伊吹山 〜ホワイトアウトと強風で途中撤退〜


- GPS
- 04:47
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 856m
- 下り
- 855m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 4:26
天候 | 暴風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
藤川交差点を右折して県道531号線を5.5kmほど走り、 上野交差点を右折して道なりに進むと、個人宅を駐車場として 提供されているお宅が多くあります。相場は500円で色々な サービスを提供されているようですので、それにこだわる方は 事前に調査して行かれることをお勧めします。 以前は、1000円と高額だった「三之宮神社」横の登山口に 一番近い駐車場も500円になっていました。 |
その他周辺情報 | 上野交差点を過ぎたところに、ファミリーマートがあります。 県道531号線沿いにある『伊吹ハム工房』のフランクフルト、美味しかった〜 下山後のお風呂(温泉ではありません)は、伊吹薬草の里文化センターにある 『いぶき薬草湯』に浸かりました。500円ですが、この日は男子が小浴場の日 だったため、すごく狭くて露天風呂からの展望もなくハズレ。 |
写真
感想
当初は荒島岳を検討していましたが、人が集まらずに断念。
gomatさんの提案で日程と場所を伊吹山に変更したが、なかなか気持ちが乗ら
ないなか、何とか面白そうなコースはないものかと探したところ、弥高尾根からの
レコを見つけ、やっとやる気モードに突入。
しかし、数日前からの積雪量と当日の小雨混じりの悪天で新しいコースから登る
にはリスクが高すぎると判断し、その前を通過して上野登山口から登ることにする。
登山口の温度はかなり暖かく、1合目までの区間は溶けだした水が流れ出していた
ので、下山時には泥で悲惨な状態になっているだろうと考えながら進む。1合目
より先は、先行者のおかげでトレースを使わせていただくものの、3合目以降は
雪も深くなってトレースの深さも膝下までくるところも。この一歩一歩の足の上げ
下げの辛さと視界の悪さ、さらには風も次第に強くなってくる。先行されていた方
も5合目で断念されて下山されていかれる中、この先はトレースもなくなり、gomat
さんがラッセル隊長となって、とりあえずは6合目の避難小屋目指して進む。
避難小屋でゆっくりとするものの、天候は一向に回復しそうにもなく風は強く
なるいっぽうだったので、私とRock108さんは下山モードに突入。この強い(?)
意思に負けたgomatさん他のメンバーも渋々下山に賛同。滑落停止訓練を行おうか
とも考えていたが、この天気ではその気力もなし(雪が多すぎてよほどの急斜面で
ないと滑落しない状態)。せっかく運び上げたスノーシューorワカンを装着して
トレース無きコースを歩くことを楽しむことに。我々が下山準備をしている中、
ホワイトアウト状態にもかかわらず山頂を目指す人の多いこと。下山途中でも、
非常に多くの方々とすれ違いました。登って行かれた皆さんは、避難小屋の左側
から登って行かれたが、この時点で本来のルートから外れていると思ったが、
どう考えてもあの状況で復帰できたとは思えません。どれだけの方がそう思い
ながら登っていたのかな?
下山後、お風呂から出て山の方向を見ると山頂までは見えているが、風はかなり
強そう。自分としては、この決断は良い決断だったと思っています。
私にとっては、何度も経験したことのある「撤退」でしたけど、他のメンバーに
とってははじめてのことだったと思います。悪天候の中、登る勇気と下る勇気の
大きさの違いを感じてくれたかな?
会社同好会の企画で伊吹山を登りました。
当初は上平寺側から登る予定でしたが、天候があまり良くない予報だった事からトレースが多いであろう上野登山口から登り出しました。
確認できた先行者は5名はいたでしょうか?三合目からは視界も悪くなり、既にスキーで下りてくる方達とすれ違いました。五合目の小屋を過ぎてから10m/s位の風が吹いていたと思います。またそこから先行者は引き返し始め、我々が先頭となりました。とりあえず小屋を目指しての膝下ラッセル。全く視界が無くなりコンパスを頼りに登ると、しばらくしてうっすらと小屋が見えてきました。床にアイゼンの爪痕がびっしりと残っている痛々しい小屋で休憩をしつつ(ちゃんとアイゼン外しましょう)、これからどうするか話し合いましたが下山ということでまとまりました。山頂は目の前だったので正直ちょっとだけ気になりましたが、近いしまた天気良い時にでも来ようか?という感じで下山しました。
サクッと駐車場まで戻り、帰りはkameさんオススメの伊吹ハムでホットドッグを食し、いぶき薬草湯で汗を流し帰宅です。その頃には伊吹山頂が見え始めてたので時間が少し遅かったら山頂行ってたかもしれませんね(笑)
冬の伊吹山はまた機会を見て来ることとします。
皆さん,こんばんは。お疲れ様です。
何と,ホワイトアウトになる程の荒天とは・・・
琵琶湖周辺は,冬は日本海側と同じような気候になりますね。
あの天候では,途中撤退,下山がベストだったことと思います
登るより撤退する方が困難でしょうけど,さすがにベテランの決断力が発揮されますね。
自分だったら,撤退できたかどうか怪しいものです。
やはり安全第一
積雪期の上平寺,私もちょっと考えています
totokさん、こんばんは。
皆さんが行かれた静岡方面とは全く違う、悪天候の中の登山となってしまいました。
冬場のこの地区の天候は、本当によくわかりませんね。
積雪期の上平寺からの弥高尾根、おもしろそうですよね。
こちらは、何時かはリベンジしたいと思っています
totokさん、おはようございます。
現地に到着するまで、完全に山頂に立ってるイメージでしたので
まさかこれほど悪天になろうとは思ってませんでした
途中からの状況では撤退もアリなんだろうな〜とは考えてましたが、今まで
撤退の経験が無かったもので、実際その判断するのにkameさん達の存在は大きく、
ありがたかったです。
身近ですのでまた行けますし、そういう意味でも良い経験できました
これからも安全登山を心掛けます!
kameさん、gomatさん、皆さんお疲れ様でした!
いや〜厳しい天候ですね
鈴鹿や伊吹はそれ程標高も高くない割りに天候は荒れますよね
温暖な静岡、是非訪れてください
daishohさん、はじめまして
わたくし、高校まで静岡に住んでましたものですから思い入れはあります
けど、機会があまりなくて行けてないんです、ちょっと引っ掛った感じがするんですよね
もう少ししたら友人に会いに行くついでに計画たてようかと思ってます
(今レコと関係なくてスミマセン・・・)
daishohさん、おはようございます。
家を出発した時点では、完全に山頂からの絶景を楽しむ予定でいましたから、
こんなことだったら、静岡方面のほうが良かったですね
今年は、ちょくちょくと静岡方面にはお邪魔させていただく予定でいますので、
その時はよろしくお願いいたします
おはようございます。 kameさんRock108さん gomatさん realizeさん
この日の朝は、名古屋辺りは朝雨がぱらついていたと思います。東は天気が持つのではと思っていました。伊吹は単独峰で日本海側からの影響をもろに受けますね。その影響で伊吹山には豊富な高山植物などがあるのでしょう。
無理せず下山を判断できる皆さんは流石です。見習わなければ
私は、軟弱なので、こんな天候だと雪山方面はすぐに諦めてしまいます。
sireotokoさん、こんにちは。
伊吹山に向かっている間も小雨が降っていましたが、まだ景色は十分見えていました
ので大丈夫だろうということで歩き出しました。事前に確認した天気図からは、風は
強そうだとは思っていましたが、天候自体がここまでになるとは予想できませんでした。
確かに、sireotokoさんが言われる通り、このような気候だからこそ、豊富な高山植物
を見ることができるのでしょうね。
私は、いまだに雪を見るとウキウキしてしまいます
寒いとなると何のメリットもなくなってしまいますので、すぐにヤル気がなくなって
しまい、頭の中には帰ることしかなくなってしまいます
sireotokoさん、おはようございます。
行きの道中、車に雨粒がつき始めた時点ではそこまで悪天候になるとは思いませんでしたし、実際撤退するとは思ってませんでしたが、結果良い経験になりました
皆さん、お疲れ様です。
これは厳しいですね。私は晴天狙いですので、まず上れないです。
でも実際現場に居合わせると、撤退の判断って難しいですよね。
まずは安全に下山することが最優先ですから、美味しいもの食べに行くのは
大正解でしたね。
higurasiさん、おはようございます。
この日は、かなり厳しかったです。まさに、higurasiさんとご一緒させていただいた
三池岳山頂付近の状況が3合目以降ずっと続いていて、上に登るにしたがって風の強さが
さらに増していたイメージだと思っていただければ、だいたいの想像がつくと思います。
3合目でホワイトアウトしたにもかかわらず、天候の回復を期待して6合目避難小屋
まで登ってしまうあたりは、まだまだですね。
higurasiさん、おはようございます。
私達以外、本当に沢山の登山者がいました。
状況が違えば、ひょっとしたら何も考えず後を付いていってしまうこともあるかも…と改めて気を引き閉めねばと思った次第です。
一つ一つの経験を大事にしていこうと思います
皆さんこんばんは。
こちらも大変な天気でしたね
悪くなって行く視界と、轟音と共に吹き荒れる風。
普段とは全く違うスピードで気持ちが削られて行きます。
この状況下、早急の撤退決断は正に拍手と言えます。
見習わなければならない点です。
『登る勇気と下る勇気の大きさの違い』
この言葉にハッと気付かされた思いでした。
温かい風呂と食事。
こんな日の方が、幸せな気持ちも倍増しますよね
高速利用だと行き過ぎになりますが、養老町最北部に
『みつばちの郷』という会社があり、そこで
様々なハチミツかけ放題のソフトクリームが楽しめます。
オススメは夏ですけどね…。
hiroCさん、おはようございます。
5合目辺りまでは、まだ登ろうという気力はあったのですが、風の当たらない
避難小屋で休憩をしているうちに、すっかり登る気力がなくなってしまいました。
そうなると、温かいお風呂と食べ物しか頭の中にはありませんよね
『みつばちの郷』ですか、これで養老方面に行く楽しみができました。
花の種類によるはちみつの違いはすごいですよね。あれだけ味が異なるなんて
思ってもいませんでした。
ちなみに、冬場でもソフトクリームはOKです
hiroCさん、おはようございます。
本当におっしゃる通り、下る勇気は違うものだと思いました。
それと気持ちの切り替えも肝要ですね。
…ハチミツ好きな自分には有難い情報です!
ありがとうございます(笑)
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