とかんらん岩の互層
6~7合目
アポイ岳では、この辺りで森林限界を超えハイマツ帯となります。
看板奥に水平な層の頭が見えますが、これは、硬く飛び出ているはんれい岩質の層と、くぼんだ褐色のかんらん岩の層が交互に重なってできたものです。
アポイ岳を形づくっている幌満かんらん岩体は、多彩なかんらん岩と少量のはんれい岩質の苦鉄質岩がみごとな層状構造をつくっています。
6~7合目
アポイ岳では、この辺りで森林限界を超えハイマツ帯となります。
看板奥に水平な層の頭が見えますが、これは、硬く飛び出ているはんれい岩質の層と、くぼんだ褐色のかんらん岩の層が交互に重なってできたものです。
アポイ岳を形づくっている幌満かんらん岩体は、多彩なかんらん岩と少量のはんれい岩質の苦鉄質岩がみごとな層状構造をつくっています。
馬の背お花畑
この付近から山頂にかけての登山道沿いには、季節になるとアポイ岳周辺でしか見られない固有種を含む多くの高山植物が咲き、登山者を迎えてくれます。
アポイ岳山頂と北尾根のスカイラインに目をやると、鋭くとがったピークが吉田岳山頂、さらにその北側にピンネシリ山頂が見えます。
この付近から山頂にかけての登山道沿いには、季節になるとアポイ岳周辺でしか見られない固有種を含む多くの高山植物が咲き、登山者を迎えてくれます。
アポイ岳山頂と北尾根のスカイラインに目をやると、鋭くとがったピークが吉田岳山頂、さらにその北側にピンネシリ山頂が見えます。
アポイ岳
アポイの名は、アイヌ語のアベ・オ・イ (火・あるところ)という意味です。
昔、アイヌの人々がこの山の山頂で天を焦がすばかりの大きな火を燃やし、シカを授ける ようカムイ (神)に祈ったという伝説に由来しています。 アポイ岳では、5合目付近で一度森林限界に達しているにもかかわらず、山頂はダケカンバなどの高木に覆われており、アポイ岳の謎の一つです。
アポイの名は、アイヌ語のアベ・オ・イ (火・あるところ)という意味です。
昔、アイヌの人々がこの山の山頂で天を焦がすばかりの大きな火を燃やし、シカを授ける ようカムイ (神)に祈ったという伝説に由来しています。 アポイ岳では、5合目付近で一度森林限界に達しているにもかかわらず、山頂はダケカンバなどの高木に覆われており、アポイ岳の謎の一つです。
感想
アポイ岳早朝散歩
ホテルアポイ山荘に宿泊
チェックアウトの時間までにアポイ岳を登ってみた
「花の百名山」「新・花の百名山」「山渓花の百名山地図帳」という「花」に関連する名山だと知っていたが、残念ながら登った季節は花のシーズンオフ
なにも期待をせずに登ってみたが、登山道からの太平洋の眺望が素晴らしく「お花」の季節外でも眺望だけでもトテモ素晴らしい山でした
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アポイ岳のレコ、懐かしく
拝見しました😀
15年ほどまえ、太平洋フェリーで名古屋〜苫小牧に渡り、道東方面を旅行した時
旭岳とアポイ岳に登りました。結構急登な登山道だったのと、登山道から見える太平洋が綺麗だった事がよみがえりました😀
6月半ばだったので、未だ花🌸は少し早かったけれど、
それでも沢山の花に励まされ登った気がします。
レコ楽しみにしています😀
ありがとうございます
レコを書いていて、たまにでも人のお役に立ててる思うと僕も嬉しいです
いつも拝見させていただいております☺️
アポイは小学生の時に、毎年学校行事で登っていた山でした⛰
当時の記憶はほぼないですが、山頂の景色は変わってないですね😄
最後に登ってもう30年近く経ちますが、こうしてレコを拝見させていただくと、なかなか感慨深いものです😊
ニホンザリガニもまだ居るんですね😄
小さい時はよく○って・・・遊んでました(笑)
無知って怖いですね😅
ありがとうございます
いつもレコを書いてて、
俺はナンのために書いてるのか?
と不安になる時があるのですが、見て下さってお役に立つたてていると思うと私も嬉しいです
ありがとうございます
週末はペテガリ岳と神威岳に行く予定でしょうか?
できれば、この土日に行きたいのですが、一緒行ってくれる方かいないので思案中です
因みに今は幌尻岳山頂です💧
明日新冠下山です
一緒に登っていただけませんか?
幌尻岳、今日は良い天気ですね。
実は友人2人が土曜日に朝2時半スタートでペテガリ岳に日帰りで行く予定です。
日曜日に、私が神威岳でもと思ってましたが、都合が悪く行けそうにはありません。
ぜひ一緒にあの急登を登りたかったのに残念です。
それと、天気予報によっては土曜日の午後から天気が崩れて来そうなのでご注意下さい。
またご連絡します。
残念です。
ありがとうございます
先程下山し、皆さんを千歳空港へお送りする途中です
天気不良の件承知しました
色々とご配慮いただきありがとうございます
重ねてお礼申し上げます
無事下山、お疲れ様でした。
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