裸山,櫛形山;花とキノコと苔


- GPS
- 07:37
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,348m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:29
天候 | 曇り時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備された路で危険箇所は無かった。 |
その他周辺情報 | 駐車場の近くにレストハウス(11:00〜16:00)があり食事ができる。 |
写真
感想
先週は少し遠出したので,今回は比較的に近い櫛形山とした。自宅を1時ちょっとに出発,談合坂SAで軽食を取った後にキャンプ場駐車場には4時半に到着。正味で3時間弱のドライブ。駐車場のトイレで朝のお勤めをしたが,トイレの扉にナナフシが張り付いていた。ここまで来る車道でも,カモシカ,兎,ネズミといろいろな動物が道路を横断していた。街に近い割には自然が豊かなのか,人間が入りすぎているのか・・。
少し明るくなってヘッドランプが不要な程度になった5時10分に駐車場を出発し,舗装林道を20分弱で登山口に着く。ここから見晴台まで小1時間の登山路だが,途中で樹間から太陽が顔をのぞかせ,一気に明るくなった。
見晴台には田中澄江さんの碑が立っており,何故かハート型のオブジェがあった。見晴らしが良いはずなのだが,辺りは霧に包まれて見通しはなく残念だった。車道を挟んで登山口の標識があり,樹林帯の路を登って行く。アヤメ平まで2通りのコースを選べるが,少々遠回りにはなるが折角なのでモミジ平を経由するルートを取った。モミジ平は,古びてはいるがベンチもあるちょっとした広場になっていて休憩するにはもってこいの場所だった。
ここに来るまでの路でも多かったが,様々なキノコが顔を出していて面白かった。殆どの名前はわからないが,初めて見たキイロスッポンタケは特徴的な容姿をしており少し感動。他にもいかにも毒っぽいのや,きれいな色合いのものもあり,少なかった花の代わりに目を楽しませてくれた。
アヤメ平までは約1時間で到着。入り口には鹿害を防ぐためであろう柵が設けられていた。柵から小屋までの短い路には草花が被さるように茂っており,特にたくさん咲いていたトリカブトの青紫の花が綺麗だった。
小屋前のベンチで一休みしたが,この間も霧が濃くなったり薄くなったりと様々な景色を見せてくれた。ここまで未だ一人の登山者とも会っていなかったが,裸山に向かう途中からぽつぽつとすれ違う人が増えてきた。多分,池の茶屋から登ってきたのだろう。都合,10組以上とすれ違った。
裸山ではあまり期待していなかったのだが,西側正面に北岳,間ノ岳,農鳥岳が真正面に雲の上に顔を出しており超ラッキー。昔々に登ったころを思い出してしまった。暫し,目を楽しませた後,櫛形山に向けて歩き出す。
起伏の少ない路の周りをサルオガセがぶら下がった樹木や,コケが覆いつくしたなだらかな起伏が続き,静かに流れる霧とあいまって実に雰囲気が良い。気分よく歩いていると,いつの間にか「櫛形山」の標識がある山頂に着く。こちらの方が三角点のある所よりも少し高いようだ。更に少しで三角点のある山頂に着く。ここも眺望はなかったが,ベンチに腰掛けて小休止し,アンパンをほうばる。小蝿が少しうるさいので,あまり長居はしないで出発。
バラボタン平を経由してほこら小屋に到着する。未だ新しそうな小屋は内部もきれいに整頓されていて過ごしやすそう。トイレも水場もきちんとしているし,テントサイトはフラットで広々と開放的なので幕営するのも楽しそうだった。
ここから駐車場までは1時間半の道のりだったが,途中で3組の登山者とすれ違った。霧の方は濃くなったり,薄くなったりだったが,駐車場に着くまでにはすっかり消えていた。
予定していたよりも随分と早く帰り着いたので,渋滞を避けようと思い,温泉にも寄らずに高速に乗った。が,豈図らんや小仏トンネル辺りで渋滞につかまり,4時間近くの運転となってしまい,最後に疲れてしまった。
今回は花のシーズンを少し外れていたし,比較的アクセスが良いので,今度はシーズンを狙って来てみたいものだ。
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