ぼくのなつやすみ2023〜ゆるふわ、アゲイン〜（オロエン川）

2023年09月11日(月) [日帰り]

• GPS: 04:49
• 距離: 11.8km
• 登り: 408m
• 下り: 416m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:05
• 合計: 4:50

9:00 スタート地点
9:05 9:05 入渓
12:25 12:30 砂防ダム〜脱渓
13:50 ゴール地点

天候

晴れ／曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

（旭川から）
道道4号線、カムイスキーリンクス前を通過して豊里神社横を左折。
まっすぐ進むとオロエン川を渡る橋あり。橋を渡ると雑草が被ったダート道。
（多少車体を擦る覚悟で進む）
道が途切れるところに駐車できるスペースあり（5台程度）

※後で記録を見ると橋の手前で駐車している人が多いよう。

コース状況／危険箇所等

滝はだいたい巻けるので、決定的に危険な箇所はなし。
ただし、落ちるとダメージの大きいサイズの滝もあるので、チャレンジ判断は慎重に。

ところどころに淵があって、プール遊びやウォータースライダーも可能。
ボルダリング風のへつりや直登も可能。
遊び手によって如何様にも楽しくできる。おい最高じゃねぇか。（おいパイ食わねぇか）

その他周辺情報

温泉：深川温泉イルムの湯アグリ工房まあぶ
大人500円
深川IC近くで便がいい。オロウェン川から車で15分くらい。
途中に戸外炉（トトロ）峠という場所あり、猫バスがいます。

写真

9/11 8:58

橋を渡って、ダート道を600mほど進んだ先の駐車スペース。
駐車できる場所があるかわからず突っ込んだため、目の前が開けたときの喜びといったらない。
ここが核心部か（はじまってもいない）。

9/11 9:05

林道だったものにつけられた踏み跡に導かれ、ふわっと入渓。
足の裏から伝わる涼に歓声が上がる。

9/11 9:12

やさしい、いやしの渓相。

9/11 9:34

若者は深く、年寄りは浅く。
それぞれのS・A・W・A。

9/11 9:40

迷わず行けよ。
（どっちかといえば全日派だったので、うまいコメントが浮かばない）

9/11 9:41

暑いので、水の中を行った方が気持ちいいし、楽。

9/11 9:48

濡れに行くスタイル。
スタイル出てます。
ビタ着です（タイツが）

9/11 9:52

すだれ状の滝となって枝沢が合流。光線も実に好ましい。

9/11 9:55

速やかに通過。

9/11 10:17

ときどき深いところも出てくる。
へつるも良し、巻くも良し、泳ぐも良し。

9/11 10:59

ときどきプールが現れる。
泳ぎすぎると先に進まないので注意。
流芯左を直登できそうだったが、ヌメって落ちると嫌なので巻いた（気がする）

9/11 11:47

これは事前情報で知っていた函。エモーショナル。
泳いで行っても楽しいのでしょう。泳ぐのか。泳がないのか。

9/11 11:48

チャレンジャーの背中。
この後、左岸に補助ロープ付きの巻き道があったので速やかに巻きました。チャレンジとかしません。

9/11 11:59

下りもロープ付きの巻き道で滝上部に降りられました。

9/11 12:16

函の滝のイメージしかなかったので、その後も滝が出てきて吃驚。
左岸にルートあり。ビビッて大巻きしなくてよかった。

9/11 12:23

古い砂防ダムを越えて崩れ跡を林道に上がる。
砂防ダムの水抜き穴を抜けることができたらしいが、今回はびっちり枝が詰まっていて通過不可。
脇を抜けたら脱皮したばかりの蛇が昼寝中だった。

林道跡をダラダラ下る。分岐一か所あり。
これもまた、SAWAの楽しみ。
ここにきてやっと、一年以上会っていなかったことに気づくポンコツぶり。

9/11 12:57

秋茜。

9/11 13:16

このあたりに車を回しておくと楽？（歩いても大したことはない）
やっぱり「オロエン」川でなく、「オロウェン」川と呼びたい。

9/11 13:43

駐車スペース近くに野生？のホップを見つける。
ビールに入れて呑むと美味いらしい。

汗と沢水で濡れた体から、饐（す）えた臭いがするので、深川方面へ15分ほど車を走らせ、「深川温泉イルムの湯アグリ工房まあぶ」（長い）へ。
途中、トトロ峠の猫バスも見学。なつやすみといえばジブリは外せないので。

撮影機器：

α7 III ILCE-7M3 ボディ SONY

装備

個人装備

ツェルト(1) ロープ(8mm×40m) カラビナ(3) スリング(3) 沢靴 沢靴下 沢タイツ(1) 上着 沢グローブ 防寒着 着替え 行動食 昼食 非常食 ハーネス(1) ヘルメット(1) 救急セット リペアキット

感想

taxi

「そのうち、一緒に沢に行こうね」

なんとなく、そんなゆるりとした約束をした、あなたとあなたとわたし。
すぐに実現するかと思っていたけれど、転職や転居、なにかとライフイベントがあり、山に行くどころか三人揃うことも少なくなっていた最近。

ひさしぶりに、一年以上ぶりに全員が揃う、半日の逢瀬。どっか行こうぜ。
約束したころは、黒岳の白水沢を遡るつもりだったのだけれど半日ではちょっと荷が重い。

「コンパクトで、『ゆるふわ』で楽しい沢が旭川にあるって」
三人とも行った事がない。標準タイムは4時間くらい。うってつけ。

9月も半ばとは思えない、残暑厳しい好日。当日。
年齢も性格も装備も、何もかもバラバラな三人。ずぶぬれ志願者もいれば、できるだけ水に入りたくないヤツも。
それぞれ好きに登ればいい。好きなペースで歩けばいい。
誰も下見なんかしていない。次は何が出てくるのか、どのあたりで終わりなのかもよくわからずに、ただ「犀の角のように」歩みを進める。

「最後、ダムの水抜き穴をくぐってゴールなんだって」
「生まれ変わっちゃうかもね」
ラスボスのように現れた、でも朽ちてちょっと所在なさげな砂防ダムの、その穴は流木でびっしりとふさがれていた。

「ま、そう簡単に生まれ変われるもんでもない、と」
つぶやいて回りこんだ砂防ダムのくぼみに、小さな蛇が脱皮を終えて気持ちよさそうに眠っていた。お前、生まれ変わっとるやんか。いいな。


近くの温泉で汗を流して、風呂上がりのぬるい風を浴びたら、またそれぞれの暮らしに戻っていく。手を振りあって別れる。

「また、どこか行こうね」「また、遊ぼうね」「元気で」「またね」「またね」