釈迦ヶ岳(中尾根を往復)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 700m
- 下り
- 683m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道上は、標識や目印ががあるため、基本的に迷うことはないと思いますが、最高点手前のピーク2つの登りは、雪が深く、目印等が埋もれている可能性があるため、周囲をよく確認し、登りやすい個所を選んで進む必要があります。 登山口〜岩場迂回路地点 徐々に積雪が多くなり、痩せ尾根が続く辺りも雪に覆われていたので、注意して進む必要がありました。 岩場迂回路〜最高点 この辺りから難度が上がります。岩場迂回路は、急斜面をトラバースした後、尾根に登りますが、滑らないようにアイゼンを利かせて進みました。その後、ピーク2つを越える際、もともと急登な上、積雪で夏道が完全に埋まっているので、急斜面を登ることになるのですが、雪が深く、すぐに崩れるので、危ないし、体力を消耗します。1つ目のピークは何とか越えることができましたが、2つ目のピークの途中で完全に行き詰ってしまいました。登頂を諦めて下山しかけたところ、後から来た方が、ワカンをお持ちで、それを履いてトレースを作ってくださったので、その跡をたどって登り続けることができました。最高点手前には、巨大な雪庇が張り出し、行く手を阻んでいたのですが、その雪庇もトレースを作ってくれた方が雪庇の一番薄い部分の雪を崩してくれたおかげで、木につかまりながらも何とか越えることができ、最高点に出ることができました。この区間は、雪が柔らかいため降りも非常に滑りやすく、降りるのに、本当に神経を使いました。 最高点〜山頂 快適に稜線歩きを楽しめると思います。但し、雪庇ができているので、登山道崖側に寄りすぎると危険です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
今季鈴鹿山脈登山4回目は、釈迦ヶ岳に登ってきました。冬の釈迦ヶ岳は、今回が初めてです。駐車場までは、ノーマルタイヤで問題なく到着することができ、中尾根道ピストンで山頂を目指しました。
結果として、非常に厳しい山行となりました。谷道は雪が深いだろうが、尾根道なら比較的雪も少なく、進むことができると考えたのが、中尾根道を選択した理由でした。また、細い尾根道が多く、山頂が近付くにつれ急登となるため、ワカンジキでなく、アイゼンで登ろうと考え、ワカンジキを持参しませんでした。しかし、岩場迂回路を越えた最初のピークに取付く付近から、雪が柔らかくて深く、また、トレースもなかったので、ズボズボになりながら、自分で登りやすい個所を探して急登を進みました。何とか最高点への最後の急登取付きに到着し、同様にして登り始めたのですが、急登で登ろうとしても足場が崩れて前に進むことが困難になり、行き詰ってしまいました。もうこれ以上は自分には無理だと感じ、来た道を少しずつ降りかけた時、後から登ってきた方がいたので、事情をお話しすると、「自分がアイゼンを着けて先行するので、頑張ってみましょう。」とおっしゃってくださり、その方の後について一緒に登らせていただくことにしました。そして、その方に付けていただいたトレースをたどって登り続けると、最高点手前に雪庇が張り出していて、行く手を阻んでいました。自分たちが登り詰めた個所からは、迂回して雪庇のない場所へ行けるかわからなかったため、もう駄目かと思ったのですが、その場所も、ご一緒させていただいた方が雪庇の比較的小さい部分の雪を崩し、道を作ってくれたので、何とか最高点にたどり着き、山頂に進むことができました。
今回の山行は、自力で登頂できたとは言えず、また、山行前の自分の見通しも甘かったということを思い知らされました(毎度同じことを言ってますが)。装備の点も含めて、今後の山行の教訓にしたいと思います。
また、自分が行き詰って、下山しかけた時、声をかけて励まして下さり、先頭に立ってトレースを作ったり、雪庇を崩して道を開いていただいた方には、感謝の言葉もありません。本当にありがとうございました。
コメント
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最高点手前の急登を一緒にがんばったオジサンです。
なかなか楽しい思いが出来ました。自分は一人だと簡単にへこたれるので、チョット「がんば」っちゃいました。久しぶりに「仲間」がいるといいもんだなあ、と感じられる山行でした。同じような山域を歩かれているようなので、またどこかでお会いすると思います。その時はよろしく 。
近年、特に職場では「がんばろう」「がんばれ」はメンタルの関係で使いにくい言葉になっており、使用を控えていますが、山ではすんなり口から出るのが不思議ですね(笑)。
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