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Yamareco

記録ID: 6004201
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

十勝岳:悪天候により昭和火口で撤退

2023年10月02日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:53
距離
8.1km
登り
804m
下り
801m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:18
休憩
0:33
合計
4:51
6:44
30
7:14
7:14
22
7:36
7:36
12
7:48
8:03
55
8:58
8:59
32
9:31
9:35
45
10:20
10:31
7
10:38
10:38
21
10:59
10:59
34
11:33
11:35
0
11:35
望岳台
天候 曇り→雨→暴風+雨+あられ(最大風速18mの予報)
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
望岳台に駐車。
トイレ、休憩スペース、簡単な登山届、靴洗い場あり。
コース状況/
危険箇所等
歩いた範囲で危険と感じる場所なし。
強いて言うなら避難小屋まで黄葉が多く、岩に塗られた黄色ペンキが目立たない箇所があった。
宿で5時に起床し確認した予報。
昨晩から変わってない。
日帰りなら絶対行かないが、神奈川県から来たのでとりあえず行ってみる。
2
宿で5時に起床し確認した予報。
昨晩から変わってない。
日帰りなら絶対行かないが、神奈川県から来たのでとりあえず行ってみる。
夜明けの道道966、北海道特有の真っ直ぐな道。
なお滞在していた二日間でネズミ捕りは見なかった。
2023年10月02日 05:57撮影 by  SH-M08, SHARP
1
10/2 5:57
夜明けの道道966、北海道特有の真っ直ぐな道。
なお滞在していた二日間でネズミ捕りは見なかった。
十勝岳望岳台に到着。
左は防災シェルターという名の登山の起点。
床一面が地図。
2023年10月02日 06:40撮影 by  DSC-HX99, SONY
10/2 6:40
十勝岳望岳台に到着。
左は防災シェルターという名の登山の起点。
床一面が地図。
十勝岳に登るという二組のご夫婦と話し、先に登山開始。
上はこの状態なので、行ける所まで行く。
2023年10月02日 06:45撮影 by  DSC-HX99, SONY
10/2 6:45
十勝岳に登るという二組のご夫婦と話し、先に登山開始。
上はこの状態なので、行ける所まで行く。
この時点では風は無い。
2023年10月02日 06:48撮影 by  DSC-HX99, SONY
10/2 6:48
この時点では風は無い。
取り外し式ミトンの中にミニカイロを入れた。
なお防水ではないので昨日の旭岳でぐしょぐしょになった(車と宿で乾かした)。
昨日ワークマンでバラクラバを買ったが、防寒テムレスも買うべきだった。
2023年10月02日 06:52撮影 by  DSC-HX99, SONY
3
10/2 6:52
取り外し式ミトンの中にミニカイロを入れた。
なお防水ではないので昨日の旭岳でぐしょぐしょになった(車と宿で乾かした)。
昨日ワークマンでバラクラバを買ったが、防寒テムレスも買うべきだった。
美瑛岳との分岐。
十勝岳に登頂後、美瑛岳まで縦走してから下るとここで合流する。本日は悪天候なので当然ピストン。
2
美瑛岳との分岐。
十勝岳に登頂後、美瑛岳まで縦走してから下るとここで合流する。本日は悪天候なので当然ピストン。
避難小屋に到着。徐々に風が出てきたので、中で備える。
2023年10月02日 07:49撮影 by  DSC-HX99, SONY
2
10/2 7:49
避難小屋に到着。徐々に風が出てきたので、中で備える。
バラクラバを出し、鼻と口が当たる部分と後頭部に当たる部分にカイロを貼り被る。
ワークマンの防水パンツ「イレナム」を着る。フリースもここで着たかな?
2023年10月02日 07:57撮影 by  DSC-HX99, SONY
10/2 7:57
バラクラバを出し、鼻と口が当たる部分と後頭部に当たる部分にカイロを貼り被る。
ワークマンの防水パンツ「イレナム」を着る。フリースもここで着たかな?
稜線(昭和火口)に着いた途端物凄い風雨+あられになり、少し進んだが危険と判断しこの「3740」ケルンで撤退。
詳細は「感想」で。
2023年10月02日 09:17撮影 by  SH-M08, SHARP
2
10/2 9:17
稜線(昭和火口)に着いた途端物凄い風雨+あられになり、少し進んだが危険と判断しこの「3740」ケルンで撤退。
詳細は「感想」で。
稜線を下り風が弱まった所で場所を確認。
山頂まであと5分ならともかく、あの状態で1h23mも歩くことはできなかった。納得できたので潔く下山する。
2
稜線を下り風が弱まった所で場所を確認。
山頂まであと5分ならともかく、あの状態で1h23mも歩くことはできなかった。納得できたので潔く下山する。
ワークマンのイレナムが徐々に雨を通してしまったのは安物だから仕方無いと思ったが、モンベルのテナヤブーツのGORE-TEXも同様だったのは失望した。
2023年10月02日 09:25撮影 by  SH-M08, SHARP
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10/2 9:25
ワークマンのイレナムが徐々に雨を通してしまったのは安物だから仕方無いと思ったが、モンベルのテナヤブーツのGORE-TEXも同様だったのは失望した。
昭和火口を見上げる。
2023年10月02日 09:55撮影 by  SH-M08, SHARP
10/2 9:55
昭和火口を見上げる。
眼下に避難小屋
2023年10月02日 09:55撮影 by  SH-M08, SHARP
10/2 9:55
眼下に避難小屋
下界に広大な牧場?
2023年10月02日 09:55撮影 by  SH-M08, SHARP
10/2 9:55
下界に広大な牧場?
昭和火口から下るときに登ってきて、自分の話を聞いて共に撤退したご夫婦。
2023年10月02日 10:03撮影 by  DSC-HX99, SONY
4
10/2 10:03
昭和火口から下るときに登ってきて、自分の話を聞いて共に撤退したご夫婦。
奥様に撮ってもらった。
ありがとうございました。
この後すぐにガスったので撮って良かった。
バラクラバ被っていたので髪が変
2023年10月02日 10:02撮影 by  DSC-HX99, SONY
5
10/2 10:02
奥様に撮ってもらった。
ありがとうございました。
この後すぐにガスったので撮って良かった。
バラクラバ被っていたので髪が変
左側に紅葉
2023年10月02日 10:03撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
10/2 10:03
左側に紅葉
避難小屋で休憩して、のんびり下山。
2023年10月02日 10:42撮影 by  SH-M08, SHARP
10/2 10:42
避難小屋で休憩して、のんびり下山。
エゾツガザクラ、ほんのりピンク
2023年10月02日 10:48撮影 by  SH-M08, SHARP
1
10/2 10:48
エゾツガザクラ、ほんのりピンク
白樺
2023年10月02日 11:26撮影 by  DSC-HX99, SONY
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10/2 11:26
白樺
牧場をちょっとズーム
2023年10月02日 11:28撮影 by  DSC-HX99, SONY
10/2 11:28
牧場をちょっとズーム
更にズームするとサイロなどが見えた
2023年10月02日 11:28撮影 by  DSC-HX99, SONY
10/2 11:28
更にズームするとサイロなどが見えた
帰着。もう一組のやや高齢のご夫婦とも再会。
やはり撤退したそうだ。
2023年10月02日 11:34撮影 by  DSC-HX99, SONY
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10/2 11:34
帰着。もう一組のやや高齢のご夫婦とも再会。
やはり撤退したそうだ。
昨晩行ったら閉まっていたのでまた来た、美瑛町の四川料理「ちゃい」。
12時開店で12:15に来たら既に満席だったのでしばらく待った。
2
昨晩行ったら閉まっていたのでまた来た、美瑛町の四川料理「ちゃい」。
12時開店で12:15に来たら既に満席だったのでしばらく待った。
ミシュランガイド(この写真は違ったかも)に載っていた。
期待が高まる
2023年10月02日 12:48撮影 by  SH-M08, SHARP
2
10/2 12:48
ミシュランガイド(この写真は違ったかも)に載っていた。
期待が高まる
担々麺(辛さノーマル)とハーフ麻婆丼のセット(\1200)。
旨いけどどちらも辛いので普通のご飯が食べたかった。
2023年10月02日 12:52撮影 by  SH-M08, SHARP
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10/2 12:52
担々麺(辛さノーマル)とハーフ麻婆丼のセット(\1200)。
旨いけどどちらも辛いので普通のご飯が食べたかった。
帰りの便までまだ時間があるので「白金青い池」へ。
囲った場所に路駐。駐禁の標識は無く交通量ほぼゼロなので問題なし
2023年10月09日 10:18撮影
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10/9 10:18
帰りの便までまだ時間があるので「白金青い池」へ。
囲った場所に路駐。駐禁の標識は無く交通量ほぼゼロなので問題なし
確かに綺麗だが周りは中国人の観光客だらけなので落ち着けない。
2023年10月02日 14:07撮影 by  DSC-HX99, SONY
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10/2 14:07
確かに綺麗だが周りは中国人の観光客だらけなので落ち着けない。
道道966は別名白樺街道。
北海道の運転は快適。
スピードの出しすぎには注意。
2023年10月02日 14:18撮影 by  DSC-HX99, SONY
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10/2 14:18
道道966は別名白樺街道。
北海道の運転は快適。
スピードの出しすぎには注意。
レンタカーを返却。クマー
2023年10月02日 15:10撮影 by  SH-M08, SHARP
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10/2 15:10
レンタカーを返却。クマー
さらば北海道。
また来るかは…わからない。
天気が良いことが確定しているなら来たいが、数か月前に予約じゃ全くわからないしなぁ。
2023年10月02日 16:23撮影 by  DSC-HX99, SONY
3
10/2 16:23
さらば北海道。
また来るかは…わからない。
天気が良いことが確定しているなら来たいが、数か月前に予約じゃ全くわからないしなぁ。
機内から、両神山だ!と思って撮ったら雲だった(苦笑
2023年10月02日 17:38撮影 by  DSC-HX99, SONY
4
10/2 17:38
機内から、両神山だ!と思って撮ったら雲だった(苦笑

感想

大雪山 旭岳からの続きです。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6001333.html

4:30に起床、予報を確認するが前夜から変わっていない。→画像参照
中止か撤退が濃厚だ。

中止の場合旭山動物園で暇つぶしだが、開園時間は9:30。
宿から登山口(望岳台)まで30分で着いてしまう。
例えば6時に着いたら、開園時間まで何すればいいんだ?

答えが出ないまま望岳台へ向かった。
望岳台ではやや高齢と、自分と同世代位の二組のご夫婦と会う。
高齢のご夫婦は出発を迷っている様子、同世代のご夫婦は出発の準備をしていた。
どちらのご夫婦にも行ける所まで行ってみると伝え、登山開始。

避難小屋の手前で風が出てきたので、避難小屋でバラクラバなどを着装。
再出発、風は徐々に強まるが下からの風なので追い風。

しばらくすると雨がパラパラ。
デジカメが非防水なのでザックに入れる。
ザックカバーが無いので一度トレントフライヤーを脱ぎ、ザックを担いで再び着て濡れないようにする。
フードを被り、紐をきつめに引いた。

稜線(昭和火口)に出ると、途端に経験したことのない物凄い風。
あられ混じりの雨を体に叩き付けてくる。
前方は数十メートル先までしか見えない。
試しにしばらく進んでみる。
寒さは感じないが、止まったらすぐに冷気が襲ってくるだろう。
進退窮まったらアウトだ。
おそらくこの先、身を隠す岩は無い。
これは危険だ。山で死にたくはない。
下山を決意。

昭和火口へ引き返すが、逆風なので進みにくい。
油断したら飛ばされそうだ。
体を屈めながら一歩一歩進んだ。
あのまま進んだら、復路はこの逆風の中をずっと歩くことになったのか。

稜線から下りスマホを出し、位置を確認するとCTで山頂まで1h23mだった。
あの強風と雨の中を1時間以上…絶対無理。
撤退すると「何とか行けたんじゃないか?」という考えが頭をもたげてモヤモヤすることがあるので自分を完全に納得させるため確認したが、今回は完全に納得できた。

同世代のご夫婦が登ってきて様子を聞かれたので説明。
昭和火口まで登れは納得できるので行ってみることを勧めたが、自分の説明だけで撤退することを決められた。

下山中は晴れることもあったが再び曇り、望岳台に着くと雨。
ご夫婦二組と再会し、どちらからも「リベンジしましょう!」と言われた。
あるとしたらトムラウシと、かなぁ。
でも、もう悪天候はヤダ…。まぁ追々考えよう。

十勝岳を見上げると変わらずガス。おそらく状況は同じだろう。
そして望岳台も雨。
「下山して見上げると山頂が晴れている」
「下山すると下界は晴れている」
は山あるあるだが、どちらも無いので悔しくない(笑)

カップ麺とお湯を持ってきていたが時間に余裕があるので食べず、昨晩行ったら閉まっていた四川料理「ちゃい」へ向かった。
12時開店で12:15に着いたがすでに満席。

外で若者(という言葉を使うことになったか、自分も)3人組と待つ。
気さくな女の子二人と男一人。
広島から来て住み込みでトウモロコシの収穫のバイトをしていたが、終わって仕事が無くなったので、これから広島に仕事をしながら帰るという。
そういう気ままな青春もいいね…。

担々麺は旨いが本場?の辛さだった。次回があれば辛さ最弱で。

まだ帰りの便まで余裕があったので「青い池」を見てからレンタカーを返却し、旭川空港から羽田へ。
結局この日は下界も雨が降ったり止んだり。一時強く降った。
なお、次の日も一日雨の予報だったので、予備日があったとしても登頂は無理だっただろう。

羽田へ着くとムワッとした空気。
北海道は爽やかだったなぁ。
空港の🅿からバイクで帰宅。電車より圧倒的に楽で正解。
なお駐車場代は二日で¥1000だった。

十勝岳を登頂できなかったのは残念だったが、あの状況で登れる人はいなかったのではないかと思う。
万が一登頂できたとしても下山できなかっただろう。
ちなみにこの日の夜から翌朝までは雪の予報だった。

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体力レベル
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