小川山 烏帽子岩左稜線

2023年09月17日(日) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 7.0km
• 登り: 1,025m
• 下り: 1,020m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:06
• 休憩: 0:51
• 合計: 8:57

4:44 金峰山荘
5:20 5:45 1P目取付き
9:49 10:15 三ノ楯
12:46 12:46 18P目先下降地点
13:41 金峰山荘

シングルロープ60m使用。
途中15分ほどロスありましたが、トラブルなく登り終えました。

天候

晴れ　(前日20時頃から雨だったが、岩に影響無し)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道を歩き、看板が出てくると沢方面へ進む。
西股沢を渡渉し、マラ岩への道が左に曲がる所で右に進み、旧林道へ。
50m先にケルンが出てくるので左へ入る。
見晴らしのいいモレーン(尾根)上に乗る。
15〜20分進んで樹林に近づいて行き、目印のテープから僅かに上がると取付き。

コース状況／危険箇所等

各ピッチの終了点は概ね岩や木やカム。
トポは100岩場を参照にしています。
各ピッチの詳細は写真にて。
私が担当したリードは2、4、6、8後半から9、11、13、14、16、18ピッチ。

その他周辺情報

■参考記録　特に下記3つの記録が参考になりました。
　NYAAさん、k-abe317さんが2023年9月11日に上げている記録
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5928242.html
　tomhigさんが2022年6月3日に上げている記録
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4357874.html
　神戸ClimbersClubさんの2018年8月3〜4日の記録
　http://kcc2013.xsrv.jp/houkoku/20180804.html

写真

9/17 4:53

渡渉。まだライトを必要とする時間帯です。

9/17 5:20

1P目取付き。
赤テープから1分ほどの距離です。
2P目は、松の木から右上します。

9/17 6:27

3P目。ダブルクラック。その後バンドを右へ。

9/17 6:41

4P目。真っすぐ。

9/17 7:09

4P終了点から左奥に残置があり、そちらへ進みます。

9/17 7:15

5P目は写真辺りでピッチを切りました。

9/17 8:01

7P目。6〜7Pは明確な境が無い印象です。
8P目本来の終了点手前まで繋げました。

9/17 8:19

9P目。
今回は7〜8P目後半までリンクし、8P残り数メートルから9P目を繋げています。

9/17 8:23

リングボルトが2つ

9/17 8:42

左へ回り込むとハーケンが縦に2つ。
ここを終了点としました。
10P目は写真のようにしゃがんで、左足を先に送って突破しました。

9/17 8:48

いい眺め♪

9/17 8:55

10P目終了点にある杭。やや右側にあります。
私たちはこれを使わず、岩で支点を取りました。

9/17 8:55

11P目。本来一番(?)映える区間だと思うのですが、ちょうど太陽が上がってしまい、、、

9/17 9:03

こんな風に屈曲します。

9/17 9:33

12P目。←の位置が13P目のハンドクラックです。

9/17 9:49

13P目。ハーケンが1つも無い！

9/17 9:54

ハンドサイズなので1〜3辺り中心に使用しました。
初めてのクラックをリード。
痺れたー！

9/17 10:06

登りきって、こんな感じに終了点構築。

9/17 10:15

その後、13P目に含まれる歩き区間。

9/17 10:24

14P目、懸垂。

9/17 10:25

懸垂地点からこの先の眺め。
途中もう1か所懸垂支点があり、本来はそこで切って、中央左のチムニーへ進むのかと思われますが、
60mロープなので一気にコルまで下り、そこから写真右側のチムニーを登りました。
すると、トポ16P目にある懸垂で下りた部分に出ます。

9/17 10:39

一気にコルまで下り

9/17 10:57

登り返す。ザックを背負ったままだと厳しめ。

9/17 11:14

トポの「対面の岩を5m登り返す」は写真右の岩。そこから歩きで、エスケープ地点のあるコルへ。

9/17 11:38

17P目。出だしにちょっと手こずりました。

9/17 11:48

17P目終了点。後ろは3ノ楯？

9/17 11:45

最後、18P目のワイドクラック。
ここが一番厳しかったです。

9/17 11:48

まずは1段上まで。
何とか正面向いたまま上がれました。

9/17 11:53

ザックを下ろし、空身になります。
横を向いて、手と足をそれぞれ正面・背面につき、ジリジリ登ります。
左側にハーケンが1か所あります。
そこから先は、右手ガバを掴み、左手を上部のカチにかけ、
一気に態勢を変えて左側カンテに乗り込みました。

9/17 12:01

途中カムを2ヶ所、1つあったハーケンの計3か所支点を取りました。

9/17 12:14

上からみるとこんな感じ。狭いので上段は写真右側のカンテに出ます。

9/17 12:30

全18ピッチ、完登出来ました。。。
後は歩いて

9/17 12:46

踏み跡を辿って下山。
疲れたー💦

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

共同装備

シングル60m

感想

kame3ma

小川山にある烏帽子岩左稜線。
奥さんが数年前に行ったときは途中から雨に降られ、16P目終了点からエスケープ下山したそうで、今回はそのリベンジ。

全18ピッチ(岩稜歩きや懸垂も含む)という長さも、クラックのリードも初めて。
クラックの経験は、東京・三鷹にあるクライミングジム「ジャムセッション」で
数年前に講習を受けたこと、城ヶ崎で1日トップロープをやらせてもらったくらいなため、13P目のハンドクラックは緊張しました。
18P目のワイドクラックは、(体の硬い私は)足を張るという状態が厳しく、攣りそうになる足を交互に張り替えながら、何とかズリズリ上がりました。
攣る恐怖と戦ったこちらの方が、個人的には辛かったです💦