安達太良山に塩沢から■森→沢→火山

2023年09月16日(土) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 9.0km
• 登り: 1,013m
• 下り: 429m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:27
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:35

6:36 塩沢登山口
6:51 6:51 馬返し分岐
7:49 7:50 三階滝
7:54 7:54 相恋の滝
7:55 8:03 屏風岩
8:04 8:05 相恋の滝
8:10 8:21 八幡滝
8:24 8:24 天狗岩
9:46 9:47 塩沢分岐
9:54 10:02 くろがね小屋
10:51 10:58 峰の辻
11:29 11:46 安達太良山
12:26 12:26 仙女平分岐
12:54 13:08 薬師岳
13:11 あだたら山ロープウェイ山頂駅

天候

くもり，たまに雨粒ぽつぽつ。峰ノ辻のちょっと下から上はガス。風ほとんどなし。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・あだたら高原スキー場に自動車1台をデポし，二本松塩沢スキー場駐車場に回って入山。
・二本松塩沢スキー場の駐車場は草地で広いです。無人，無料です。

コース状況／危険箇所等

（塩沢登山口〜くろがね小屋）
・よく整備されています。標識・赤テープ等を見ていれば間違わないと思います。
・登山口からしばらくは平たんな森の中の道。三階滝分岐の手前からトラバース道になり，三階滝分岐〜屏風岩間に桟道・鎖のあるトラバース数か所あり（どれも短いです）。八幡滝からしばらくは沢沿いの道で6〜7回，小橋・飛び石の徒渉あり（簡単です）で，増水時は通行不可になります。沢沿いといっても道は全般に巻き道で，沢の中を流れに沿って歩くところはありません。
・塩沢コースでは誰にも会わず，メインコースのにぎわいとは無縁でした。
・あだたら山ロープウェイ 片道1200円，モンベル割・JAF割あり。

その他周辺情報

・あだたら山ロープウェイではゲレンデ内にイルミネーションを設けて，ロープウェイの夜間運転をするイベント営業を，週末ごとにやっているようです。

写真

9/16 14:44

塩沢登山口は，ゲレンデの下を山に向かって進んで入山します。

9/16 6:52

最初はずーっと森の道です。「馬返し」の標識のところで僧悟台経由の道を分けます。「/30」の表示はくろがね小屋が「30/30」になっています。

9/16 7:03

ガスが流れてきて幻想的に◎　そして，

9/16 7:10

シシ神様の登場。（まぼろしです(^^;

9/16 7:40

三階滝への分岐の手前からトラバースの道になり，この分岐から屏風岩までの間に鎖・桟道のある岩場の短いトラバースが2，3回出てきます。

9/16 8:02

屏風岩から正面にみおろせる滝は，「相恋の滝」というらしいです。ソーレン？

9/16 8:13

本コースのハイライトのひとつ，八幡滝。優美な感じのする場所です。

9/16 8:16

漆黒の安山岩をざーっっっっと落ち続ける水。

9/16 8:35

八幡滝から先のしばらくは，沢を何度も渡る楽しい道です。ここでは右岸側の左奥に向かうと，すぐ先が巻き道に登る鎖場になっています。

9/16 8:44

ここは右岸側から左岸側へ。「五の橋」との標識がありました。22/30。

9/16 8:47

ここに「荒竜岩」の標識がありました。（地形図上の場所と違っています）

9/16 8:53

ここで左岸側にわたると，しばらく森の道になりました。

9/16 9:38

進んでいくと，沢が埋まって湿原状になった場所が何度か垣間見えてきて，上流部に来たな，という感じがします。

9/16 9:47

メインルートに合流してくろがね小屋さんが見えてきました。お山はガスのなかです。

9/16 9:56

閉鎖したくろがね小屋さん，今はまだ原形のままです。今年は奥岳からのアクセス路沿いに電源供給の工事をしている段階のようでした。

9/16 11:04

峰ノ辻の下から，ガスの中に入りました。ガスも風情あり。

9/16 11:29

山頂につきました。てっぺんの祠が昨年まではいたんでいましたが，直っていてほっとしました。（小さな祠しかない山頂が好きでした）
ロープウェイ駅に向かって下山しますー。

9/16 12:56

薬師岳から主稜線を振り返ります。ガスは動きません。正面の中腹に，湯川右俣の大滝がよく見えました。

9/16 13:35

ロープウェイ山麓駅の脇にある食堂のメニューがそそりました。「かき氷そば・うどん」というのが斬新だなー。

森の中では，ハグマ類がたっくさん咲いて迎えてくれました。嬉しや。これは福島東部・新潟北部と山形宮城の一部に分布が限られるオヤリハグマで，

一つの頭花に小花（筒状花）がひとつしかつかないハグマは，この種だけだそうです。小花が少ないので，繊細な感じがします。

そして，日本海側でもよく見るオクモミジハグマ。こちらは，ほかのハグマ類と同様に，

一つの頭花に小花（筒状花）が三つずつつきます。

終盤のアキノキリンソウもたくさん迎えてくれました。

中腹以上では，オヤマリンドウが無数に咲いていました。地面に青い星が散らしてある趣き。

勢いのあるゴマナの白い花。

季節柄，実の姿をたくさん見ました。こちらは，実がなりかかりのエゾシロネ。

多分実になってる？ノギラン。

わさわさなオンタデの白い実。

いま時期，いろいろなところで見るウドの実。まだ青いです。

湿地環境にぽつぽつ生えるアブラガヤ。実は茶色に。

夏の間に白い花をたのしませてくれたクロヅルは，いまはわさわさ実になってます。

ツツジ科の木の実三題。ぽつんとコケモモ。

これもぽつんとクロマメノキ。こっそり紅葉がはじまっています。

そしてわさわさシラタマノキ。

ツクバネソウは，実はすでに落ちて，赤く染まった雄しべが残っていました。4と8の造形。

ゴヨウマツが雨しずくを残します。今日は明け方までの雨がうまいぐあいに止んでくれて，のんびり楽しめました。ありがとうございました。

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

blueblu

紅葉前の静かな山の時間をたんのうしました。沢音を遠くに聞く森の道から始まり，水のきれいな沢沿いの道をへて火山景観へ。多彩さが良きでした。