総社市 龍王山〜狸岩山 古墳&岩窟巡り
- GPS
- 04:32
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 433m
- 下り
- 441m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
龍王山はかすかに踏み跡があるのですが、全体的に登山道は無いに等しいので、ヤブコギを強いられます。人家に近い所には害獣用の仕掛けが施されています。注意が必要です。と言いながら自ら引っかかってしまいました(*_*)。また、イバラが所々にあるので、かなり痛い目に遭いながら進まなければなりません。複数で行く場合はヤブコギになれ、ルートファインディングに長けた人にトップを任せるとよいでしょう。龍王山は上級者向けだと思いますが、古墳の宝庫<写真参照>でもあり、頂上からの景観もまずまずです。 狸岩山は倉敷北部縦走コースとかぶる道(東西ルート)は非常に整備され歩きやすいです。南北に延びているルートは不明瞭ですが、ヤブコギを強いられるレベルではありません。ちょっとしたサプライズな発見<写真参照>もあり、楽しいルートです。 |
その他周辺情報 | 龍王山の北側には国の史跡に指定された3つの寺院と古墳があります。備中国分寺跡、備中国分尼寺跡、そして、こうもり塚古墳です<写真10参照>。特に田園風景の中に建つ国分寺の五重塔は、観光地吉備路のシンボル的な存在となっています。この時季は梅や菜の花が綺麗に咲いています。また、運が良ければ日本では観察記録がまれなシベリアからの迷鳥ノハラツグミが見られるかもしれません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
---|---|
備考 | 進行を妨げるイバラを切る剪定鋏があればヤブコギの苦難が多少和らいだかもしれません。 |
感想
今回の山域は事前に情報がほとんど集まらないまま、山行を決行しました。特に龍王山に関しては山道すらあるのかないのかわからないままのチャレンジでした。
アクシデントの連続だった龍王山
龍王山へのアプローチはピークのほぼ真西に来たところで、尾根を直登することになりました。登り始めると踏み跡があり、その踏み跡に沿って登ったところ、数分間歩いたところで、何か木のようなものが足に絡まり転倒しました。木に引っ掛かった記憶がまったくなく、必死に外そうと足をバタバタさせましたが、なぜか外れません。ふと見ると、足に害獣用の罠のロープが靴にしっかりと絡まっていました(・。・)。つまり“地雷”を踏んでしまったのです。まさかこんな所に地雷が仕掛けてあるなんて夢にも思いませんでした。人生初の害獣生け捕り用の罠にはまってしまいました。
龍王山は上りも下りもほとんどヤブコギでした。上りはルートファインディングがそれなりにうまくいき、難なくピークまで達することができましたが、下りはコース取りが非常に難しく、何度も現在地確認をし、歩きやすそうな地形を選び進みました。ところが、行く先々に現れたのは自分の身長ぐらいのシダ植物、そしてイバラでした。でかすぎるシダ植物は足元を完全に隠し、そのため何度も足を滑らせる羽目になりました。また胞子をたくさん飛ばし、なぜかそれに体が反応し、せきとくしゃみが止まりません。一方、イバラは顔、指、腕、太もも、膝、脛など体のあちこちを傷つけていきます。こんなイバラの多い山域は初めてです。やっとの思いで生活道まで出てきたときには、満身創痍という状態でした。
しかし、予想外に古墳が多いところ<写真参照>でしたので、古墳を発見する度につらいことを忘れることができました。結局、この龍王山だけで2時間程費やしました。登山の詳細図には龍王山への南ルートが掲載されていましたが、残念ながら発見にいたりませんでした。縦走を主体としている方にはこの山はお薦めできませんが、アドベンチャーな山行をよしとしている方には刺激的でおもしろい山かもしれません。
狸岩山は特有の岩窟と古墳の宝庫
狸岩山へは地図に示している登り口からアプローチをかけました。最初の川の渡渉点がすぐにはわかりませんでしたが、山道はしっかりとついており、歩きやすいです。送電線と交わる所まで来たときに、突然岩窟が出てきました。中を覗くと写真のような窟が両サイドに分かれていました。下には湧水らしき水が溜まっています。この山域で初めて見ました。小規模ながら存在感抜群です。渓流足袋があればプチケービングでもしたかったのですが、今回は残念ながら覗くだけに止めました。
一方、狸岩山の南北ルートは珍しい古墳の宝庫です。通常、古墳は上に土を被せるものですが、この辺りの古墳は上に石を積んでいるものがいくつか見られます。これは現在岡山県下ではここでしか見られないようです。サイズも形状もばらばらな古墳が散在しており、古墳マニアにはたまらない山域です。
今回は今までの中で三本指に入るぐらいサプライズな、つまり想定外のことを多く経験できた山行でした。体中の傷がその思い出をしばらく継承してくれるはずです(*_*;
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