安達太良山〜鏡ヶ池

2023年09月10日(日) [日帰り]

• GPS: 06:29
• 距離: 24.0km
• 登り: 401m
• 下り: 1,530m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:09
• 休憩: 1:15
• 合計: 6:24

9:33 あだたら山ロープウェイ 山頂駅
9:33 9:34 薬師岳
10:00 10:02 仙女平分岐
10:41 11:05 安達太良山
11:41 11:42 仙女平分岐
12:00 12:01 薬師岳
12:06 12:06 あだたら山ロープウェイ 山頂駅
12:18 12:52 奥岳登山口
13:56 14:04 岳温泉バス停
14:08 14:12 鏡ヶ池公園
15:37 15:37 岳街道入口
15:57 二本松駅

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

■行き
二本松駅から福島交通の奥岳行きの臨時便に乗車。
奥岳バス停からあだたら山ロープウェイ山麓駅に移動し、ロープウェイに乗車。
ロープウェイの山頂駅から徒歩。

■帰り
二本松駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

ロープウェイの山頂駅から安達太良山まではほぼ一本道なので迷うことはありませんが、ササやシャクナゲの藪が多い上、路面が流路となっていて歩きにくい場所が多かったです。

写真

9/10 9:27

今日のスタート地点は"あだたら山ロープウェイ"の山頂駅です。霧に覆われているので涼しいですが、山頂で展望が楽しめるか少々不安なスタートでした...

9/10 9:29

オオカメノキ。ロープウェイの山頂駅付近では沢山生えていましたが、山頂が近づくにつれて徐々に個体数が減っていくように感じました。

9/10 9:31

蕾のオヤマリンドウ。エゾリンドウと違って、茎の先端に花がまとまって付くのが特徴だそうです。

9/10 9:31

ミズナラ。里山〜ブナ林〜亜高山針葉樹林まで幅広く生えていますが、オオカメノキと同様に山頂が近づくにつれて個体数が減っていくように感じました。

9/10 9:33

これは匍匐していないハイマツだと思います。

9/10 9:35

登山道沿いにはノリウツギが非常に多かったです。

9/10 9:42

大株のアキノキリンソウは見応え抜群でした👍

9/10 9:42

この常緑低木はアカミノイヌツゲだと思われます。

9/10 9:43

ヤマウルシ。このような幼樹・稚樹だと葉に明確な鋸歯がありますが、成長すると鋸歯が無くなるようです。

9/10 9:44

ロープウェイの山頂駅から続いていた木道が終わると、いよいよ泥濘ゾーンが始まります...

9/10 9:49

登山道の両側はシャクナゲが生い茂っていて、ハイカー同士がすれ違えない場所も多かったです。

9/10 9:51

シャクナゲの若い実。不思議な形なので記憶に残りやすいですね。

9/10 9:58

表登山口・仙女平分岐の手前は平坦地が広がっていて、数少ない休憩スポットになっていました。

9/10 10:00

表登山口・仙女平分岐に到着。ほとんどのハイカーがロープウェイから登ってくるので、表登山口方面（写真左奥）への道はかなり細かったです。

9/10 10:07

ウネウネしているヒカゲノカズラ。巨大な苔のように見えますが、実はシダ植物の一種です。

9/10 10:07

山頂が近づくにつれて、オヤマリンドウの蕾がほころび始めました。

9/10 10:22

山頂が近づくと道幅が一気に広がりますが、なぜか山頂に向かって渋滞しはじめました(汗)

9/10 10:27

ガンコウラン（左）とミネズオウ（右）。どちらもツツジ科の低木です。

9/10 10:32

シラタマノキの実。白くて真ん丸な実で可愛らしいですね。

9/10 10:35

くろがね小屋への分岐まで来ると、山頂の「乳首」が間近に迫ってきました。

9/10 10:38

先程まで雲の中でしたが、一瞬の晴れ間で「ほんとの空」が少しだけ見えました。

9/10 10:40

「乳首」のてっぺんに登るには、この岩場を攻略する必要があります。

9/10 10:41

ヤマハハコ。岩の合間で頑張っていました。

9/10 10:44

【悲報】岩場は大渋滞...

9/10 10:46

「乳首」との高低差はそれほどありませんが、下で休憩している人達がちょっと小さく見えました(笑)

9/10 10:47

あれが鉄山（1709m）でしょうか？

9/10 10:48

こちらは安達太良山のすぐ隣に位置する矢筈森（1673m）。

9/10 10:49

団体の撮影の合間に山頂の標識をパチリ！

9/10 10:52

「乳首」はやや混雑していたので、早々に下ることにしました。

9/10 10:54

山頂の広場で昼食を頂きます。

9/10 11:01

福島の山で福島のモモを頂きます😋

9/10 11:05

昼食中は矢筈森方面の展望を楽しみました。

9/10 11:12

食べ終わった後は、来た道を引き返します。

9/10 11:25

ついに咲いているオヤマリンドウを発見！少し晴れてきたので咲いたのかもしれません。

9/10 11:29

登山道（右）の隣は深く抉れていますが、おそらく旧登山道だと思われます。

9/10 11:40

この辺りも降雨時には登山道が流路になって、かなり悲惨なことになりそうです...

9/10 11:55

木道が出現したら、ロープウェイの山頂駅まであと一息です！

9/10 12:01

山頂駅に無事到着！

9/10 12:09

午後から天候が崩れるという予報があるので、ロープウェイで一気に下ります。

9/10 12:16

あっという間に山麓駅に到着。

9/10 12:33

今日の昼食は軽めだったので、山麓駅のレストハウスで冷やし中華を頂きました。

9/10 12:52

お土産を買ったり冷やし中華を食べている内に12:20のバスの時間を過ぎてしまいましたが、次のバスまで3時間近く待つのは面倒なので、岳温泉経由で二本松駅まで歩くことにしました。

9/10 12:54

路傍で見つけたシードトラップ。寒冷紗などで出来た「袋」の中に落ちた種を調べることで、種子散布の状況を調査しているようです。

9/10 12:56

往路はバスで登ってきた道をひたすら下り続けます...

9/10 13:01

ヤマハギ。ハギの花を見ると秋を感じますね。

9/10 13:06

お食事中のセセリチョウを激写！

9/10 13:17

この三叉路を右奥に進んで、岳温泉方面に向かいます。

9/10 13:38

振り返って見ると安達太良山付近の雲が多くなってきたので、もうすぐ雨が降り出すかもしれません。

9/10 13:43

営林署前バス停。営林署などどこにも無いのですが...(汗)

9/10 13:48

温泉宿の光雲閣。ここのバスが二本松駅方面に向かって引っ切りなしに走っていました。

9/10 13:53

岳温泉のメインストリートに到着。

9/10 13:56

岳温泉バス停。この屋根の下にバスの待合所がありました。

9/10 14:07

岳温泉バス停から「桜坂」を下ると、鏡ヶ池公園に到着。

9/10 14:08

やたらカルガモが沢山居る池でしたが、何の変哲も無い池でした。

9/10 14:13

鏡ヶ池の隣にある「緑ヶ池」は水がエメラルドグリーンでしたが、おそらく温泉水が入り込んでいるのだと思いました。

9/10 14:21

鏡ヶ池公園からは再び車道をひたすら歩き続けます...

9/10 14:27

コバギボウシ。車道脇に僅かに生えていました。

9/10 14:47

萩坂バス停。この近くには家が2、3軒しかないので、ほとんど利用者のいないバス停かもしれません。

9/10 14:54

毘沙門堂バス停。この辺りまで来ると人家も増えて、周囲の谷戸には水田が広がっていました。

9/10 14:58

「冷やし焼きいも」というのはちょっと面白い商品ですね。

9/10 15:02

このような田園風景を見ながら、二本松駅に向かってさらに歩いて行きます。

9/10 15:08

ナツズイセン。ちょっと薄めの色の花で、爽やかな印象でした。

9/10 15:23

この辺りでは稲作を中心に、ナシやリンゴなどの果樹、キュウリやナスなどの畑作など様々なものが育てられていました。

9/10 15:26

このお寺には「将棋の墓」と書かれた看板がありましたが、一体何なのでしょうか？

9/10 15:36

途中で一瞬雨が降ったものの、どうにか岳街道入口交差点に到着。ここまで来れば、二本松駅まではもう少しです。

9/10 15:56

二本松駅に無事到着。15:30に奥岳バス停（ロープウェイ駅）を出たバスと、ほぼ同時にゴールインしました(^_^;

9/10 17:17

帰りの新幹線では、郡山駅で買った「海苔のりべん」という駅弁を頂きました。

9/10 17:18

「海苔-おかか-ご飯-昆布の佃煮-ご飯」という5層構造のご飯に、大きな卵焼きが目立つお弁当でした。

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 靴 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 タオル ストック カメラ

感想

ardisia

[ルート]
今回は初めて安達太良山に登るため、往復でロープウェイを使ってピストンで安達太良山に登る計画を立てましたが、下山後に3時間近くバスを待つことになってしまったので、岳温泉経由で二本松駅まで勢いで歩いてみました(汗)
安達太良山の登山道はササ藪&シャクナゲの藪が濃い上、狭い道が深く抉れて流路となっている箇所が続くため、泥濘や水たまりで歩きにくい場所が多かったです。
山頂が近づくと道幅が広がって歩きやすくなりますが、山頂の「乳首」は狭い岩場で渋滞が起きることが多そうなので、「乳首」の直下で適宜休憩してからピークを目指すのが良いかもしれません。

[展望・景色]
安達太良山：山頂（乳首）は360度の大展望を楽しめますが、団体客が来ていると記念撮影で大混雑するのが難点だと感じました。そのため、休憩するなら山頂直下の開けた場所が一番良いと思います。
鏡ヶ池：公園内にある池でカルガモが30羽ほど居たのが印象的でした。隣の「緑ヶ池」は水がエメラルドグリーンですが、おそらく岳温泉の温泉水が流れ込んでいるのが色の秘密だと思います。

[動植物]
ロープウェイの山頂駅付近では矮性化したミズナラやオオカメノキ、ナナカマドなどの低木林が広がっていました。
少し登り始めるとササ藪＋シャクナゲの藪が一気に増えてきますが、この区間では路傍にアキノキリンソウとオヤマリンドウがとても多かったです。
山頂直下はササ藪も消えて開けた景色となりますが、この辺りからは路傍にガンコウランやシラタマノキなどが出現するようになります。
山頂の「乳首」一帯はほとんど植生がありませんが、それでも岩の隙間にオヤマリンドウやヤマハハコなどが生えていました。

[飲食・お土産]
ロープウェイの山麓駅の土産物屋で山バッジを購入したほか、冷やし中華（900円）を頂きました。
岳温泉バス停の隣にある佐藤物産館で、地酒の「奥の松あだたら吟醸」を買いました。

[その他]
山頂の「乳首」では北関東のF市からの団体客ともう少しでトラブルになりそうでしたが、これは後で日記の方に書こうと思います...